レーヴァティン
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第二百六十二話 神託の時その六
「お前もな」
「水風呂に入るとか」
「一気に冷えてな」
そうなってというのだ。
「またすぐにここに入られるぜ」
「わかった、ではな」
「俺も出るな」
「お前もか」
「かなり汗かいてるだろ」
久志は笑って今の自分を見せた、見れば実際に全身から汗を滝の様に流している。
「もう限界だよ」
「そうか、ならな」
「水風呂もな」
「共に入るか」
「そうしような」
こう話してだった。
二人でサウナを出てかかり水をしてだった。
その傍にあった水風呂に入った、すると実際にだった。
「これはな」
「かなり冷たいだろ」
「限界まで熱くなっていたが」
サウナでとだ、英雄は久志に応えた。
「一瞬でな」
「冷えてきてるだろ」
「ああ」
その水風呂の中で話した。
「そうなってきている」
「それがこの水風呂なんだよ」
「冷たいか」
「水温十五度だったな」
「それはかなりだな」
「起きた世界のスーパー銭湯だと十六度でな」
「かなり冷たいな」
英雄も言った。
「それで」
「そこからさらにだよ」
「一度低いからか」
「風呂の温度は一度でな」
それでなのだ。
「かなり違うからな」
「だからだな」
「この水風呂はな」
「相当なものだな」
「ああ、肌それも身体全体でな」
入浴してというのだ。
「感じるからな」
「一度でも違うな」
「そうだよ、頭にどんどんくるだろ」
「冷えてきた」
「だからもうすぐにな」
「身体が冷え切るな」
「それでだよ」
冷え切ったうえでというのだ。
「またな」
「サウナに入るな」
「そうしたらいいさ、湯舟にもな」
こちらの風呂にもというのだ。
「入る時にはな」
「ここにだな」
「合間に入ってな」
熱くなってくればというのだ。
「冷やせばいいさ」
「そうだな」
「酒も抜けてきただろ」
「サウナで汗をかいてな」
「水風呂で冷やしてな」
今の様にしてというのだ。
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