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レーヴァティン

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第二百五十四話 両者の再会その六

「向こうは刺身に天麩羅を持って来るだろうな」
「そしてお寿司だね」
 剛が言ってきた。
「こちらもあるね」
「そうだろ、寿司も食いたいよな」
「うん、凄くね」
 剛は久志に微笑んで応えた。
「こっちの世界じゃ食べたことがなかったからね」
「そうだからな」
「実は僕お寿司大好きなんだ」
「そうだったか」
「握り寿司が好きでね」 
 剛はさらに話した。
「トロがとりわけね」
「好きか」
「だから向こうが出してくれるなら」
 その寿司をというのだ。
「是非共ね」
「食わせてもらいたいな」
「うん」
 久志に笑顔で答えた。
「是非ね」
「そうか、実は俺もな」
「お寿司好きだね」
「握り寿司がな」
 こちらの寿司はというのだ。
「あとちらし寿司もだよ」
「好きなんだ」
「大抵のネタは大丈夫だ」
 食べられるというのだ。
「それこそな」
「そうなんだね」
「ああ、だからな」
「お寿司をだね」
「食いたいからな」
 だからだというのだ。
「あっちにも言うな」
「そうするんだね」
「それでこっちもだよ」
「美味しいもの出すね」
「パスタやステーキにな」
 剛に笑顔で話した。
「その他のものもな」
「用意してね」
「ワインだってな」
 酒の話もした。
「用意するな」
「それで美味しいものも飲んで食べて」
「条約を結ぼうな」
「海の魔神を倒す為に」
「絶対にな」
 久志は笑顔で言っていた、そして使者は東の浮島に戻って英雄に彼の考えを伝えた、そうするとだった。
 英雄は使者にこう答えた。
「ではこちらもだ」
「この浮島の馳走をですか」
「酒もな」
 こちらも忘れていなかった。
「持って行く」
「そうされますか」
「勿論料理人もだ」
 この者達もというのだ。
「連れて行ってな」
「作らせるのですね」
「そうする」
 実際にというのだ。
「そうする」
「では」
「そうした用意もしてな」
「西の浮島に行かれますか」
「こちらに招いてもよかったが」
 それでもと言うのだった。 
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