レーヴァティン
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第百三十五話 趨勢は決したがその八
「部活で生徒に暴力を振るってな」
「その恐怖でたいな」
「従わせる様な奴がいたが」
「その屑教師を見てたいか」
「ああはなるまいと思ってだ」
そのうえでというのだ。
「そいつの暴力を振るう動画を撮ってだ」
「そしてたいか」
「そのうえでだ」
さらにというのだ。
「ツイッターで晒した」
「それで暴力教師はクビたいか」
「後は特定班とやらが中学と実名、住所もな」
「全部たいか」
「突き止めてくれた」
ネット上にいる彼等がというのだ。
「そして学校、教師の世界にもいられなくなってだ」
「辞めたたいか」
「今は何処にいるか」
それはというと。
「わからない」
「自業自得たいな」
「屑は始末するに限る」
まるで害虫を靴で踏み潰した時の様にだった、永湯は素っ気なく言った。そこにある感情はそうしたものだった。
「世の為人の為にもな」
「生徒さんの為にもたいな」
「生徒が迷惑だ」
暴力教師がいてはというのだ。
「屑教師の権利よりもだ」
「生徒の権利たいな」
「そうだ、屑教師一匹の権利なぞ知るか」
考えるまでもないというのだ。
「それよりもだ」
「多くの生徒さんたいな」
「屑は死ね」
英雄はまた言った。
「それだけだ」
「それでこの世界でもたいな」
「屑は始末している」
「処刑ばして魂も消して」
その処刑も火炙りや鋸引きといった残虐なものだ。極悪人は苦しませてゆっくりと殺せという考えなのだ。
「死体も焼き捨てているたいな」
「屑には墓場も不要だ」
やはり吐き捨てる様に言う。
「一切な」
「まさにそれよりもたいな」
「善良な者の権利だ」
「加害者の権利は不要たいな」
「被害者の権利こそ守るべきでだ」
加害者のそれはというのだ。
「何を守る必要がある」
「屑の権利は守るものではなかとね」
「徹底的に踏み躙り潰すものだ」
「だから屑教師もそうして」
「そしてだ」
「潰したとね」
「そうしてやった、暴力が権力と思っている奴は楽だ」
やはり冷たく言った。
「頭が回らないし視野が狭いからな」
「それで学校の教師でもたいな」
「どういうことはなかった」
それこそというのだ。
「現場を動画に撮ってな」
「通報してたいな」
「ネット上に晒せばな」
「人生終了たいな」
「そうしてやった、本当にな」
「屑教師は潰すしかないたいな」
「生きていて仕方のない奴は死ね」
社会的にというのだ。
「そうすればいい」
「そういうことたいな」
「この世界でも同じだ、屑はだ」
「徹底的に処刑するたいな」
「そういうことだ、ではな」
「これからもたいな」
「消していく」
この世界の為にというのだ。
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