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ドリトル先生の林檎園

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第五幕その五

「素晴らしいね」
「お茶を飲んでセットも食べてね」
「ほっとしてからね」
「大社に入ろうね」
「そうしようね」
「是非共ね」
 先生はお茶を飲んで、でした。梨とかも食べて。
 それから皆と一緒にお店を出て諏訪大社に入りました、皆は大社の中に入ってすぐに神聖なものを感じました。
 そしてです、こう言ったのでした。
「木と社でね」
「凄くいい雰囲気ね」
「清らかでね」
「神様がおられる場所だってね」
「肌で感じるよ」
「うん、日本の神々が座している」
 先生は目を閉じる様なお顔になって言いました。
「そうしたものを感じるよ」
「そうだよね」
「僕達もそうだよ」
「平安神宮や春日大社は三輪大社とはまた違うけれど」
「神様を感じるわ」
「日本の神様をね」
「そうだね、神様が座していて」
 そしてというのです。
「そこにいるとね」
「凄くだね」
「神様を感じ取っていられて」
「この中を進んでいくんだね」
「これから」
「これまで他の神社を巡っていた時みたいにね」
 そうなるとです、先生は皆にお話してでした。
 そうして大社の中を巡りはじめました、ですが大社の中は先生が言った通りにかなり広くてでした。
 それで皆でその広さについて言うのでした。
「いや、凄いね」
「凄い広さよ」
「本当にちょっと油断したらはぐれそう」
「そうなるよ」
「はぐれたら大変だし」
「皆固まっていよう」
「先生と一緒にね」
 こう言って皆先生と離れません、すると先生も言うのでした。
「うん、僕もそうしてくれたらね」
「有り難いよね」
「先生にしても」
「僕達と一緒にいたら」
「はぐれないで済むから」
「僕も皆がいなかったら」
 先生にしてもです。
「一人だと困るしね」
「いや、先生は学問だと大丈夫じゃない」
「そちらだと」
「他のことは凄く心配だけれど」
「学問のことについてはね」
「誰よりも安心出来る人だから」
「そうだといいけれど皆がいてくれるなら」
 それならというのです。
「安心出来るから」
「だといいけれどね」
「僕達にしても」
「先生がそう言ってくれるなら」
「それならね」
「そういうことでね」
 実際にと言う先生でした。
「皆一緒にいようね」
「うん、絶対にね」
「誰もはぐれない様にしよう」
「さもないと大変だから」
「はぐれたりしたらね」
「その時は」
「そうなるから」
 先生も真剣です、皆の為に。 
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