魔法少女リリカル☆イリヤ
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3回戦2日目 ヴォーパルの剣
前書き
ゲストというか...CCCをやらないので出したというか
「うーん」
「どうした、奏者よ、マイルームをうろちょろして」
「いやあのバーサーカーっぽいの倒せなくはないんだけど」
「なぬ!?」
「なんですと!?」
「...」
「それだとかなり消耗しちゃうし、あと相手のクラスはバーサーカーじゃないと思う」
「それは何故だ?」
「勘、だけど俺にはあんな英霊がいるとは思えない。いたとしても反英雄ならまだ納得がいくけど」
「そうなるとあのデカブツを倒すのは他の手で頑張るしかありませんね」
うーん、名前さえ分かればなんとかなるかもしれないけど
「とりあえずマイルームから出るか」
「お供するぞ奏者よ」
「ついていきますー!」
「私はもう少し休んでいるよ」
外に出て...どこに行こっか?図書室...にしては情報が少ない。それにあの二人のありすが気になる
「...」
クイクイと引っ張られる
何事かとみたら昨日の少女が
「うわぁ!?」
「あれ?お兄ちゃんビックリした?」
「ビックリというか恐かった」
「?ねぇねぇお兄ちゃん!かくれんぼしよう!」
「かくれんぼ?いやそれどころじゃ」
「お兄ちゃんが勝ったらなんでも聞いてあげる!」
....ん?なんでも?じゃああのデカブツを退けてくれるかもしれない。いや、それだともし次に出てこられたら下手したら一対二を喰らう、それは避けたい、ならここは情報だな
「俺が勝ったらあのデカい奴の事教えてくれる?」
「ジャバウォックの事?」
「ジャバウォック?もしかしてアイツの名前?」
「うん、ジャバウォックはジャバウォックだよ?」
う、うーんジャバウォックがゲシュタルト崩壊しそう。それよりこの子は勝負もせずに情報をバラしたぞ。情報を手にいれた以上関わる必要はないのだが....子供の相手くらいいっか
「んじゃ1分数えるから隠れてね」
「わーい!絶対ありすの事見つけ出してね」
と、シュンと消える...え?
校内で転移とか出来ましたっけ?
ポカーンとしてると
『ご主人様?そろそろ1分経つかと』
いけないいけない。早速探しだそう
「二人はいそうな場所わかる?」
「うーむ、教壇の下とか?」
「女子トイレ」
「うっ、さ、最悪女子トイレは二人に霊体化して入ってもらうよ。さて一階に...はいるはずないよな。じゃあ二階に行くか」
図書室
「おや?こんにちは、総刃さん。慌ててどうしたんですか?」
「いや今対戦相手とかくれんぼ中でさ」
「成る程、それで探していると」
「ここに少女が来なかった?」
「いえ、来てませんね。ガウェイン....ガウェインも二階でそれらしき少女は見ていないと言っています」
「ありがとうございました」
となると三階、もしくは屋上か
三階に上がるとラニさんが
「ラニさん少女見かけなかった?」
「少女...ですか?先程そちらの奥に向かって行きましたが」
「そうですかありがとうございます」
「あ...なんでしょうか...彼を見てると熱いものが込み上げてくる」
廊下の奥、アリーナに入るような所にありすがいた
「見つかっちゃった」
「ふぅ、かくれんぼって意外と疲れるな」
[それはお前が年相応の遊びをしてねぇからだろ]
「!お兄ちゃんの腕のやつ、喋った!?」
「え?あぁ、相棒のゼロだ」
[ゼロだぜ、よろしくな]
「ちょうだい!」
「ダメ、これは宝物と同じくらい、いやそれ以上に大切なやつだから」
ゼロがいないと俺は何も出来ない。それは変身ヒーローでも変身アイテムが奪われたりといった事があったりするようにだ
ゼロがいなくなると交差しか俺に手は残されていない
「ぶぅーお兄ちゃんのケチ」
「ケチでいいよ、それよりジャバウォックの事教え」
「ダメよありす」
「あ、アリス」
「これ以上はお話ししてたらママに怒られちゃう」
「それはいやー、お兄ちゃんばいばい」
「あ、消えた...」
「何か騙された気もしますねぇ」
とりあえずジャバウォックの事調べるか
再び図書室に来る、レオさんはいない
ジャバウォックジャバウォック...ってそんなのないか。ここは殆どが英雄に関しての本だ
そんなのあるわけ
「どうした。少年」
「いや君も少年だろ」
「ふはははは、俺が少年だと?確かにみてくれは少年だろうな。だが中身は違うつもりだぞ?」
何を言ってるんだ?
「それは貴様も同じであろう。転生する英雄など聞いた事のない。いやはや世界はつまらないようでおもしろい」
「っ!?」
コイツ!
「警戒するな、どうせ俺が勝ち残ったのも奇跡も奇跡、ここで会ったが縁、何か探し物をしていたのであろう?」
「あ、あぁジャバウォックについて」
「ジャバウォック...か何故そんなゲスな生物の事が気になる?」
「いや対戦相手がアリーナの通路を邪魔するために召喚したのがジャバウォックでさ」
「ふん怪物を召喚するとはキャスターか?まぁいいどちらにせよソイツは早めに倒した方がいいな」
なんだろう、コイツの語り口、まるで
「だが史実のジャバウォックと姿形は違っただろう?」
「いや史実なんて知らないし」
「見てくれは奇形の怪物よ、しかし剣で簡単に倒れたなどと言うくだらん話もあるな」
「剣...ねぇ」
「もしその言ってる奴が本当にジャバウォックだとしたら童話通りにいけばよい」
「えっとつまり?」
「知らんのか阿呆め、ジャバウォックはヴォーパルの剣で倒された。ならばこちらもヴォーパルの剣で倒すまで」
「へぇ、でそれはどこにあるんだ?」
「知らん」
知らんのかい!...うーんこれじゃ手の出しようが
「ヴォーパルの剣は錬金術で作れる。確か三階に錬金術師がいたろう」
「え?...もしかしてラニさんの事?」
「名前など知らん、だがお前の思う奴であってるであろう。だが行っても無駄だろうがな」
「なんでわかる?」
「錬金術だぞ?わからんか?錬金する為の物がないではないか」
「あ、でもダメ元で聞いてくるよ。じゃ」
「ふん、根っからの主人公体質か、確かジャ○プとかいうマンガとやらに主人公の定義があったな。いや物語の定義か?ふんくだらん。悲劇なくして美しい物は完成せん。凡族は理解すらできんか」
「おーいラニさーん」
「どうしました?そんなに息をきらせて」
「はぁっ、ヴォーパルの剣って作れる?」
「ヴォーパルの剣ですか?はい、師から学んでおります。特定対象のみに効く魔術礼装だと」
師?師匠の事かな?
「お願いします!作って下さい!」
「いいですが物は?」
「へ?あぁ錬金術に使うアイテムの事ね....ないです。何か宛とかあります?」
「そうですね....マラカイトなどがあれば作れるでしょう。」
「マラカイトね、探してくる!」
「あ...そう簡単に見つかるような物ではないのですが...」
マラカイト....凛さん、あー元の世界の凛さんから聞いた事がある。別名孔雀石は緑色の単斜晶系の鉱物で、もっとも一般的な銅の二次鉱物であると、宝石とかそういう類いなら凛さんだよね
「凛さん」
「何かしら」
「マラカイト持ってません?」
「マラカイト?持ってるけど何必要なの?」
「はい!なんとかして譲って貰えないでしょうか」
「....そうね、」
いけるか?
「ダメ」
「え」
「魔術師にとって大事な事は?」
「等価...交換ですよね...俺に出来る事ならなんでもします」
「じゃあ私の対戦相手倒してきて」
「え」
「冗談よ、自分の敵くらい自分で倒すわ。うーん。なら購買に入ったルビーなんてどう?」
...ルビーには...嫌な思いでしかありません
「分かりました...買ってきます」
「ちょ、ちょっと!聞いてるの!?凄く高いわよー...て、行っちゃった」
【購買部】
「ルビールビー、あった」
大粒のルビー 5,000,000PPT
高っ!そりゃ宝石だから高いと思ってたけどさこれほどまでとは
「あー、そちらのルビーですか?何かの手違いで入荷したみたいなんです。こんな高価な物だれが買うんだろ?」
「あー一つ下さい」
「え?君お金持ってるの?」
「はい」
端末を翳す、チャリンと音がなりルビーの金額が0になる
「うわぁ...すごい...この前のオレンジの人みたい」
「ははは」
『まさか本当に役立つとはな』
『残しておいて正解でしたね』
早速凛さんの所へ
「あら早かったじゃない。ダメだったでしょ?」
「はい」
「そうよね、子供がそんな大金持ってるわけ...え?」
「だからはい」
※文字だけじゃ分かりにくいですが声のトーンが違います
「嘘...あんた泥棒でもしたの?」
「そんな事しません!正真正銘本当のルビーです」
「まさか本当に手に入れてくるとは...貴方実はお金持ち?」
「まぁ一回戦で貯めまくったので」
「まぁいいわ、等価交換成立ね、はいマラカイト」
「ありがとうございました」
「底知れない子供ね」
今度はラニさんの下へ
「見つけたんですか?」
「はい!マラカイトです」
「本物ですね、分かりました。今から錬成しましょう」
見てると自分では何をしてるか分からなかった。けど一本の剣が出来た
「これがヴォーパルの剣です。ですが、私の力ではこれの効果が発揮されるのは一度が限界でしょう」
「ありがとうございます!」
「いえ、礼にはおよびません。この間私に力を貸してくれたではありませんか」
「そう...ですね、でもありがとうございます。では」
よし、これを持ってアリーナへ入る
最奥まで行きジャバウォックがいるところへ
「奏者よ、剣ならば余が使おう」
「そうだね、頼むよ」
「いざ参るぞ!ハッ!」
「!?グォオオオ」
すごい!一撃で沈めた。特攻礼装がこんなにも役立つとは
「あらら、本当にヴォーパルの剣を手に入れるなんて」
「ふふ、本当。いったいどうやったのかしら」
「今度もお兄ちゃんの勝ちだね」
「そうね、じゃあ、次は何して遊ぼうかしら?」
「また考えなきゃ。お兄ちゃん、ばいばい」
消えるありす...その奥の暗号鍵を取り一先ず帰った
後書き
もう誰かわかりますよね
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