ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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停止教室のヴァンパイア
量産型聖剣エクスカリバー創造
『ごちそうさまでした』
俺は今、次元の狭間本家にいる。人間界でいえば金曜の夜、今は全員で夕食を食べていた。特に鈴々・翠・恋・季衣・吉音は、大食い大会でもやってるかのように次々と食べていく。たまに他の人のおかずも食べちゃうから、喧嘩もするが賑やかな夕食だと思った。
月と詠や料理班は、後片付けをする為台所に立っていた。皿を特大食洗機に入れてスイッチオン。特大食洗機は、合計五個設置してあるが俺はダイニングルームを出て、リビングに行ってティータイムをしていた。
ソファに座ってたのは、ルシファー達前四大魔王と元神シャルロット。それと他チームであるISチームと大江戸チームも、紅茶やお茶を飲んで満喫していた。メイド達も各休憩に入っているし、そろそろ風呂の時間だなと思いながらホットミルクティーを飲んでいた。
「ところで簪、ISの具合はどうだ?」
「あっはい、今は絶好調です。私が纏っていたIS、打鉄弐式を更に改造すると篠ノ之博士は言ってました」
「束、俺が発案したのは既に完成済みか?」
「うん、いっくんのお蔭でISは増々強くなる一方だよ。装甲はVPSだし、燃費を良くしたりほとんど武装をビーム兵器にしたよ」
「ここの紅茶は美味しいですわね。前いた世界よりも」
「それはそうだろうセシリア。オリジナルブレンド何だからな。茶葉とかは、確かルシファーが家庭菜園の一環で作っていたよな?」
「ええ、私の趣味であるお花畑が出来たから、今度は野菜や紅茶の原料である茶葉を作ってみたら案外簡単に作れたわね。ところでアグニは?」
「アグニなら食後の運動にと泳ぎに行ったよー。ところで一誠君、下界はどんな感じ?」
レヴィアタンから質問があったので、最近の事を言った。最近あった事、と言えば聖剣についてだったからそれを話した。特に聖魔剣については、ベルゼブブやシャルロットが驚いていた。今の世の中じゃイレギュラーな事が発生しても可笑しくないからな。
「ところで、一誠君も聖剣エクスカリバーや聖魔剣は創れるんですか?」
「聖魔剣は簡単だよ、二本合わせて一本にするからな。聖魔剣の事をツインバスターソードと呼んでいる。聖剣エクスカリバーも創れるけど、大量の魔力が必要だが魔神相剋者は魔力を無限にする事が出来るし、その前に俺は創造神で無限の魔力を持っているから大量生産出来ると思うぞ」
そう言ったら、月がお願いを言ってきたので俺は答えた。
「ご主人様、聖剣エクスカリバーの件についてなのですが」
「どうした?まさか戦闘班の奴らが、欲しいとか言うんじゃないのか?」
「そのまさかです。先週コカビエルとの戦闘で、愛紗さんと華琳さんが使っていたのは量産型聖剣エクスカリバーだと聞きました。威力はご主人様よりも威力は落ちますが、七つの能力が使える量産型聖剣エクスカリバーを量産する事は可能でしょうか?」
「量産型聖剣エクスカリバーを創るのは可能だよ。創造神の名は伊達じゃないし、創る本数にもよるけど何本創ってほしいんだ?」
「でしたら今から出来ませんか?それと欲しい人は、恋姫チームの戦闘班と大江戸チームで剣術が得意な人が欲しいと頼まれました。合計で二十八本ですね」
「可能だな。最終調整は、シャルロットに頼みたいが良いか?」
「はい、私で良ければ力になりますよ。一誠さんは私達の主です、お願いされては断る理由がありません。私は元神ですので、私の聖なる魔力を入れれば完成すると思います。一誠さんは初めから持っていましたが、愛紗さんと華琳さんが持ってるエクスカリバーの最終調整は私がしましたからね」
「善は急げとも言うから、風呂に入り身を綺麗にして大天使化となり、一番集中しやすい所で創造してみるよ」
俺は、立ち上がって自室に行ってから風呂に入った。入浴後、集中しやすいよう黒の戦闘服に着替えて格納庫に向かった。シャルロットは最終調整時に、必要だから早めに就寝した。一番集中しやすい場所は、俺が作業をする場所であり欲しい物の見本として創造する時がある。
大天使化となってから、まず俺の持っている聖剣エクスカリバーをスキャン後、大量創造を開始した。創造終了後、魔力を使い果たす一歩手前まで行っていたのか、疲労困憊である体を進ませながら大天使化解除後、創った剣を空間に入れてダイニングルームへ向かった。
「ちょっと大丈夫?何か力が付くものでも作ろうか?」
「ああ頼むよ華琳。量産型聖剣エクスカリバーを創造した結果体力切れとなった。お腹が減ってしょうがない」
「お疲れ様ですわ一誠さん。何なら私が食べさせましょうか?」
「頼むよセシリア。華琳、チャーハンを頼む」
「分かったわ」
数分後、大盛りチャーハンが来たが匂いに釣られた大盛り組が来て食べようとしたが、愛紗が来て一喝されて収まった。セシリアが、食べさせてくれたお蔭で腹一杯となった。愛紗達はセシリアを見てた。恐らく主である俺に食べさせる事を、とても羨ましがっていた。自室に戻って仮眠を取ったが、創造後は結構睡眠がいる。夜の八時頃だったが、主である俺以外の面子が夕食を食べていた。
「ご主人様はまだ寝てるのでしょうか?」
「恐らくそうだと思いますよ。私は一本で魔力根こそぎ使いましたから、体力切れでして二~三日は寝ていた事がありましたよ紫苑さん」
「お館様の様子を見てくればいいんじゃないか紫苑?」
「そうですわね。一度様子見で、ご主人様の部屋に行ってみますから私の分を取っておいて下さいね焔耶ちゃん」
紫苑は立ち上がって、ダイニングルームから俺の部屋に行ってみた紫苑。ノックしても返事が無かったので、部屋に入ってみるとベッドの上で就寝中の俺がいたので、頭を触れると起きたのか目が開いた。
「・・・・ッん、紫苑か?」
「はい、夕食の時間になっても来ないので様子見で来ました。お体の方は大丈夫ですか?」
「ふわぁあああ、何とかな。ちょいと顔洗ってくるよ」
俺は部屋にある所で、顔を洗ってタオルで顔を拭いた。鏡見たらスッキリした顔立ちだったが、髪の毛がボサボサだった。
「ご主人様、髪がボサボサですから私が整えましょうか?」
「頼む紫苑」
紫苑は、俺の髪を整い始めて五分後には元通りとなった。腹が減ったのか、ダイニングルームに行くとシャルロットがいたので隣に座った。今日はカレーだった。
「やっと起きてきましたか、冷まさないで食べた方がいいですよ。今日は一誠君の好きなカレーです」
「やったね、早速食べようか。食べた後、シャルロットの部屋に行っていいか?量産型聖剣エクスカリバーの最終調整を頼みたい」
俺はその後カレーを二杯おかわりした。相変わらずカレーは美味しいな、スパイスが効いていて辛さも丁度いい。食べ終わった後、シャルロットと一緒に部屋に行こうとしたが二十八本もあるので、リビングで最終調整をする事となった。
ソファに座った後、何故か吉音達とISチームがいた。量産型聖剣エクスカリバーを見たいそうだが、これは俺とシャルロットの集中力によって調整されるまでリビングの外で待てと言った。リビングにある長机に、創造した量産型聖剣エクスカリバーを並べた。
「凄いですね、流石と言ってもいい程な仕上がりです。同じ神なのにどうしてでしょうか?」
「始まりの神と言われた創造神だからな、魔力の色も黄金にして創ってみた。あとはシャルロットの少量の魔力を、この剣達に入れるだけだから頼んだぞ」
俺は喋るのを止めて静かにしたら、シャルロットは一本ずつ魔力を入れてから一時間経過した。最後の剣に魔力を籠めたら、倒れそうになったので俺が受け止めた。
「お疲れ様シャルロット。よく頑張ったなありがとう」
「少し疲れただけです。ソファに座れば、自然と魔力は回復するでしょう」
俺は完成した剣を空間の中に入れて、外にいる面子を呼んだ。さっきまで沢山いたのに、今いるのは詠美・想・結花・平良だけだった。
「お疲れ様です。一誠とシャルロット様」
「俺は疲れてないが、シャルロットはあと少しで魔力切れだったよ」
「それ程魔力を使うんですね」
「ああそうだよ想。あとはお前達の魔力を注げば、自分専用になるだろうがそれは明日にしよう」
「そうね。私も寝るけど、ところでいつ貰えるの?」
「明日の朝食が終わってから、渡そうと思うぞ結花」
「明日か。ワクワクするが、自分専用の剣がもう一振り増えるとはな」
「しょうがないだろう平良、お前達が使ってた刀は所詮峰打ち程度。斬れるくらいの味を持った剣を持たないと、この世界では通用しないからな」
風呂に入ってから寝たが、さっき起きたばかりなので余り寝れなかったが何とか寝れた。次の日になった。日曜日の朝、いつも通り鍛錬してシャワーを浴びた俺は自室に行って部屋着に着替えた。いつも通り朝食を全員揃って食べる事にしてるので、最後は俺だったらしく空いてる席に座って食べる前に発言した。
「皆食べる前に聞いてほしいが、特に戦闘班の恋姫チームと大江戸チーム。昨日量産型聖剣エクスカリバーが完成した。朝食を食べ終わったら鍛錬所に来い。量産型聖剣エクスカリバーを一本ずつ譲渡するが、渡す前に個人の魔力を籠めると初めて自分専用の剣になる。以上だ」
皆は驚きながらも朝食を食べていたが、今日の朝食はパンとハムエッグ。食べ終わった俺は自室に戻って、戦闘服に着替えて鍛錬所へ行く。鍛錬所と言ってもグラウンドだ。グラウンドに着くと、恋姫チームはメイド服ではなく戦闘服を着て集合していた。俺の隣には、シャルロットがいて代表者として愛紗が発言した。
「ご主人様には感謝しています。我々の我が儘に、付き合ってくれた事を感謝申し上げます」
「いいって事さ。ただし量産型聖剣エクスカリバーは、この外史限定として使う事。他外史に行くには俺の許可のみ使用しても良い。基本形態は擬態の聖剣で、自分がいつも通り使っている武器を想像すれば持ち運びしやすい」
鈴々から渡し始めた。空間から一本の量産型聖剣エクスカリバーを出して持つ事で、自分の魔力または気を送る事によって自分専用の剣になる。他者が触れようとすると、持ち手の元に戻るようにしてる。最後のエクスカリバーを譲渡して、自分の魔力を籠めた。恋姫チームは各武器にして、大江戸チームは主に刀だったり短刀にしていたりと様々だ。これで俺達は晴れていつでも戦闘出来るようになった。
「各個人で能力の確認をしてみろ。これからのレーティングゲームに備えて精進しておけ」
恋姫チームとISチームと大江戸チームには、既に黒の駒を与えている。人数が多いので、各ゲームによって変えているが、朱里達は軍師なので俺達だけのオリジナル駒を与えた。チェス用語ではないが、名は『軍師』で『王』の側や仲間の側にいて、作戦を通達したり戦術を考えたりする事。
力は絶対防御で、攻撃されても無効化するようにプログラムした。俺の魔力も籠めているから、身長伸びるなど身体が成長したりする事もある。今日の夜、人間界本家に戻るがそれまでは俺の愛しい彼女達と一緒に過ごした。
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