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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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停止教室のヴァンパイア
  不穏な空気×アザゼルとの観光

人間界本家に戻って寝たら体力・魔力が回復していた。華佗が作ってくれた特製ドリンクを飲んだお陰だろうな、朝になって鍛錬をしたらいつもより鈍っていたが二~三日で元に戻ると思った。そのまま鍛錬を続けたら、ドライグが話しかけてきた。

『おはよう相棒』

「おはようドライグ。次元の狭間本家に戻っていたのに話しかけてこなかったのは、俺が量産型聖剣エクスカリバーを創造してたからか?」

『ああ、相棒が集中を乱さないようにしばらく深い所にいたよ。お陰で力がまた高まった気がするぞ』

「そりゃそうだろな、創造時は神の力を少しばかり使うからか。封印を少し解除しただけで、神器の力も高ぶったように思える。俺が倍加したとしたら、一回でどのくらいになるんだ?ドライグ」

『そうだな~今の状態だと一回の倍加だけで、上級悪魔クラスだと俺は思うぜ。神器は宿主のスペックで決まるようなもんだ、相棒は間違いなく今代最強の赤龍帝だろう』

「その前に創造神だけどな。そっかー、一回でそのくらいだと余り使用しない方が良さそうだ。使わないと味方に迷惑はかけたくない、使う時は出来るだけドライグが加減調整を頼んで構わんか?」

『いいとも、俺の相棒なのだからな。そのくらいやらないと二天龍の俺でも、神罰喰らうかもしれんからな。神器奥で、どれくらい相棒に滅多打ちされたか。回数は忘れたが、アレだけは二度と勘弁だ』

「アレについてはお前とアルビオン次第、まあ今は別にいいけどよ」

独り言のように見えるが、周辺にいる俺のメイド達は相棒と話しているように見えるのでこちらとしては楽だ。他だと間違いなく、精神病院行きとなるのはゴメンだ。朝食を食べ終わって、学校へ行こうとしたらBSメイドのアリエルが手紙を持ってきてくれた。

相手はリアスからだが、何でも俺が次元の狭間本家に行ってる間に訪問があった。俺が次元の狭間本家に行ってる間は、誰にも人間界本家に向かわせない処置として自動的に関所前に弾き飛ばされるようにしている。で、その時の関所担当がアリエルだった。

「どうしたアリエル?」

「ご主人様が、次元の狭間本家に行ってる間にリアス様がこちらに来たのです。ご主人様がご存じの通り、関所前に来られたので伝言として手紙を預かっておきました」

「ご苦労。手紙は車の中で読ませてもらう、では行ってくる」

「行ってらっしゃいませご主人様」

俺は送迎車に乗ってる間手紙を読んだら、悪魔稼業での事らしく契約者が朱乃を指名して来たとの事。そこまではいいんだが、俺を連れて来ないと契約破断になるから非常に困っていると書かれていた。名前と容姿については、朱乃に聞いた方が早いと言うが朱乃曰く俺の友達だと言っていた。

誰だ?朱乃はその契約者を知っている、と見ても構わんと俺は思う。もし俺の知り合いだとしたら、アイツしか思い浮かんで来ない。三大勢力での会談もあるし、そう思ってたら学校に到着したので帰りは電話かメールすると伝えて降りた。

いつも通り授業に出て、昼食食って放課後になった。部室に入ると何やら不穏な空気だったが、いつも通りにして入った。ソファには、小猫ちゃんとアーシアがいてケーキを食べていた所だった。

「よう、アーシアに小猫ちゃん」

「あっ一誠さん。今日は余り行けなくてすいませんでした。部長さんから言われて、しばらく離れてくれと言われたので」

「俺は気にしてないから大丈夫さ、それよりこの空気は何なんだ小猫ちゃん?」

「・・・・詳しくは部長に聞いてください。ご機嫌斜めの様子でしたよ一誠先輩」

「ご機嫌斜め、ね。そうだ、家から持ってきた自家製のケーキ何だけど食べる?」

俺は空間からケーキを見せたら。

「・・・・食べたいです」

と言ってきたので皿に置いた。そ持っていたナイフで、ケーキを七人分に切って一個ずつ皿に乗せた。空間から、お茶セットを取り出して紅茶を作りだして小猫ちゃんとアーシアのとこにカップを置く。

「いい匂いすると思ったら一誠君かい。それにしても美味しそうなケーキだね、僕も食べてもいい?」

「よう祐斗。無論だ、ちゃんと七人分に切ってあるし紅茶も七人分あるからな」

「あらあら、いい匂いの紅茶ですね。オリジナルブレンドですか?それとリアスの手紙を受け取ったようですね」

「よう朱乃。この茶葉は、他本家から取れたものさ。朱乃も飲んでほしい、それと内容は何となくだが把握した。その契約主というのは、俺に用があるらしいな」

「あらあら、内容が把握したのでしたらリアスが来てからの話になりますわね」

祐斗と朱乃が来て、ソファに座って紅茶とケーキを食べた。美味しいと絶賛してくれたら嬉しい限りだな、朱乃は契約主が誰なのか知っていそうな予感がした。部長が入ってきたが、何やらご機嫌斜めらしいが、俺がいるのに気づいたのか俺らの所に来た。

「一誠、あなた土日どこにいたのよ?貴方の家に訪問しようと思って、魔法陣で何回も飛んでみたけど弾き飛ばされたわ」

「悪いな。土日は基本的に、他の本家に戻ってるからさ。機嫌直しとして、俺の手作りケーキを作ってきたからこれで機嫌直してくれ」

すると無言で、ソファに座ったので俺は紅茶を部長の前に置いて切ったケーキを皿に置いて部長の前に置いた。食べたら笑みを浮かべながら食べていたが、ゼノヴィアはアーシアの隣で話しながらケーキを食べていた。ケーキを食べ終わった部長は、満足したのか話し始めた。

「話の内容は手紙でも伝えたけど、どうやら朱乃はもう分かっているらしいんだけど教えてくれなくてね。契約主の指名が朱乃と貴方らしいの、だから朱乃だけでは話にならなくて来た訳なのよ」

「何となくだが話は見えてきた。で、そいつはどんな要望で俺を呼んだんだ?俺の知り合いらしいが」

「それについては、私と一緒に来てくれれば分かりますわ。さあ一緒に行きましょうか『転移魔法陣じゃないのか?』契約主からのご所望なのですよ」

「という訳で、一誠に内偵調査をお願いしてもよろしいかしら?朱乃とワンセットじゃないと契約破棄すると言われているから」

内偵調査、ねえ。何だか嫌な予感しかしないが、内偵調査は今日の放課後から二~三日の放課後から深夜までその契約主の正体を暴いて欲しいと言われた。俺は、旧校舎を出てから朱乃と俺に発信器や盗聴器が仕込んでいないかをチェックした。朱乃の使い魔も、しばらく出さない事を条件にしてバイクのヘルメットを被って契約主のマンションに向かった。

「旧校舎から離れたからいいとして、契約主が誰なのか分かった気がする」

「ごめんなさいね、わざわざこうしたのはお父様の願いでもあるのだから」

「やっぱ相手は、アザゼルか?」

「はい。ですが召喚して呼ばれた時は、目の前にお父様が居ました時は驚きました。契約主がお父様だと知った私は、リアスに隠して貴方を指名するようリアスに進言したのですわ」

放課後の道をバイクで進んでいくが、やはりというかアイツかと思った時は何用だ?いつも会っているんだから、俺の家に来いよと言いたいくらいだが、恐らくリアス達を怒り心頭にさせたいのか?それとも驚かせたいのかなと思った。アイツがいるマンションに到着して、バイクを駐輪場に置いてから朱乃と共に契約主がいる部屋に行った。

「こちらですわ」

「如何にもアイツが住んでるという勘がビンビン来るわ」

扉前に到着した俺ら、周辺に監視がいないかどうかを確認してからインターホンを鳴らした。出たのは姿を隠していたシェムハザとバラキエル。ドアを開けた後、入ってから鍵をかけてから防音結界を張ったけどな。

「シェムハザとバラキエル、これは何の冗談だ?」

「おやおや、やはり一誠さんには一発でバレましたか『当たり前だ。俺を何だと思っているんだ?』伊達にアザゼルと盟友やってれば、自然と分かる事でしたね」

「あははは、やっぱバレましたか。話の続きはこちらで・・・・」

姿を現したのは、一見若者に見えるが擬態前となった副総督シェムハザと朱乃の父親であるバラキエル。リビングに行ってからしばらく経つと、酒と氷を持ちながらこっちに来た浴衣を着ている外国人風、でも俺はすぐにコイツが誰なのか分かったのだった。

「そんなのでは、擬態していないぞアザゼル。擬態すんなら、堕天使の力や風格も封じないとな」

「やっぱ一ちゃんにはバレたか、まあ座っていろ。朱乃はジュースで構わんか?」

「お構いなくですわ、アザゼル様『バラキエルの娘だから呼び捨てで構わんよ』ではアザゼルとお呼び致しますわ」

俺の隣に座った朱乃だったが、バラキエルが運んできたジュースを飲みながらバラキエルは朱乃の隣に座った。そんで俺を呼んだ内容を知ったが、俺的には傍迷惑な事だと思った。それとシェムハザはアザゼルの隣に座っていた。

「一ちゃんを呼んだのは他でもないが、駒王町の詳細な場所を一ちゃんと一緒に歩きたくてな。そしたらバラキエルが朱乃を呼びやがったから、だったら一ちゃんも一緒と言う条件を出したのさ。いつもだと人間界本家だけだろう?」

「つまり俺を呼んだのは、この辺りである駒王町の案内係を頼んできた訳か。リアスが二~三日、内偵調査しろと言われたから何だよと思った」

「それに関しては、私から謝罪をしたいくらいです『お前はいつもこのバカの苦労してるんだな』いきなり総督自らここに住むと言い出したのですからね、ここはグレモリーの管轄だと理解していながらですから」

シェムハザは相当苦労している様子が、よく伝わってくる。しかもここには総督・副総督・幹部が、勢揃いしているんだから驚きだ。堕天使トップが俺の目の前にいるが、俺の前に酒を出されたから飲んでいたけど、しばらく観光をしたいようだとシェムハザが言っていた。

「俺らがここで会談をするのはもう聞いていると思うが、俺達はここをよく知らない。そこでしばらく一ちゃんと朱乃を案内係として呼んだんだからさ、そのハリセンをしまってくれよ?」

「全く俺より朱乃の営業妨害をしていると思われるが、朱乃は単に父親と一緒に居られる時間がないからか?」

「そうですわよ?だからリアスにはこの事をまだ黙っていますの、一誠さんとお父様と一緒ならどこへだって行きますわ」

「これについては私から頼んだから、アザゼル様のお咎めは無しにして下さい。娘と少しでも居られる時間が欲しかった訳ですから」

なるほど、そういう訳ならしょうがないか。バラキエルは、人間界の家と冥界堕天使領に行ったり来たりの繰り返しで、しかも前線タイプの幹部だからかもしれん。という訳で、今日は明日のスケジュールを組んでから、俺は朱乃を旧校舎に戻して家に帰った。明日からやる気しないが、これも仕事だと思いながら帰宅した。

昨日のスケジュール通りにしてから、朱乃と俺はアザゼルのマンション前に来ていた。平日は学校がある為、観光は放課後から深夜までとなり俺は三大勢力とは顔パスで通れるもんだ。朱乃も一緒に来たが朱璃さんまで来ていた。昨日の話をしたら、朱璃さんもこの辺り周辺は詳しいからか案内係を一緒にやる事となった。

「それにしても、朱璃さんと朱乃が並ぶと姉妹にしか見えんな。親子とは見えない程にだがいいのか?アザゼルの案内係をする訳何だが」

「それについては、昨日娘と主人から話は聞きました。主人も無茶を言ったようでしたが、出来るだけ朱乃と一緒に居たいという気持ちは昔と変わらずでしてよ」

「お父様はまだ私が生まれる前には、出来るだけ一緒に居る時間を無茶してまで作ろうとしたとお聞きしましたから」

まあ俺もそう何だが、奏と離ればなれだとそういう気持ちは理解してしまう。そう思ったらアザゼルと護衛役のバラキエルが出てきた、アザゼルはいつも通りの浴衣だった。それも外出用ので、もうそろそろ夏になるのかなと思ってしまうくらいだ。シェムハザは既にグリゴリ本部へ戻って、コイツの代わりとして仕事をしているんだとよ。

「待たせたな、一ちゃんに朱乃。それとまさか朱璃さんまでいるとは思わなかった」

「いつも主人がお世話になっていますわ。お返しとして、一誠さんと案内をさせてもらいますわ。アザゼル」

「という事で車に乗ってくれ、お前の行きたい所をリストアップしといた。まずは娯楽施設でも行こうか」

コイツの行きたい所は、昨日アザゼルから聞いているからだ。全員車に乗ったので、俺は発進させたがアザゼルとバラキエルはリアス達にバレないようちゃんと擬態してる。遭遇しても可笑しくないかもなので、俺からの注文(オーダー)である。最初に向かったのは、駒王町で一番大きなゲームセンターに行った。俺は学生姿ではなく私服だから問題ない。

「ここが、この町でも大きなゲーセンか。一度こういう所は行ってみたかったんだが、仕事ばかりだったのでな」

「さっさと入ろうぜ、お前がやりたい様々なゲームがあるからな」

そう言って俺らは夜まで楽しんだ、バイクレースにカーレースを模したゲームに格ゲーを楽しんだ。夜になったら、学生はこの時間は居てはいけない時間だったので姫島家族を先に家に帰らせた。朱璃の目的は、家族団欒とした事だからな。アザゼルの護衛は俺に一任されて、シューティングゲームや色々なゲームをやっていく内に夜になった。

「ふう~半年分ぐらい楽しんだぜ~」

「こんな時間までやる奴は余りいないぞ?で、次はどこに行くんだ。この時間だとカラオケしかない」

「お、カラオケか。いいねぇ~、って姫島家はどうした?」

「こんな時間まで子供は居られない時間なのでね、朱乃達は家に帰ったよ。あいつらはこんな所にいるより、家族団欒ムードの方がいいとの事だ。お前の護衛は、俺だから文句ないだろう?」

朱乃とバラキエルの目的は、朱璃さんと一緒に居られる時間がないので最初だけは俺らとの行動になるが、この時間になると自動的に帰らせた。朱乃の契約主はバラキエルだからな。その後カラオケでのフリータイムで、歌いまくり初日終了。二日目は駒王町の観光スポット案内となったが、夜になると釣りをしたいとの事なので一緒に海釣りするからと穴場スポットにて釣りまくった。

三日目は、格ゲーのゲーム機版を大人買いしたアザゼルだったからか。朝になるまで遊び尽くした事により、睡眠不足となってしまい学校ではほとんど寝ていた。コイツのコレクターについては、流石と言いたいくらいだ。契約主はバラキエルだったが、結果的にはアザゼルなので報酬は諭吉さんを沢山貰った。バラキエルは、一緒に居られる時間だけなのでプライスレスとなった。 
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