超次元ゲイム ネプテューヌ ~異世界へ行くことになった~
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第4話 異世界から来た親友
僕の今の状況を説明しよう。数日前から友人、真也が死亡したと聞き、ショックを抑えるために、ネトゲでFPSをやっていたのだが、寝落ちしてしまった。そして、起きたら見慣れない場所にいた。で、今どこにいるかというとなんだか広い草原にいる。
「な、なんじゃこりゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ほ、ほんとになんなんだこれ!?おかしいでしょ!?寝て起きたら広い草原だよ!?
「と、とりあえずもっかい寝るか!うん!夢なら覚めるだろうしね!」
げ、現実逃避だって?うっせえ!こうでもしないと頭がおかしくなりそうなんだよ!
これはあれか?世に言う次元転移か!?
「いってえ!!何すんだ!て言うか誰だ!」
なんか、ねっ転んでぶつぶつ言ってたら後ろから誰かに蹴とばされた。
「だって、そんなとこで寝ころんでぶつぶつ言ってるなんて明らかにおかしいじゃない。アンタ怪しい人だったわよ。」
「な!初対面の人にいきなりそういうこと普通言うかなぁ!」
なんか、出会ってすぐの茶髪の子にいきなり、突き刺さる一言を言われた。すごい毒舌でどSだよ!?この子!
「だって、明らかに怪しかったわよ。」
「に、二度も・・・・」
僕がうなだれていると、茶髪の子が自己紹介をしてきた。
「わたしはアイエフよ。あなたは?」
「僕は 村松 零だよ。ぜろ、じゃなくて、れい、ね。」
「そう、なんだか、真也と似た名前ね。」
ん?ちょっとまて、今このアイエフとかいう子、真也って言った!?
「ちょ、ちょっとまって、まさか真也って、あの前髪で目が隠れてるやつ?」
「そうよ。てかなんであんたが知ってるのよ。怪しいわね。」
「真也はどこにいる!?」
「きょ、教会にいるけ「つ、つれっててくれ!」落ち着きなさいよ。だいたい、真也とあなたはどういう関係なの?」
「僕と真也は・・・・・親友だ!」
それは突然の来訪者であった。
「ゲイムキャラさん、それはどういう・・・・」
「言った通りのままです。」
「イストワールさんに聞いたところでは犯罪神というのは、世界を滅ぼし、生きとし生ける者すべての命を奪うことなんですよね?」
「はい。」
「じゃあ僕が世界を滅ぼす可能性があると?」
「はい。なので、その力の使い方には十分すぎるほど気を付けてください。」
「わかりました。」
少し神妙な顔つきになりながら、扉のノブに手をかけようとしたとき・・・
「ブベッ!」
不意にドアが急に開き、俺は潰された。なんでこいうことになるんだああああああああ!と心の中で叫んでいた。すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「真也!!ひさしぶりいいいいいいいいい!」
「だ、だれだって。零じゃねええかああああ!なんでこっちにいるんだああああ!」
そう、あのバカたれ零がいたのだ。
「い、いや、ええとだなぁ寝て起きたら、こっちにいた。」
「えええええ!?」
俺たちが話していると、アイエフが話しかけてきた。
「アンタたち、さっきからこっちこっちってなんなのよ?」
「あぁそれはだなぁ「それは、こいつが頭を打っただけだよ。」って何邪魔してんだコルァ!。」
「ちょっといいからおお前こっち来い!」
「うわ、はなせえええ・・・」
俺は零にこっちの世界の事と、自分の事情を話して、何とか理解してもらった。この馬鹿に5分で理解させた俺は天才だな!
「ということは、なにか?お前はこの世界を救おうとその女神候補生っていうのと一緒に旅をしようとしてるってわけか?」
「そうだ。」
「アッハッハ。そりゃあいいじゃねえか。よし決めた。僕もつれてけ。」
「何言ってんだ危険な旅なんだぞ。」
「何だかわからないけど、こっちに来てからすごい力があふれてくる感じがするんだ。」
「なら、これを止められるのか?」
俺は、これならやめてくれるだろうと零に向かって銃口を向ける。しかし、答えは予想とは違ったものだった。
「いいぜ、やってやる。」
「仕方ねえ。死んでも知らんぞ。」
パン!という軽快な音とともにトリガーを引き弾丸を放った。
「遅い!」
そう言いながら零はなんと、弾丸を指でつまんで止めやがった。
「すげえな、それぐらいなら連れて行ってもいいかな。」
「まじで!?よっしゃあ!」
「ちょ、ちょっと銃声が聞こえたけど、アンタら何してたの!?」
「こいつが弾丸を指でつまんで止めやがった。」
「ええええ!なによそれ!?」
「止めたよ。んで旅の仲間に入れてくれって言ったら入れてくれた。」
「真也こいつを連れていくの!?」
「あぁ実力は確かみたいだしな。」
「で、でもつれて行くのは危険じゃない!?}
「アイエフ~そんなことないよ僕は大丈夫だ!」
「ちょ、ちょっと「僕が大丈夫って言ったら大丈夫だ!」はあ・・・」
「アイエフこいつは見た目以上に頑丈だから心配ないさ。」
「そういうこと!」
「はあ・・・」
こうして零が俺たちの仲間になったのだった。
運命の歯車が音を立てて動き出す。。すでにその歯車の中心に自分たちがいることに真也たちは気づかない。でも、大きく動いていることと、自分たちが中心にいることに気付いた時は、もう遅い。その決断からは逃げられない。
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