戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第一話 大久保少佐!!剣が白銀に輝く漢その十
「本物はいらないのか」
「本物っていいますと」
「まさか」
「ソープランドの無料券位なら幾らでも手配出来る」
実に素っ気なくだ、悪田部は現役高校生にとってはあまりにも刺激が強いものを話に出した。
「それはいいのか」
「えっ、ソープランドって」
「まさか」
「私の愛人達は貸さないがな」
「いや、別にそこまでは」
「流石に」
二人共流石に本物を提案されるとだ、尻込みしてこう返した。
「いいです」
「DTは別の捨て方にしますから」
「流石にソープは」
「俺達高校生ですし」
「そもそも愛人達って」
「悪田部さんまさか」
「私は世界中に愛人がいる」
今語る衝撃の事実だった。
「それがどうかしたのか」
「いや、世界中とか」
「愛人って」
「あの、女性問題はですね」
「政治家としてやばいですよ」
「ほら、人妻とか女子高生とか」
「幼女とかそうした相手も」
「安心しろ、私は未亡人専門だ」
これまた衝撃の発言だった。
「資産家の未亡人だけだ、そして情報は全て隠蔽している」
「うわ、未亡人専門って」
「この人どれだけ強烈なんだよ」
「しかも資産家って」
「何処まで凄いんだ」
「私の趣味だ、単なるな」
それに過ぎないというのだ。
「気にするな。尚このことを調べようとしたバギューン(効果音)新聞の記者がいたが」
「そこ伏字ですね」
「全文字が」
「今沖縄の山で風葬になっている」
「ああ、風葬ですか」
「それはまた文化的に興味のある埋葬の仕方ですね」
「チベット辺りであったな」
その風葬が、というのだ。
「とにかく今は生きてはいない」
「まあとにかくですね」
「俺達はそっちも追加お願いします」
「それはいい、ではな」
「はい、じゃあ」
「宜しくお願いします」
そっちのボーナスもだ、こうしたことも話してだった。
二人はその場でだ、実際にだった。
初変身に入った、それぞれベルトを出して腰に瞬時に装着し。
携帯も出した、尚智は赤で尚武は青だ。
その変身コードを入力した、マニュアルに書いてあったそれをだ。
そうしてだ、それぞれポーズをこれもマニュアルに書いてあったが変身の際のそれも取って二人同時に言った。
「変身!」
「変身!」
この言葉と共にベルトの前の装着部分に着けた、すると。
尚智は赤の、尚武は青のそれぞれ鎧の様なパワードスーツに光に覆われてからその姿を替えた、全関節の部分は二人共銀色だ。
顔や頭も囲まれていて目のところは光になっている、全体的にその姿はというと。当の二人がお互いの姿を見て言い合った。
「副作用なしか」
「爆発とかな」
「変身の時の痛みもないし」
「こういうのは問題ないな」
「それに格好な」
「ああ、それもな」
お互いだけでなく自分の手足も見回しながら言う。
「宇宙刑事か」
「特撮のヒーローそのままだな」
「ビーファイターとかな」
「そうした感じだな」
「念頭に置いて開発した」
実際にモデルにしたと言う悪田部だった。
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