ストライク・ザ・ブラッド 〜神なる名を持つ吸血鬼〜
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観測者たちの宴篇
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緒河 彩斗(おが さいと)
本作の主人公。伝説上の吸血鬼“神意の暁”の力を受け継ぐ少年。私立彩海学園高等部一年B組。
黒髪に薄めの茶髪が混じっている。前髪が目に掛かるくらいの長さで寝癖でところどころ跳ねている。顔立ちは、そこそこかっこいいが性格の無気力さが顔から滲み出ている。浅葱曰く、ちゃんとした格好をすればかっこいいらしい。
性格はとても面倒く下がりやで何事においても基本は、やる気を示さない。
笑うのが苦手でいつも不器用な笑顔になってしまう。
元は本土で生活している何の能力も持たない普通の人間であったが、雪菜が来たときより以前に“神意の暁”の能力を受け継いだ。だが、なぜ“神意の暁”の力を受け継いでいるかは、彩斗自身も記憶が困惑してわかってはいない。
彩斗が“神意の暁”になったことは、ほとんどの人物が知らず、古城も彩斗が吸血鬼ということしか知らされていなかった。“神意の暁”になってからは、古城とともに遅刻と無断欠席の常習犯となり、担任教師の那月のフォローで通学できている。那月は彩斗の正体を知っている。だが、本来彩斗自信が無気力なめんどくさがりやであるから吸血鬼の体質に少し感謝している。
性的興奮で発症する吸血衝動が起きると顔を真っ赤に染めてしまう。
中学時代は、テニス部に所属しており、即座の状況判断能力と広い視野を持っている。身体能力は、元から高いが吸血鬼になってからは、さらに向上し、それに加えて再生能力も手に入れている。他にも、眷獣の魔力を拳に纏わせるなどのことも行え、“神意の暁”が従える眷獣を武器という形に変化させることが出来る能力を持っている。
女性のことに関してはかなりの鈍感で好意を持たれていることに全く気づかない。彩斗の中ではラ・フォリアのキスも吸血衝動のために仕方がなくやったと思っている。
「最善策だから」という言葉をとても嫌っており、吸血する際には相手の気持ちを第一に考えて行動している。
敵などが彩斗の素性を訊いてきたときに「俺は、〇〇の〇〇だ」とその人物と関係を言うことが多い。
例「俺は、この古城のクラスメイトだ」
《聖者の右腕篇》
古城が“第四真祖”ということを知っており、古城と雪菜を追ってオイスタッハたちの事件に巻き込まれる形になる。
古城に雪菜の血を吸うように促し、古城の眷獣を覚醒させた。
アスタルテの寿命を延ばすために自らを魔力源として吸血行為を行うが雪菜にロリコンだと勘違いされた。
《戦王の使者篇》
ヴァトラーの船に招待なしで乗り込み、眷獣の攻撃を凌いだことから彩斗が“神意の暁”であることがヴァトラーにバレることとなった。
そしてヴァトラーが持ち込んだ黒死皇派のテロを防ぐのに巻き込まれる。
古代兵器を止めるために雪菜の血を吸血し新たな眷獣を掌握した。
《天使炎上篇》
那月の攻魔官の仕事に付き合い“仮面憑き”と交戦することとなる。その正体が夏音であることを知り、単独行動へ出ることになる。
その時に友妃から渡されたメモを頼りにラ・フォリアが流れ着いた無人島へと辿り着く。
模造天使となった夏音を止めようとするが漆黒の犬の眷獣によって深傷を負う。
ラ・フォリアの血を吸ったことで魔力を回復させ、新たな眷獣を従えた。
《剣使の帝篇》
夏音が入院している病院へ毎日のように見舞いに行っている中で、逢崎が転校してき、そこで彼女が自分の監視役だと知らされる。
その翌日に夏音が退院し、那月の図らいで彩斗の家で一緒に暮らすこととなった。
《蒼き魔女の迷宮篇》
波朧院フェスタに合わせて来た母親の美鈴と妹の唯を案内するために古城たちとともに空港へ向かい、そこで優麻と出会う。
優麻を止めるため、動きだすが再び現れた漆黒の犬の眷獣に邪魔をされる。
監獄結界の外壁を空間ごと破壊して侵入し、那月に腹パンをくらうことになる。
暴走した“蒼”から優麻を庇おうとして優麻とともに刺されてしまう。
《観測者たちの宴篇》
魔力がほぼカラの状態で仙都木阿夜が優麻の“守護者”を奪おうとした際に一部を奪いとった。
その時に不完全な状態で眷獣を目覚めさせることになり、負傷した優麻を回復させるためにその力を使うが逆に眷獣に魔力を喰われて瀕死の怪我を負う。その時に意識の中で謎の少女と会話することになる。
オシアナス・グレイヴⅡで脱獄囚の一人と戦闘することになるが相手の手が全くわからずに敗北した。
闇誓書で吸血鬼の力を失うが優麻の血を吸ったことで力を取り戻した。
逢崎 友妃(あいさき ゆき)
本作のヒロインの一人。“神意の暁”の監視役として獅子王機関から派遣された“剣帝”の少女。彩斗の監視のために古城、雪菜も住んでいるマンションの彩斗の隣室に住んでいる。
背中の半分くらいの長さの綺麗な黒髪。顔立ちは、年齢より若干幼く見られる。
一人称が“ボク”でボクっ娘である。
雪菜、紗矢華や同様に高神の杜で幼い頃から過ごしてきたため彼女らととても仲が良い。
過去に彩斗と会っているような気がするが記憶が曖昧でそこはわからない。
彩斗がラ・フォリアとキスしているのを見て、不機嫌になるなど好意を抱いているようなところを見せる。
ヴァトラーと仙都木阿夜の言葉によって“神意の暁”の存在に疑問を抱き始めている。
戦闘時は夢幻龍による剣術と幻影そして近接戦闘の武術を用いる。実は、その戦闘技術は吸血鬼の眷獣と素手でやりあえる戦闘力を持つ。
《天使炎上篇》
彩斗の監視役として絃神島に訪れ、ラ・フォリアが流れ着いた無人島の情報を提供した。
監視役ではあるが彩斗の近くではなく今回は遠くから事件を見守っていた。
《剣使の帝篇》
彩海学園の彩斗、古城と同じクラスに彩斗の監視役として転校してくる。
さらに彼の隣の部屋に住むことになった。
《蒼き魔女の迷宮篇》
彩斗たちとともに波朧院フェスタを周る予定であったが空間の異変が起き、事件に巻き込まれる。
優麻の計画を止めるために彩斗と動く。
漆黒の犬の眷獣と戦いで夢幻龍の幻影で彩斗の支援をした。
《観測者たちの宴篇》
彩斗と力が共鳴した夢幻龍によってシュトラ・Dの攻撃を受け止めた。
オシアナス・グレイヴⅡに乗り込んだ彩斗との連絡がとれなくなって不安だった。
仙都木阿夜によって闇誓書の観測者として選ばれることになる。その時にもう一つの世界で見知らぬ少女と出会う。
彩斗と優麻のキスを見て、怒り任せに彼に告白まがいのことをしてしまった。
緒河 美鈴(おが みすず)
彩斗と唯の母親。今は本土で唯とともに暮らしている普通の母親だが、昔は“電脳の姫”と呼ばれている天才的なハッカーだった。実際の年齢よりかなり若く見られることが多い。彩斗曰く、ただ若作りしてるだけらしい。
モグワイと面識があるらしいが、美鈴はモグワイのことを嫌っている。
さらにラ・フォリアとも面識があり、過去にアルディギアを救っているらしい。
ヴァトラーとは過去からなにかの因縁があるようだ。
彩斗は“神意の暁”の力を継いだことを隠しているが美鈴は知っている。
彩斗の口癖のように遠回しに自分のことを説明する言い方はもとは美鈴の口癖である。
怒ると口調がとても荒くなってしまう。
絃神島の最深部の部屋に眠る少女と彩斗の何かしらの過去を知っているようだ。
監獄結界の脱獄囚のローブから“幻想の姫”と呼ばれていた。
緒河 唯(おが ゆい)
彩斗の一つ下の妹。本土で美鈴と一緒に暮らしている。
髪の色は、彩斗同様に黒髪に母親の遺伝で茶髪が薄く混じっている。
小さい頃から武術を習っており、その力は吸血鬼になった彩斗を軽く吹き飛ばせるほどの力を持っている。
人の話をあまり聞かないところがあり、特に彩斗の話は最後まで聞かないことが多い。
監獄結界の脱獄囚、キリガ・ギリカと交戦することになった。その際に炎精霊の攻撃を受け流したり、魔力をまとわせた一撃を放つなどの常人離れした技を使った。
金髪の吸血鬼
金色の髪が襟足まで伸びたチャラいイメージの少年。
監獄結界の脱獄囚であるシュトラ・Dと戦闘を行う。しかし彼の中では暇つぶしにもならないほどだった。
彩斗を何度も襲った漆黒の獣の眷獣の使い手。その咆哮は、“神意の暁”が従える“戦火の獅子”と同等となる。
他にも不可視の壁を出現させる眷獣も使役している。
ローブの脱獄囚
監獄結界に収容されていた魔道犯罪者。仙都木阿夜が脱獄したときに脱獄した一人。
普段から口をあまり開かず、ローブで身体を覆っているせいで性別すらわからない。
絃神冥駕同様に仙都木阿夜の計画を読んでいたのか那月を狙うことはなかった。しかしオシアナス・グレイヴⅡの甲板の上で彩斗と戦闘し、倒している。
その後、キーストーンゲートの地下の最深部へと向かい少女が眠る棺に触れ、監獄結界の手枷を無力化した。
美鈴の過去を知っており、謎の多い人物だ。
眠る少女
絃神島の中枢。キーストーンゲートの地下の最深部にまるで封印されるように棺に眠っていた少女。
何重もの封印術式がかけられており、よほど重要な存在なのだと思われる。
闇誓書の影響で全ての術式が無効化されたせいで侵入をさせてしまった。それでも棺の魔術だけは無効化されなかった。
彼女の棺に触れたローブの手枷が無力化された。
“神意の暁”の眷獣
三番目の眷獣“真実を語る梟”
武器:マント
神々しく輝く翼を持ち、魔力を無力化する梟の眷獣。
触れたもの魔力を無力化する翼を持つ。眷獣さえも無力化し、消滅させることもさえもできる。
知恵を司る眷獣で“神意の暁”が危機に陥ると自ら出現することがある。
武器化することによって、神々しい翼を思わせるほど光輝く身体を覆うほどの大きさのマントへと変化する。魔力を無力化し、物理攻撃を和らげる。武装状態では、“真実を語る梟”の知恵を司る能力を受け継ぐことができる。
アスタルテの眷獣、“薔薇の指先”の魔力を吸収する能力を無力化し、消滅させた。
神気を纏う“模造天使”の攻撃を無力化し、仮説ではあったが触れればその力さえも無力化した可能性があった。
四番目の眷獣“海王の聖馬”
武器:コート
黄金の一角を持ち、水を操る馬の眷獣。馬というよりは、一角獣のような姿をしている。
水を操る能力を持ち、“神意の暁《オリスブラッド》”が従える眷獣の中で水上では最強の眷獣である。
武器化することによって、膝まであるロング丈の漆黒のコートへと変化する。纏った者の身体能力を格段に上昇させる能力を持つ。“海王の聖馬”の能力に加えて、空気中と固体中の存在する水分も操ることができる。さらには、水素と酸素を結合させて水を尽くし出すことができる。
古代兵器を一撃で行動不能にし、女王機には海の一部を上空へと持ち上げ、それを叩き落とすという常識外れのありえないことを行った。
武器化した状態で空気中の水分と水素、酸素を結合させて水をつくり出し、階段を作り出し、雪菜をサポートした。
七番目の眷獣“神光の狗”
武器:指輪
霊媒:ラ・フォリア・リハヴァイン、仙都木優麻
太陽の如く輝く毛並みの狗の眷獣。
再生能力を持つ光を身体から放出することができる。ありとあらゆる傷、病を治すことができ、破損した建造物なども再生させることができる。再生能力というよりは、時間の逆行や復元に近い能力だ。
魔力を解放することで絃神島の魔力を担えるほどの爆発的な魔力量となる。
武器化することで魔力の回復と爆発的な再生の活性能力を持つ指輪へと変化する。さらに“神光の狗”が司る能力の一つの未来を見る予言能力である未来視を手に入れることができる。
一時的にラ・フォリアの魔力で覚醒したが不完全だったせいで逆に彩斗の魔力を喰らって覚醒を図ろうとした。優麻の血を吸ったことで完全覚醒し、優麻の身体と魔力を回復させた。
完全解放した魔力で絃神島全ての魔力を内側から支え崩壊を防いだ。
八番目の眷獣“狩人の二牙”
武器:弓
霊媒:姫柊雪菜
荒々しい二つの巨大な牙を持つ猪の眷獣。
“神意の暁”が従える眷獣の中で一撃の攻撃力だけでいえば最強の攻撃を誇るほどとなる。
武器化すると三日月のような美しいアーチを描く、純白の大牙を思わせる弓へと姿を変える。魔力を吸収し、その利点のみを矢へと変える。
女王ナラクヴェーラを“獅子の黄金”の雷撃と“双角の深緋”の衝撃波を矢へと変換し、一撃で戦闘不能にまで追い込んだ。
九番目の眷獣“戦火の獅子”
武器:鉤爪
霊媒:ラ・フォリア・リハヴァイン
鮮血の鬣を持つ獅子の眷獣。
ありとあらゆるものを破壊し尽くす爪と牙を持つ。
破壊することに長けており、その咆哮は地上にクレーターを開ける衝撃波を生み出す。その衝撃波は、いかなる防御も無意味にする次元干渉能力を持つ。
戦闘の気配をいち早く察知することができる。
武器化すると鮮血を施す鉤爪へと変化する。物体、液体、空間の全てを壊し尽くし、狩りとることができる。“戦火の獅子”が司る戦いを好む能力で鉤爪が破壊する度にその力を増幅させる。
謎の眷獣の攻撃で暴走して出てきたところを“真実を語る梟”の翼によって消滅させられた。
“模造天使”相手に次元干渉の咆哮で動きを封じ込めた。
武器化状態で漆黒の獣の眷獣を空間ごと真っ二つにぶった切った。
“神意の暁”
最も古く、最も強大な魔力を備えた始まりの吸血鬼である吸血鬼──真祖。
真祖さえも上回り、不老不死の吸血鬼を殺すほどの力を持つ眷獣を従える吸血鬼。だが、その存在は突如としてこの世界から姿を消した。
よって伝説上の吸血鬼として語られることとなった。
再び出現した“神意の暁”は、なぜか普通の少年であった彩斗が力を受け継ぐことになった。
本来存在しないはずの真祖である第四真祖以上に謎とされている存在である。獅子王機関は、彩斗が“神意の暁”の力を受け継いだことを知っているようである。
“神意の暁”を知る者の中には、《真祖殺し》と呼ぶ者もいる。
“夢幻龍”
友妃が使用する“無式断裂降魔剣”。彩斗の監視に就く際、獅子王機関から渡された武器。魔力無力化術式を組み込まれており、対吸血鬼戦にその真価を発揮する。雪菜が操る“七式突撃降魔機槍”の“神格振動波駆動術式”とは形式が違う術式で魔力無力化する。相手に幻を見せる術式を組み込んでいる。幻を見せた範囲によるが友妃自身の幻を見せるだけでも多くの魔力を伴う。
魔力を無力化する際に“神意の暁”の三番目の眷獣、“真実を語る梟”に酷似した翼を出現させる。
後書き
次回は、閑話をやろうと思います。
波朧院フェスタの時の話をやろうと思います。
二日目の話をやろうと思います。
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