仮想空間の歌う少年
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12ー本番(序章)
前書き
もしもスノーくんがサリシノハラとかヨンジュウナナとか歌ったら鳥肌立ちますね。
声質はそらるさんとまふまふさんの声を足して2で割った感じですね。
妄想激しい!それでも問題無いぜ!という方はどうぞ!
「キリト君は⁉︎」
グランドクエストの扉の外に出るとリーファちゃんが詰め寄ってきた。
「うん。無事に世界樹の扉?見たいなのに入って行ったよ。」
俺は笑いながら、しかし、真面目な顔でケットシーとシルフ達に
「みんな!お願いがあるんだ!…ちょいとすぐに宿をとるなり、領に戻るなりしてこのゲームからログアウトしてくれないかな?」
「…何かあるのか?」
そうするとサクヤが訝しげに聞いてきた。
「うーん…ちょいとね。理由は…」
「わかった…みんな!ログアウトだ‼︎」
「わかったヨー」
俺が理由を言う前にみんなが次々と飛び去って行く。
「えっ?みんな…?」
「理由アリなんだろ?」
「そうだヨー。だったら聞けないヨー。」
サクヤとルーが笑いながら話す。
「…ありがとう!」
そしてリーファが最後に
「キリト君を…お兄ちゃんを。そしてアスナさんをよろしくお願いします。」
「…任せて。」
俺は飛び去って行くみんなを最後まで見ていた。
「さて…それじゃあ…」
『ヤッホー‼︎‼︎‼︎佳‼︎私が来たよ!』
「…」
みんなが飛び去って行くのを待ってたかのように俺の肩にいきなりツインテールの小さな妖精が出現した。
…どうみてもスーパープリティ電脳ガールの姿です。白のワンピースと髪が黒、それに羽がなかったら。
…そして中身が母さんじゃなかったら。
「母さん…マジやめて。俺がツッコミ役になるし…そもそも何その登場の仕方…」
『え?これ?いや〜やっぱりハッキングといえばこれじゃん?スーパープリティ電脳ガールの姿の方がいいじゃない?かわいいし。もちろん。現実でも若く美しい私ですけどね?あ!ちなみにこの姿はナビゲーションピクシーをパソコンから手動で動かしてるのよ!さらに言うとこのナビゲーションピクシーは期間限定のを過去データからあさって…』
「これだから雪宮家は…」
須郷の策略を知った時に相談したのは母さんだった。仮にアスナをログアウトさせる場合とらわれている状態ではログアウト出来ない可能性がある。それを強制的にログアウトさせるためにハッキングの天才 (だが専業主婦だ。)である母さんに頼んだ訳だが…
「はあ…まあいいや。とりあえずこっちに来たって事は…」
『準備完了!かんぴょう巻き!だよ!あ!ちなみに私の事は電脳ガールさくらちゃんと呼びなさい!』
「了解…」
俺は苦笑いしながら母さん…電脳ガールに一言。
「んじゃ、キリトのところまで行かせて!」
『任せなさい!』
そういうと電脳ガールの周りにモニターが出る。それを高速で動かし…
『ハッキング!完了‼︎システムコマンド!プレーヤー転移!スノードロップ!』
その瞬間俺の周りに光が包んだかと思うと場面がいきなり切り替わった。白い壁が永遠と続く部屋のようで…どうやら研究室の様な場所に着いていた。
「ここは…?」
『MAP的には世界樹の中よ。』
「国民的アイドル?」
『世界に一つだけの花はないわよ。それにSがないわね。』
ボケは置いておいて。やっぱりどうやらここはやはり実験室のようだ。そうしていると
「侵入者だ‼︎」
「システムコマンドを使え‼︎」
…きも。
なんかナメクジみたいなのが5体くらい来たんだだが。…((((;゚Д゚)))))))
『け…スノードロップ!ちゃっちゃとやっちゃって!戦闘任せてわよ?』
「きもちわるいむりむりせいりてきにむりむりむり」
『ゴキブリじゃないから大丈夫よ!はい!頑張って!…ってまず⁉︎』
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」
…ぎゃああああ‼︎なんか触手みたいなのが来た‼︎
俺の周りにナメクジから出た触手が包む。それをみて安心したのかナメクジ達はゲスな声で。
「よし!捕まえた‼︎」
「残念だったな…侵入者?」
だが次の瞬間。
「夢越えて飛び出せスノードロップ♪…ぎゃああぎゃああああああ⁉︎気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…」
その瞬間俺はナメクジ5体の背後から一気に…SAO時代の『マジシャンイリュージョン』を5回つかいナメクジを解体した。だがナメクジに近づく=気持ち悪い方程式が立っているため。辛い。歌った後に本音がダダ漏れだが。
「な…ぜ…システムサポートが発動しない…?」
ナメクジが痛みに耐える様子で呻く。そうすると電脳ガールが
『あんなインチキ私が発動させるわけないじゃない?とっくにハッキング済みで普通のプレーヤー能力に書き換えちゃった♪ちなみにペイン・アブソーバーは1にしといたから極上の苦しみを味わってね?』
そう言うとナメクジ達が一気にポリコンスノーになる。
「容赦ないね…」
『てへぺろ(^_−)−☆』
…今。世界一怖いてへぺろを見た気がするが…そんな事を考えてると電脳ガールが真面目な顔で。
『…!まずいわ!今、システム権限を使った反応があったわ!』
「急ごう!」
俺は背中に大鎌をしまうと電脳ガールの言うとうりに奥へと進み始めた。
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