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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

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ナイトメアと悪夢のコンボは冗談抜きで死ぬる

 
前書き
前回の予告が間違っているので、予告を消しました、
すみません 

 
ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は、次のジムのあるライモンシティへと向かっていた。とある草原を進んでいた。

「んっ~今日も良い天気~!」
「そだな~」
「こんな時はお昼寝したいな~」
「お前は良く寝てるだろフウロ」

快晴の空の下。今日も元気に歩いていく、ライモンシティへと向かって。そんな時、遠くで大きな爆発を見た。

「な、なんだ!?」
「行ってみよう!」

走り出す4人、その先では激しいバトルが繰り広げられていた。その中心で巻き起こっているのは紫が掛かった黒い波動、あくのはどうと凄まじい爆音の衝撃波、ハイパーボイスであった。

「あ、あれはっ!?」

先頭を走っていたジンは戦っている二匹を目にした時、スイクンを見たときと同じような衝撃が身体を突き抜けた。其処にいたは悪夢が具現化されたような禍々しく恐ろしさが心を蝕むような姿、だが同時に美しさをも感じさせる魅惑のフォルム。あんこくポケモン ダークライ。

もう一匹は音符のような手足に緑色の鍵盤のような髪を靡かせながら、音や声を使って技でダークライに戦いを挑んでいる可愛らしいフォルムのポケモン。せんりつポケモン メロエッタ。

どちらも幻のポケモンであり、珍しいという言葉では言い表せないレベルのポケモンである。この圧倒的で美しくも残酷で素晴らしい光景に感銘を受けてしまう、どれだけこの場所が危険であっても自分は此処に居たいと深く感じてしまう。そんな時、ダークライとメロエッタはジン達に気づいたのはあくのはどうとハイパーボイスをこちらに向かって放った。

「なにっ!?」
「あっぶね!?」

前にいた少年二人は見事にバク転に回避するが、ダークライとメロエッタの敵意はこちらに向いていた。

「どうやらこっちに攻撃してくる気満々みたいだぜ?」
「上等!やってやろうじゃないか!俺はメロエッタを!」
「んじゃ俺はダークライか!行くぜピカ!!」
『うん!!』

走ってダークライをメロエッタと逆方向を向くようにして、ピカを出し戦闘態勢を整える。

「ァァァアア!!」
「あくのはどうが来るぞ!!でんこうせっかで避けろ!!」

低く掠れそうな声だがその目に宿っている目の前の敵を蹂躙してやるという野心に満ち溢れたどす黒い思念。それを表現するような攻撃、持ち味であるスピードを生かせる技でピカはそれを避けダークライの頭部に攻撃を決める。牽制しか出来ないような威力しか持たないでんこうせっかではダークライを押し切れずそのままピカは弾きかえらせてしまう。

「ァァァァ………」

手の中に冷気を集中させて、それが頂点に達したとき、それを収束させてれいとうビームとして発射した。

「れいとうビームまで覚えてるのか!?10まんボルト!!」

空中に放りだされたピカだがこのような経験は家に居たときのバトルで何度もした。だから対処法もバッチリ折込済み、その場で回転するようにしながら電撃を辺り一面に撒き散らす。10まんボルトが幅広くシャワーのように広げられてれいとうビームはピカに直撃する前に迎撃されてしまう。

「おおっ!?ピカ何時の間にそんなテクを!」
『へへん!さあジン畳み掛けるよ!!』
「おうよ!ボルテッカー!!!」

でんこうせっかの要領で一気に加速していく、すると全身から電撃が溢れ出して行きそれをオーラのように纏ってダークライへ突撃していく。ジンはここでダークライが得意とする相手を眠りに誘う強力な技、ダークホールを使ってくると予想していた。だがダークライはそんな事はせずに真っ直ぐピカに向かっていく。ダークライからはあくのはどうのようなエネルギーが溢れ出し、それはドリルのような螺旋状になってギガインパクトのようになりボルテッカーとぶつかり合った。それは激しい爆発と火柱を打ちたて、凄まじい衝撃を生みだした。

「ピカ!無事か!?」
『僕は大丈夫!』

煙が晴れ、その先にダークライが依然戦闘態勢のまま構えていた。だが少なからずダメージが入ってるようで右腕を押さえている。

「おいおいマジかよ?ピカのボルテッカーを正面から受けてまだピンピンしてやがる」
『流石ダークライだね、さてどうする?ダークライはまでやれるみたいだけど?』
「ダークライにまだ戦いの意思がある、それにさっきのれいとうビーム。ピカの機転で巧い事防御出来てたがありゃ凄いパワーだぜ。決めた、俺はあいつをゲットする!!」

なんと幻のポケモンであるダークライのゲットを決めたジン。これからは更に激しい戦いになるだろう。

「ピカッ!」
『うん!!』

ピカは疾走する、こうそくいどうをしながらのでんこうせっか、それは時速換算すると130キロは出ているであろうという速度だ。流石のダークライもその速度に驚きを隠せないようだ。そのままピカはダークライに取り付き、今自分が出来る限りの最大の電撃を放った。

「ァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

流石のダークライも絶叫を上げて苦しんでいる様子が解った。大地をも焦がしながら砕き凄まじい威力の電撃、それをゼロ距離で浴びれていては一溜まりも無い。電撃がやむと、ダークライの身体は痺れているようで動きずらそうに見えた。そして、地面に降りて手を突いている。

「今だ!いけぇモンスターボール!!」

ジンはモンスターボールを投擲、それはダークライの頭に当たってダークライはボールの中へと吸い込まれる。が、まだスイッチ部分は赤いしボールはカタカタと震えている。
ブルブルブルブルブルブル・・・コーンッ!!!

「よっしゃぁぁああああ!!!!ダークライゲットでAll right!!」
『オ~ルライト!!』
「よし出てきてダークライ」

早速ダークライを出すジン、先程まで敵意むき出しだったダークライは大人しくこちらを見ている。

「これからお前は俺の仲間だ、色々とあると思うけど宜しくな」
『肯定です、俺は貴方に捕獲された。貴方は俺の王だ、この身をお好きなようにお使い下さい』
『あ、あはははは………なんだか堅苦しいなぁ……ま、まあ宜しくね!僕はピカ!』
『はい宜しくお願い致しますピカ様』
『様ッ!?な、なんだか良く解らないけど、良い響き~!!!』
「んじゃニックネームを考えないとな~」
『ニックネーム、ですか?』

ジンの言葉に首を傾げるダークライ。

『ジンはね、自分のポケモンたちに必ずニックネームをつけるんだ。それが仲間になった証であり、僕達の友情の絆の証でもあるんだ』
『成程そういう事でしたか』
「そうだな。ダークは闇、特性は悪夢(ナイトメア)。闇と夢、二つが重なるのは夜。そして闇と共に歩むのは影。決めた!ダークライ、お前の名前はシャメアだ!」
『シャメア……素晴らしきお名前です。我はシャメア、我が主で在られる王に仕える僕!』 
 

 
後書き
次回、メロエッタ対ユウヤ 
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