仮想空間の歌う少年
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9ーリハーサル(終章)
前書き
赤心性:カマトト荒療治にはまりフィーバーな僕です。テスト前だけど。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
「ええ、反省していますよ。はい。…そもそも勝手に入る方が。」
「へえー」
「…なんでもないです。」
朝起きたらおおきな喋る猫さんがいた。かわいいから抱きついた。詩乃だった。なんてこったい!てへぺろ(^_−)−☆
…お察しの通りただいま罰として目玉焼きにサラダ、トーストなどの朝ごはんを詩乃の部屋で作ってるところです。しくしく(T_T)
「ほいよ。」
朝ごはんを並べる。まあ、いい出来だろう。
「こんな感じでいいだろう?」
「いいわよ。」
「とりあえず…」
2人とも両手を合わせて。
「「いただきます。」」
うん。いいかんじ、目玉焼きも半熟だし。トーストもこんがり。サラダは…ただ切っただけ。
「…普通に美味しい。」
「ゲデモノ作ると思った?」
「佳なら。」
「佳ちゃんのクッキング♪も侮れないでしょ?」
「そうね…」
いつもは詩乃と料理する時は食材を洗ったり、切ったり、していたので俺だけ作った料理に驚いてるみたい。尊敬するがいい‼︎
「しないわよ。」
「あれ?聞こえてた?」
「バッチリね。ほんと、変なところで抜けてるわね…」
うーん…解せぬ。ってあれは
「…あれ?アミュスフィア?」
ご飯を食べているとふと、部屋の隅にVRマシンが目に入った。
「そうだけど…」
「何のゲームやってるの?」
そうすると詩乃はクスッと笑いながら答えた。
「GGO…ガンゲイル・オンラインよ。」
「あれ?それって確かALOと同時期に発売されたSAOのコピーサーバーを使った銃を使うゲームじゃ…」
「あの世界で私は強くなりたいの…あっちの世界で強くなったらこっちの世界でも強くなれる気がするの…だから…」
うーん…なんか不安だな。銃なんてもはや詩乃にとってトラウマの象徴みたいな感じだしそれにSAO時代の俺の『僕』だった時の危うさがある。俺は少し考えた後。
「んじゃ俺もやってみようかな…?」
「え!」
「今やってるゲーム一息ついたらね。銃か…ガンだけにガーン。」
「…」
「…」
「…もの悲しくなるからやめて。」
「はい。」
ダジャレはおいといて。
俺はあの時の事をまだ夢に見る。銃声、血の匂い。あのハサミで肉を貫く感触。
だけど今はまだ妖精世界を攻略しないと。
俺は新たな決意と共にトーストにかじりついた。
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自分の部屋に (ベランダから)帰った俺は早朝にきたメールを確認していた。
どうやらリーファ及びキリトは徹夜でダンジョンを抜けてなんとかアルンに辿り着いたらしい。んで今キリトは爆睡中。ログインするの午後にしてほしい。
そうするとまたある人からメールが届いた。
「よし、これで揃った。後は…
グランドクエストを攻略するだけだ。」
チェスで言うチェックだ。須郷。
決して服の柄ではない。
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「スノーさん!大変です!」
午後、指定された時間にログインするとリーファが慌ててログアウト先の宿に駆けつけてきていた。
「どったの?」
「キリト君が…」
なんでも聞いた話によると世界樹に向かうと空からシステム権限のカードが落ちてきたらしい。そしてそれをみてキリトは血相変えてグランドクエストに突っ込んだらしい。
「あのバカ…」
「ふざけてる場合じゃないですよ!」
俺とリーファは慌ててグランドクエストの世界樹に向かった。
ちなみに世界樹はアルンだけに近く、あっという間に世界樹の中に入れた。
「はあ…どうしようもないね…」
見るとキリトのアバターがリメインライトーーーもとい死亡になっていた。その周りを囲む守護騎士達。50くらいはいるだろう。
俺は大鎌を構えて。
「リーファちゃん。ちょっとキリト拾ってくる。」
「え…?」
俺はまず最初に守護騎士に向かって、
「夜空に星がいっぱいさ♪何にも出来ずに降り注げ!♪」
そう歌った瞬間に音符の流星群が守護騎士に降り注いだ。
この隙に俺はキリトのリメインライトを回収する。
「早⁉︎」
音符の流星群で散っていた守護騎士がいつの間にかに戻ってきていた。その守護騎士は一斉に光の矢を放ってきた。
まずい。俺はとっさに歌う。
「猫の街は今日も欲望、狂騒、溜息の無法地帯♪」
その瞬間黒の猫の手が屋上についている黒の塔が五つでてきて光の矢から守る。その塔があるうちに逃げる。
しかしそれは気休めにしかならず守護騎士は一気に塔を斬って追いかけてきた。俺はSAO時代のソードスキルの形『チャリオットドライブ』の8連撃で守護騎士をこっぱ微塵にし、
「今日の開演はこれにて終了♪アンコールは受け付けないよ♪」
扉に飛び込むと同時に音符の剣が守護騎士に降り注いだ。
後書き
作者「スノー君と一緒にデュエットしてみたいですね。」
作者&スノー「「では次回もよろしくお願いします」」
追記7/20 一部変更しました。原作設定?大嘘憑きで無かった事にしました(笑)
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