ポケモン 一人の少年と一人の少女の物語
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第一部 出会い
6話 新しい仲間とチェレン
俺は三番道路にて新しい仲間、シママとマメパトをゲットしシッポウシティにたどり着いた
このシッポウシティには博物館があり、ポケモンの骨などが展示されている
俺はシママにシイナ、マメパトにはハヤテと名前をつけた
そして、レベル上げをしてジムに挑んだ
中に入ると、気になる青年がいた
端っこにある白い石をじっと見ていた
その石はなんでもレシラムが眠りにつくときになるライトストーンという石の模型だった
俺はライトストーンがどんな物なのかは知らないが、凄く気になった
「模型か・・・・・・」
青年が呟いた
俺は意を決して青年に声をかけて見た
「あの!」
「うん?どうしたの?」
「これって・・・・・・」
「ああ・・・・・ライトストーンの模型ね・・・・・本物そっくりだよ・・・・」
「そっくりって・・・・・・」
「僕は見たことあるんだよ・・・・・」
「ええ!?」
俺は驚いたが、青年は凄く悲しそうだ
「あの頃は大変だったけど楽しかったよ」
「大変?」
「そう。君は二年前の出来事を知っているかな?」
「ええ・・・・・確かゼクロムとレシラムが戦ったとか・・・・」
「そう。プラズマ団と名乗る組織が自分たちだけがポケモンを持ち支配しようとした。
その王様だったNとポケモンとの共存を望む僕らが争った。ゼクロムはNにつきレシラムは僕の幼馴染だったコハクについた。
二人はこの世界をかけて、ポケモンリーグで戦った。結果はコハクが勝ち、プラズマ団は解散した。
Nはゼクロムと共に姿を消し、コハクはチャンピオンになった。
だけど、コハクもしばらくしてレシラムと共に姿を消した。
しかも、今プラズマ団が再び動いている。」
プラズマ団・・・・・・そういえば夢の跡地でムンナをいじめてたな・・・・・・
「そうなんですか・・・・・・コハクさんは何処にいるんでしょうね?」
「全く・・・・・ほんとだよ・・・・・僕はチェレンって言うんだ。君は?」
「俺はユウヤです!」
「ユウヤ・・・・・君はカノコ出身かな?」
「はい!」
「そっか・・・・・じゃあ僕の後輩になるのかな?ベルは元気?」
「はい、元気でしたよ?」
そう言うと、チェレンさんは笑った
「相変わらず、ドジは健在だろうな。僕はジムリーダーになったんだいつでも挑戦しにおいで?」
「はい!そうさせてもらいます!」
「いい返事だね。ジム戦、頑張りなよ?」
「はい!!」
俺はそう言うとチェレンさんは手を振りながら出て行った
◆
「チェレン!」
僕は後ろから聞いたことのある声が聞こえたので後ろを振り向くと息を切らしたベルがいた
「ベル!?」
「久しぶり!」
「ああ、久しぶりだね。どうしたの?」
「実はね・・・・・コハクが・・・・・・」
僕はその言葉に耳を疑う
「コハクがどうしたって!?」
「コハクが、イッシュに戻って来たの!!」
「なんだって!?」
「デントさんからの情報だから間違いないよ!バトルもしたって言ってたし!」
「コハク・・・・・・・」
僕はその情報に胸を撫で下ろす
コハクがここにいる
それだけで嬉しかった
「あんた達・・・・・うるさいよ・・・・・・周りの迷惑考えなよ・・・・・」
「ご、ごめんなさい!!」
後ろから声が聞こえたので後ろを振り向くと少女がいた
ベルと同じくらいの
「あなたは?」
そう聞くとクスッと笑って彼女は言った
「最後に会ったのは二年前だから忘れた?久しぶり、チェレン、ベル。」
「まさか・・・・・・・」
「・・・・・コハク?」
「正解!コハクだよ〜」
「会いたかったよ〜」
ベルはコハクがそう言うなり、抱きつく
コハクはそれを受け止め、背中を撫でる
「はいはい・・・・・チェレンも来る?」
「遠慮しておくよ。それで、何処に行ってたの?」
「カロス地方っていうところ。楽しかったよ」
「連絡もしないでさ・・・・・いいご身分で」
「それ、嫌味?まあ、あんたらしいけど」
「にしても・・・・・・」
「はいはい、ごめんなさい。それで本題よ」
「本題?」
「プラズマ団のことよ」
「プラズマ団がどうかしたの?」
「あいつら、今度はキュレムを狙ってる。それを止めるのを手伝って欲しい」
僕たちはコハクの言葉に息をのんだ
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