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管理局より遠い場所

作者:結月
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プロローグ

 
前書き
初めまして結月です。

普段はオリジナルしか書かないのですが今回は
久しぶりに二次創作してみます。

至らぬ点多々ございますがお付き合いくださいませ。 

 
何度思い返しても今朝のやり取りだけは許せない

(おい、お前今日から働け)
(何言ってんだお前?十二分に働いているのがわかんないのか?)
(いや、いい加減お前の力を見てみたいからな)
(あのな、俺の力はホイホイと人に見せるものじゃない)
(だからだ、後数時間もすればあのデパートでテロが発生する
 それもとびっきり大きな規模でだ、デパートに立てこもるレベルだ)
(わかってるなら止めて来いよ、お前一応偉い人なんだろ?)
(うむ、だからテロを収めるためにお前デパート行って来い)

絶対に許さないという怒りのこもった目をしながら
言われた通りにデパートに来てる自分にも腹が立っているようだ

「ふぅ…ここまででかいデパートに立てこもるねぇ…」

傍から見てれば不可能とも思えるその発想
明らかに少年と呼ぶに相応しい風貌をしている男は
喫煙所にいた

「こら!未成年がタバコなんてだめでしょ!」
金色の長い髪をした少女に少年?の煙草は奪われる

「おい、だれが未成年だこの乳でか女」

目の前の金髪の少女の顔が真っ赤に染まると同時に
新しい煙草に火をつけようとした少年?の体が吹っ飛ぶ

「初対面の人にはちゃんと接しましょうって習わなかったのかな?」
「おいおい、子供に暴力はよくねぇだろ」
この男とことん屑である

「おいおい子供に暴力はどうなんだよ高町」
「翔さん?オハナシしよっか?」
どこからともなく現れた栗色の髪をした少女にぶん殴られたようだ

「なのは?この子知り合い?」
「近所に住んでるの。私たちの小学校の先生をしてるみたいなんだけど…」
「みたいじゃねぇよ。立派な先生だバカ野郎が」

「こんな子供に教師が務まるわけないじゃない!」
金髪の少女が言うと
「あのな…これでも21歳だ」

金髪の少女がフリーズした
それもそうだろう、この男
誰がどう見たって10歳そこそこのショタにしか見えないんだから

「翔さん、だから身分証見せればいいじゃないですか」
「高町、お前までそんなことを言うようになったのか…」
「ほら、フェイトちゃん。そろそろ起きて」

「西陣翔だ、職業は聖祥の教師。年齢は21歳。見た目は子供頭脳はおと-」
「翔さんそれ以上はだめじゃないかな?」
目が笑ってない。そして身にまとう圧倒的な威圧感
「さすが魔王高町」
「聞こえてるからね?」

「フェイト・ハラオウンです。」
「あー、ってことは君が高町の良く言うフェイトちゃんって子か」
高町なのはは思い出したように翔に質問をする

「ところで翔さんなんでこんなところに?」
「あー、ちょっとな。別に用事ってわけでもないんだけど」
「もしかして休日の見回りってやつですか?ちびっこ先生」
フェイトの言葉には棘がある

「そんなところだ。年上を敬う気持ちを忘れたお嬢ちゃん」

(なのは…この人ちょっと感じ悪くない?)
(普段はそんなことないよ?)
「さて、俺は行くぞ小娘たち」

「あ、引き留めちゃってごめんなさい。」
「おう、高町その小娘に社会の礼節でも仕込んでおけよ」
フェイトは小刻みに震えながら我慢をしているようだ



 
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