マブラヴオルタネイティヴ~鳥と獣と海賊と~
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第一話~流れ着く世界~
前書き
第一話投稿です。
今回、割と説明省いた感じになってしまっているので、予備知識がない人には「どういうこと?」と思われるかも(-.-;)
先日ユニコーンの最終話見ました。
量産機かっこいいですね!
では、本編どうぞ
廃墟
その街は既に死んでいた。
そこにあるのは瓦礫と枯れた植物だけ。人はもちろん生物が存在することが相応しいとは決して言えないような、そんな場所であった。
だがそこには確かに人型が存在した。といっても、人の形に鳥の翼を取り付けた巨人であったが。
それはジェネレーションシステム中枢で死闘を繰り広げていた機体、フェニックスガンダムでる。
「………ッ、一体何が起きた?」
フェニックスのコクピットの中で意識を失っていたマークは、目覚めるとぼやける思考を鮮明にするために軽く頭を振る。
意識がはっきりしてくると、機体が仰向けに倒れていることを平衡感覚が伝えてくる。そこで初めて、マークは月の低重力ではなく地球の標準的な重力を受けていることに気付く。
先程まで待機状態になっていたコクピットのモニターを起動させ、マークは付近の環境を確認していく。
「荒野だと?」
その荒れ果てた大地にもちろん見覚えがあるはずもなく、疑問は増えるばかりであったが、とにかく付近の捜索を始めるためにも機体を起こし、ステータスチェックをし始める。
(機体の破損状況は小破。損傷箇所は主に装甲。ナノマシンの可動により修復中。スラスター類と操縦系、電装系はほぼ無傷か)
少しの間、コックピットの中にはコンソールの操作音が響く。自分が気を失っていたことを含め、多少混乱していた思考がその音を聞くことで落ち着いていく。
ある程度、作業が終わった時にマークはそれに気付く。システム画面の端にメールが受信されているというサインがあることに。
内容を確認する為にマークはメールを開くと、短い文面が表示される。
“黒き不死鳥”
そしてその文章の後にはパスワードを打ち込む欄が添えられている。
「…………」
なんのことか一瞬わからなかったマークであったが、黒き不死鳥というフレーズには覚えがあった為、自分のイマジネーションのままにキーボードを操作し、パスワードを打ち込む。
“アプロディア”
打ち込み、エンターを押し込むとコクピットの画面の一部に小さなウィンドウが開き、そこにはジェネレーションシステムのニューラルネットワーク、アプロディアが映し出された。
「やはりお前か、アプロディア」
『あまり驚かれないのですね、マーク・ギルダー』
コックピット内のスピーカーから慈愛に溢れ、澄み切った女性の声が響いて来る。
普段であれば、自分の機体に何故彼女のデータが存在するのか疑問に思うところだが、先ほどからの自分に起こった事の方が不可思議であるため、特に驚くことはなかった。
それどころか、寧ろ自分が知っている存在が現れたことの安心感の方が大きかった。
「メールの文章を見て、連想したのがお前だっただけだ。それでどうしてお前のデータがこの機体に存在する?」
『この機体を含め、ジェネレーションシステムに深く関わる機体は《フェニックス/不死鳥》を模しています。これらの機体はフェニックスシリーズと言われ、共通して“あるパーツ”が組み込まれているのです』
そこからアプロディアは簡単に説明していった。フェニックスシリーズに組み込まれたパーツはある種のネットワークを構築し、そしてその世界からアプロディアたる存在が消滅した際のバックアップが保存されていたということに。
「……ケイが言っていたブラックボックスとはそれのことか」
アプロディアの説明にマークは思い当たる節があった為にそう呟いた。マークの所属していた部隊の整備班の班長をしていたケイ・ニムロッドはフェニックスガンダムに搭載されていたブラックボックスを解析しようとしていた。だが、いくら解析しようとしてもブラックボックスは解析を受け付けず、結局はそのまま放置するしかなかったのだ。
その事を愚痴っていた彼女をマークは知っていたため、内心その事にため息を付いていた。
「ならば、お前がバックアップであるということは以前のアプロディアは消滅したのか?」
彼女の説明で疑問に思ったことを吐露するマーク。
そこには、彼女が今の自分の状況を正しく把握しているとどこか確信を持った上での質問であったのだが、彼女はその質問に対して少しだけ眉を寄せたことでそれも否定された。
『その事なのですが、実は――』
アプロディアが説明しようとした瞬間、接近警報の音がコクピットに響いた。その瞬間、マークはすぐに機体の出力を上げ、フェニックスのハードポイントに取り付けられているビームライフルを両腕に装備させる。
レーダーを確認し接近してくる光点を見ると、それはこちらに一直線に向かって来ていた。
『敵ですか?』
「いや……この反応は」
ある程度近づいてきたところで、機体に登録されたIFFが作動しその光点が味方であることを示した。
レーダーだけでなく、目視確認できる位置まで近づいてきたその機体を2人は確認する。その特徴的な黒い機体はトビアの駆るクロスボーンガンダムであった。
『マークさん、無事でしたか!』
接近するなり、通信用ウィンドウを開きトビアはマークの安否を確認してきた。
「こちらは機体共々無事だ。そちらはどうだ?」
『こちらも大丈夫です。機体の方はビーコックスマッシャーが無くなっていますけど、それ以外は問題ありません』
機体をフェニックスのすぐそばに立たせたトビアは、先の言葉を証明するように機体の腕にそれぞれムラマサブラスターとザンバスターを握らせているのを見せてくる。
「そうか、バナージは一緒じゃないのか?」
『いえ、ここは地球……ですよね?ここに来てからは……』
先程まで、マークに会えたことで弛緩していたトビアの表情に影が指す。
「そうか……」
一瞬沈黙が降りるが、アプロディアからの報告でそれも長くは続かなかった。
『ここから、三十キロ程離れた位置で戦闘が行われているようです』
「何?」
『え、アプロディアさん?!』
マークは報告の内容に、トビアはアプロディアの存在に驚いていた。
「今のところ、アテがあるのはそこだけか」
『マークさんどういうことです?どうしてアプロディアさんが――』
どこに向かえばいいのかも分からない状況から、少なくとも一つの指針ができたことにマークは取り敢えず安堵する。人間、何も把握できずに呆然とするよりも、どんな進展の仕方でも行動をしていたほうが安心するのだ。
トビアは状況を正確に把握するよりも先に行動を起こしていたようだが。
「その説明は後で本人にしてもらえ。それよりも今はその戦闘が起きているポイントに向かうぞ」
『りょ、了解です』
そう言うとマークは一旦通信を切る。
そして機体を操作し、アプロディアから指示された位置に向けて機体のスラスターを吹かした。
「アプロディア、どうしてこの機体のセンサー範囲外の戦闘を探知した?」
マークは先ほどのアプロディアからの報告で引っかかった部分を尋ねた。
マークたちの乗るモビルスーツのセンサー有効範囲は基本的に二十キロ前後である。しかし先ほどの報告ではその有効範囲外の戦闘を探知したのだ。その事実がマークにとっての引っ掛かりとなっていた。
『それは私がこの世界の衛生にハッキングをしたからです』
「この世界?ここはジェネレーションシステムが構成する世界の一つではないのか?」
『その考えはおそらく間違っています。そして、この世界にはジェネレーションシステムは存在しません』
「…………なんだと?」
このアプロディアの返答に普段から冷静なマークも動揺した。世界の移動という、おとぎ話のような現象を起こしているシステムが存在しない世界。ならば、自分たちが今存在しているこの世界はなんだというのか。その疑問をアプロディアに尋ねてみたが明確な回答は彼女も持っていなかった。
内心でそのことに対する苛立ちと不安が生まれる。だが、今行うのは目的地である戦場に向かうことであると自分を割り切り、機体のスラスターの推力を上げた。
荒野
月詠真那は苛立っていた。
コクピットの中では網膜に映り込む敵を屠るために、左右それぞれの手が掴んでいるグリップを操作する。彼女の操る真紅の武御雷はその体を敵である地球外起源生命、BATEの体液で汚していた。
「おのれ!」
部下の前では絶対に見せないようなその態度で、今彼女が置かれた状況がどれだけ危険なのかを物語っていた。
本来なら斯衛軍による実機演習であった。だが、突然のBATEの来襲により、実弾のない参加部隊は大きな被害を受けた。それが2時間前の出来事である。それでも、今なお進行してくるBATEの群れを撤退の時間を稼ぐために彼女は戦線を押しとどめていた。
もちろん、それをやっているのは彼女だけではない。参加部隊の半分近くがその戦闘に参加している。だが、残りの半数はBATEの襲撃の初期段階で壊滅していた。
「不甲斐ない!」
それは状況を好転させられない自分に向けての言葉か、それとも早々に散ってしまった仲間に対してなのか、それは本人にもわからなかった。
BETAの襲撃は地中からであった。いきなり足場を崩される形となった多くの部隊が、それに対応を見せる前にBETAの群れに呑まれると言った結果をもたらした。
しかし、それでも全体の半数を失いつつも、撤退の為の戦線を維持できていることから、帝国斯衛軍の能力の高さを示していた。
もう何体目になるのか分からない蠍を彷彿とさせるBETA、要撃級を長刀で両断する。すると網膜投影されている機体ステータス画面の武装欄の一部が赤く染まった。
「長刀が限界……模擬刀ではこの程度かッ」
既に数十以上のBATEを切り裂いているその長刀は、本来なら訓練用に刃引きされているものであった。だが並のパイロットならその長刀で実戦を行うことすら難しい為、ここまでその長刀を使い続けることができたのは、単に月詠真那の飛びぬけた技量によるところが大きかった。
今、月詠の武御雷に残っている武装は各部に内蔵されている近接用ブレードのみである。近接武装としては模擬刀である長刀よりもこちらの方が切れ味は上なのだが、各部関節に掛かる負担も上であった。
今この戦場に求められているのは、一分でも長くこの戦線を維持することであるため、彼女はこのいつまで続くのか分からない戦闘で、機体の消耗の大きい戦闘機動を行うことを躊躇っていた。
「くっ」
じわじわと自身の操る機体が追い詰められていることを月詠は嫌でも理解させられてしまう。
その思考と一瞬見せた戸惑いから、武御雷の挙動に隙が生まれた。
「!しま――」
気付いた時には、網膜投影されている映像に要撃級の甲殻類の爪を連想させる腕が振り下ろされるシーンが写りこむ。
(ここまでかッ、いや、せめてコイツだけでも!)
その思考が浮かぶ前から、月読の腕は既にコンソールを操作している。だが、それでも間に合わない。
この時、近くにいた斯衛軍の衛士は月詠の機体を見ていて思った。『あれはもう助からない』と。
月詠もそれは理解しているのか、コクピットの中で渋面を作り、その瞳には憎しみを浮かべる。
彼女の脳裏には守るべき主の姿が映し出される。今回の演習も彼女の護衛を優先させる為に断るつもりであったが、上司からの勅命であった為に断りきれなかったのだ。護衛の任務を果たしきること無く死ぬことは、彼女にとってのこの上ない屈辱を与えそうになる。
だが月詠の予想は外れ、コクピットが潰される前に武御雷の腕から伸びる近接ブレードが目標としていた目の前の要撃級を切りつけた。
「…………え?」
自機の損傷がないこと、そして自分がまだ生きていることに驚き、呆けた声が漏れる。何が起こったのか疑問に思うのとそれを見つけたのはほぼ同時であった。
「弾痕?」
既に死骸となった要撃級の体には幾つかの穴が空いていた。だがそこからは体液が出ておらず、代わりに焼け焦げた跡があった。
「一体なにが――」
『下がって!!』
「?!なんだ!」
いきなり響いた声に思わず月詠は声をあげる。そして機体のカメラを振りその機体を見つける。
「白い……戦術機?」
そこには全身が白く、左腕にシールド。そして右手には見慣れない銃を持った機体が滞空しながらそこにいた。
だが、月詠はそれを戦術機と断定できなかった。彼女の知る戦術機には腰の左右に跳躍ユニットが付いている。だがその機体にはそれが付いていない。そんな状態で滞空し、更には背部にあるはずの武装担架アームも存在しない。
端的に言って、その機体の見た目はシンプル。だが、腕や足は既存の戦術機よりも太く、力強い印象を与えて来る。
『何をしているんですか!早く後退を!!』
機体に注目しすぎていたのか、その機体から発せられたと思われる声が再び響く。
(子ども?)
まだ声変わりしきっていない声を耳にし、月詠はパイロットがまだ若者であると予想した。
相手が外部スピーカーを使用していることから、通信機での会話はできなかったとあたりをつけ、月詠も同じく外部スピーカーで返事を送る。
「貴様の所属はどこだ!何故ここにいる!」
『そんなことを言ってる場合じゃないでしょう!今はッ!』
会話が続きそうになるが、それもレーダーが発する警告音で中断させられる。外部の映像を見ると赤い体が特徴的な小型種である戦車級が、群れをなしてこちらに向かってくるのが見える。
「問答は後回しだ!負傷者の撤退のための時間を稼ぐ!」
要件を述べると月詠は外部スピーカーを切り、機体を発進させる。そんな彼女に一瞬遅れて、白い機体もそれに続いた。
ユニコーンガンダム・コクピット
「無茶をしてっ!」
全天周囲モニターに映る赤い機体を見ながらバナージはそう吐き捨てる。
彼は見ず知らずの世界に辿り付き当初は混乱していたが、機体を通して感じた気持ち悪さを発するこの場所に向かっていたのだ。
そして到着するとそこでは、モビルスーツと思われる見たことのない機体と一昔前のSF映画に出てきそうな怪獣が戦闘をしていたのを目の当たりにする。
その光景に最初は呆然としていたバナージであったが、ひときわ強い憎しみのような物を感じ、そちらを見ると、今にもやられそうな赤い機体を見つける。
咄嗟にシールドと左腕の間に装備された、二連装ビームガトリングの引き金を引く。狙いは直感的に選んだ体のような部分であったが、そこは運良く敵の動きを停止させることに成功し、今に至る。
「丸腰でどうしようって言うんです!」
半ば叫びながらバナージは機体を駆り、赤い機体――月詠が乗る真紅の武御雷の援護を行っていく。
敵の生命体は幸いにもビーム兵器が効果的で、小型種はもちろん大型の敵も数発の光弾が当たるとその動きを止めていく。
だが、乱戦状態且つ敵の数が多すぎる為、すぐ援護の展開が追いつかなくなってしまう。
「こんなことでっ!」
それでも、バナージは必死に赤い機体を守るためにビームガトリングの光条をばらまいていく。こうなったら自分も突っ込むか?と考えた時、敵の大半をなぎ払うように四条のビームが走った。
「これって――」
『迂闊だぞ、バナージ!』
「マークさん?!」
通信機から飛び込んできた叱咤の声は、自分の所属する小隊の長からのものであった。
戦場
目当てのユニコーンガンダムを見つけたマークは一度安堵の息を吐いたが、その次に今の状況にため息を吐いた。
「ロボット対怪獣………一昔前のSF映画だ」
若干呆れが混じった言葉を呟きながらも、マークはこの戦場を把握しながら、自分の部下である二人に命令を下した。
「敵と思われる生物を排除し、アンノウンの機体群を援護する」
『『了解!』』
そしてそこからの展開は急速であった。
戦術機にはないビーム兵器が標準装備されているモビルーツという機体。そしてその機体の性能を引き出しきる三人のエースが戦線に加わったことで、BETAと撤退している軍との間に余裕が生まれる。
更に現在戦闘に参加している戦術機にも補給出来るだけの時間が生まれ、実弾を使えるようになったことも大きかった。
そしてBETAの残敵が少なくなってきた時にそれは起こった。
『うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!』
『『「ッ!」』』
機体の集音マイクが悲鳴をコクピットに伝える。
声がする方にカメラを向けるとそこには機体からペイルアウトし、逃げていたパイロットを掴む戦車級BETAの姿があった。
そして次の瞬間、その赤い体に付いている大きな口を開き、手に持ったパイロットに齧り付いた。
凄惨なその光景に一瞬だけ思考が冷たくなったマークであったが、それを振り払うような言葉が通信機から轟いた。
『ふざっ、けるなああああああああああああああ!』
『やったなあああああああああああああああ!』
黒きマントを羽織る海賊は、大剣――ムラマサブラスターを起動させながら、手当たり次第にBETAを切り刻み始める。
白き一角獣は、赤い光を発しながらその真の姿を現し、ビームトンファーと二連装ビームガトリングでBETAをなぎ払い始める。
「ちぃ、熱くなるな!」
マークは今の二人に言葉は届かないと解っていながらも静止の言葉を投げかける。
そこにフェニックスガンダムに近づいてきた赤の武御雷が接触回線を使い、通信を繋げる。
『おい!貴様達は一体なんだ?!本当に彼らは兵士なのか?!それにその機体や武装も!』
映像は映らず、サウンドオンリーで繋がれた回線から若い女性の声が聞こえる。それに一々答えるのも億劫であったが、この世界の事を何も知らない自分たちにとっては情報源足り得る存在を無碍にするわけにもいかなかった。
「あの二人は精神的にも肉体的にもまだ幼い。人の死には慣れていても、人が一方的に喰われる状況には慣れていない。―――当てられたんだろう」
『――』
流石にそれ以上追求することはできなかったのか、通信相手が黙り込む気配が伝わる。
マークは一度センサーの動体反応を確認する。そして周囲の敵の殲滅はほぼ完了して、残りはトビアとバナージが今なお倒している分だけであると判断できた。
取り敢えずの安全を確認してから、今度はマークが声をかける。
「挨拶が遅れた。俺はマーク・ギルダーという。情けない話だが、今自分たちが置かれている状況を把握できずにいる。情報交換の場を設けたいのだが?」
『!……援護には感謝する。だが、貴様は――いや、貴様達は何者だ?その機体は――』
「それも踏まえて情報交換をすると言っているんだ」
二人が押し問答を繰り返す中、ユニコーンが最後の残敵――戦車級を握りつぶす姿が見えた。それを向こうも確認したのか、彼女も一応の譲歩の形を見せた。
『今から上に確認を取る。貴様たちは大人しくしていろ』
「了解した」
これがある意味、彼らのファーストコンタクト。
これから異世界のパイロットたちは、自分たちが訪れた世界が本当の意味での生存競争を行っていることを知る。
大人の都合に振り回され続けた少年はこの世界の人々を見て、何を感じるのだろか?
真実を知り、その上で戦う覚悟を決めた少年はこの世界でどう生きるのか?
多くの戦場を渡り歩いてきた青年はこの死にそうな世界でどうするのか?
―――これは語るものが存在しなかった結末
とてもおおきな
とてもちいさな
とてもたいせつな
あいとゆうきのおとぎばなし―――
後書き
ショタコンの月詠さんが興味を持つとしたら、トビアとバナージどちらでしょうね?
ご意見・ご感想お待ちしておりますm(_ _)m
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