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マクロスF 白き悪魔の再来

作者:カモネギ
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第5話 次の配属先に

作戦を終了させて旗艦に向かって帰投しているが

想像していたよりも楽な任務であった
緩い警戒網に司令官の油断、果ては、部隊の展開の鈍足さ
ゼントランにしては、手抜きが多かった
その手抜きのおかげで被害0では、あるのだが

機体を着陸させ、
機体から降りると整備員の1人が声を掛けてくる
「どうでしたか、隊長
YF-24Bは、」
「VF-19以上のじゃじゃ馬だな、この機体は、」
「はい、確かにこの機体は、じゃじゃ馬で有名なVF-19A以上にじゃじゃ馬かも知れませんね」

YF-24エボリューション

新星インダストリアルが開発した可変戦闘機である
YF-24は、あのAVFシリーズを越える為に開発された機体だ
そんなYF-24を改修しYF-19並にピーキーに仕上げたのがこのYF-24Bである
このYF-24Bは、YF-24の採用準備計画により量産された試作量産型を改修した機体であり部隊にも小隊長にしか配備していない
他の隊員には、YF-24Dと言う改修の行っていない試作量産型を配備している
改修していないとは、言っても

AVFシリーズを越える性能とピーキーな仕様は、変わらないので並のパイロットでは、扱えないしろ物だ
寧ろ、YF-24Bのピーキーさが以上で態々改修することが異常なことである
こんな機体は、上級パイロットですら完璧に使いこなすことのできない
極僅かのエースパイロットしか使えない機体

採用準備計画が推進されているが中止になる可能性がある

何故ならマクロス・フロンティア並びにマクロス・ギャラクシーでYF-24の独自改良型
いや、YF-24の後継機が開発されているからである
VF-25とVF-27である
本来は、極秘指定のされている情報では、あるがVF-Xスカルハウンドと言う部隊の特性上があるため極秘情報であっても必要であれば入手可能になっている

「私は、艦長室に向かう
YF-24Bの整備を頼む」

「了解しました」

そんな整備員の返事を聞きながら艦長室に向かった

「艦長、失礼するぞ」

「隊長、作戦終了時に新たな辞令です」

「今回は、かなり早いな

で、次の配属先には、何処が決まったんだ」

「マクロス・フロンティアです
フロンティア新統合軍第201戦闘航空団として部隊毎、転属になりました

フロンティアに着き次第で新たな隊員が補充されることになります」

「フロンティアか、
VF-25辺りでの転属か

ビクターでの転属によっては、任務内容も変わってくるかも知れないな」


「艦長、コードビクターに関しては、君も分かっていると思うが」

「分かっています、
今現在、キリシマ内部にある兵器工房で対ビクター用の装備を開発中です」
このキリシマ型宇宙巡洋艦には、他の艦には、ない特殊な特徴がある
それが嘗てゼンドラーディが使用していた自動兵器工房と食物循環機構である
この自動兵器工房及び食物循環機構は、プロトカルチャーが残した遺産であり未だにオーバーテクノロジーとして残されている
自動兵器工房は、ゼンドラーディ達の兵器供給元であり兵器を造り出すシステムである
この兵器工房で造られた兵器は、頑丈で長い期間壊れることがない
と言っても可変戦闘機、人型戦車は、別にであるが
そしてもう1つが食物循環機構
このシステムがあることで補充なしでの長い航海を可能にした
これは、水や食物をある物から作り出す機構でそのある物とは、排物である
最初に聞くと嫌な気分になるが今の時代は、当たり前なことなので気にするは、いないが
この2つがこのキリシマ型宇宙巡洋艦の一番の特徴であり強みでもある

「そうか、
だが分かっていると思うが」
「いつまた通用しなくなるか
わからない」
「そのためにも次の手も用意して置くべきだ」

「了解しました
同時進行で次の手も開発を行うようにします」

「では、向かうとするか、フロンティア船団に」

「そうですな」

こうして次の配属先に向けてのフォールド準備を始めたのである 
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