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ナギの親友物語

作者:カツヲ
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11話

「あ~ここどこだ?」
「おっ、やっと起きたか?」
俺はベットに寝かされていた、その横でタバコを吸っているガトウがいる。
「病人の横でタバコなんて吸うなよ・・・」
「タバコぐらい吸わせろ、お前が寝てる間にどれだけ苦労した事か・・・」
「は?」
「お前、自分がどれだけ寝てたと思う?」
ガトウが真剣言ってくる・・・どれだけって。外を見てみると日が沈み掛けている。俺が悪魔と戦ってた時に太陽は真上位だったから
「5,6時間位か?」
「プラス3日だ」
「・・・・は?」
「だから、お前が寝てた時間は3日と6時間だ。そのあいだ寝ずにお前を看病する、て言って寝ようとしない嬢ちゃんをなんとか寝かせたんだぞ」
「あ~それは~なんかすまん・・・」
アスナちゃんは中々頑固な所が有るからガトウそうとう苦労しただろうな。
「別に気にすんな、・・・それより体は如何だ?」
「・・・・悪くは無い・・・けど」
「なにがあった?」


「・・・・ふぅ~不老ね・・・だからか」
「なにがだから、なんだ?」
「お前ガ寝てる間に体を調べたら魔力が以前のお前と違っていた」
「アスナちゃん達は気付いてるのか?」
「心配すんなこの事を知ってるのは俺だけだ」
それは良かった・・・優しいあの二人の事だきっと気にするもな、若いあの二人にそんな重荷を背負わす必要なんてないし。
それにしても俺の今の年齢が26だからこれが一生の姿か・・・
「お前は・・・こんな時ぐらい自分の心配しろよ!」
「なんだよ行き成り・・・」
「言いか今のお前は魔法世界にいる亜人達とは違うんだぞ!悪魔の呪いを受けて今は不死ですんでるが、何時それがお前の命を奪うか分らないんだぞ!?」
「・・・・あ~え~」
「・・・・悪い・・・お前が寝てる間にアスナちゃんがずっと泣きそうな顔してたからな・・・つい」
「はぁ~俺が油断したからだよ、タカミチはどうだ?」
「ああ、今は一人で修行してるぞ、あの戦いに参加できなかったのが悔しかったんだろうな」
俺達を目標にしてるタカミチだ、足手まといになるのは、嫌なんだろうな。若いんだからもう少しゆっくりすれば良いのに。それにしても逃げ続けるのも限界か。何処かでアスナちゃんを保護して貰える場所は無いものか・・・
「なぁ、ガトウ」
「分ってる、そろそろ真帆良に戻るか・・・ナギの情報も有るかも知れないしな」
「なんでナギが出てくるんだ?」
あいつはアリカ姫と新婚旅行中だろ?わざわざ探すような事はどうよ、折角の新婚旅行だぞ?千の雷打たれても俺は知らないぞ?
「お前は気絶して知らないか」
「ないがだよ」
「ナギは・・・死んだ」
「いやいや!あのナギが死ぬわけないだろ?」
「正確には行方不明だ」
「んなもんラカンだって何所にいるか分らねぇじゃねぇか」
紅き翼で居場所が正確な奴なんて今は、え~とクルト、詠春位なもんだ。ラカンの場合はそこ等辺の辺境で飲んだぐれてるだろうし・・・確かにナギだけはよくわかんねぇな、いや、でもあのナギだぞ?あいつを殺せる奴なんて俺ぐらいなもんだろ。俺だって危ないのに
「まぁ、ナギの行くをあそこが知ってるはずは無いが、アスナちゃんもそろそろ学校に通い始める歳だし」
「アスナちゃんの感情を戻すのも俺達と居るより良いかも」
学校は勉強以外にも学べる事が多いのだ、中学で退学した俺だが、ナギとと言う親友を作れたのもなんだかんだ言って、学校の御蔭だし。
「それに、あれだ、お前そろそろエヴァの呪い解かないと不味くないか?」
「は!」
「忘れてたんだな・・・」
ま、まずいぞ!これは本格的に俺の死亡が確定じゃないだろうか!?い、いや待て!帰ってる間に考えればいいんだ!どうせナギだ力任せにかけた呪いだ、同じく力任せにやれば上手くいくだろ!うん!そうだ!
「・・・明日の朝から出るから涙拭いとけよ」
「・・・・うん」
世界救った英雄でも怖い事はあるんだよ!悪いか!



「とうとう着いてしまった・・・ここが悪魔の城か・・・ガトウ、タカミチ、俺を守れ、アスナちゃんは大丈夫だ」
「如何見ても平和な学園だが?」
ガトウ達が呆れた目で見てくるが、そんなことは無いぞ!俺にはナギとラカン並の強さを持った悪魔が待ち構えているラストダンジョンにしか見えないぞ!?なんだあのダークオーラは!?
「人間が放って良いもんじゃねぇぜ・・・」
「吸血鬼ですからね・・・」
タカミチの冷静なツッコミ・・・すっかりたくましくなったもんだ。
「ま、まずは学園長に挨拶だな・・・全員魔力、気を極限まで抑えろよ?そうだ、ガトウ、学園長には俺達が今日来る事伝えてるよな?万が一この結果に引っかかった日には、お前!」
「落ち着け、学園長には伝えてる」
「あの~」
「どうした、タカミチ」
「幾らなんでも怖がりすぎでは?」
「なに?」
「幾ら最強の吸血鬼でも魔力を封印されている状態で、アレンさんに勝てるとは思えなんですが?」
「ふむ、タカミチ君の意見はよく分った。だがね?相手は600年も生きているロリババだ。いいか?600年だぞ?其れだけ期間あいつは戦って来たんだ。そしれ生き残っている。魔力が封印されてるからと甘く見ていたら死ぬぞ?」
「わ、分りました!」
俺の何時に無く真剣な態度で分ったのか、神妙な顔で頷くタカミチ。また若者命を救ったぜ。
「アホらしい」
「ほらさっさと行くぞ」
それに比べてあの二人は冷たいとです・・・


「ホッホッホ、良くぞ来てくれた、まぁお茶でも飲んでゆっくりしてくれ」
「茶より呪いをとく為のなにかをくれ」
「・・・・アスナちゃんまた少し大きくなったかい?」
「少しだけ」
「なぁ、頼むよ!俺まだ26だぜ?死ぬには早いだろ?」
「・・・・タカミチ修行はどうじゃ?」
「は、はい、まだ「咸卦法」はまだ使えませんが、以前より格段に強くなったと思います!」
「ホッホ、それは良かったワイ」
 学園長の顔の数cm手前まで顔を近づける
「た・の・む・よ!」
「ところでがガトウや、行き成り度したんじゃ?」
「無理じゃね?この距離での無視はむりあるよね?」
「その事を話す前にアレンを元に戻します」
「今床で頭を抱えてるが何が有ったんじゃ?変なもんでも食べたか?」
「エヴァの呪いを解く魔法が分らずに、朝からこんな感じです」
「俺に時間をくれぇ~たのむよ~」
 俺だって頑張ったんだよ!でもな?解除魔法って攻撃魔法より数段難しいんだぜ?しかもあのナギが真祖の吸血鬼を封印するためにやったもんだぜ?全力だぜ?無理だろ?
「取り合えず真面目な話です」
「そうなんだよ、じいさん」
「ホォッ!?行き成りなんじゃ!情緒不安定にも程があるぞい!?」
「俺の事は良いんだよ」
「触れないでください・・・」
なんとか落ち着いた。じいさんいは若干引かれてるがそれは良い。
「話の続きですが、タカミチを此方に戻そうかと」
「本当か!ちょうど人手が足らずにことまっておったんじゃ」
「それと、嬢ちゃんを此処の小学校に入れてください」
「ふむ、それは別に構わんがアレンはそれで良いのか?」
「仕方ないだろ、何時までも逃げ続ける訳には行かないんだ」
 ナギの話によれば俺が3年で時に来るたそうだ、いくら俺がその約束をしてないにしろ元々の原因は俺の方にある。男なら責任を取らないと。
「まぁ、アスナちゃんの学校はまだ先に成るだろうし、タカミチもこっちでもう少し修行するしな」
「ふむ、おぬし等はどうするんじゃ?ここに残るなら真帆良学園の警備をして欲しいんじゃが」
「悪いけど、俺は今から一人で行くところがあるんだ」
「俺もタカミチを少し指導して魔法世界に行こうと思います」
これは此処に来る前に話し合った結果である。これからアスナちゃんは名前を変えて別人として生きていく事になるかも知れない。そんな時に俺たち二人の影がチラつけば、また面倒ごとに巻き込まれう可能性がある。
 だから暫くはアスナちゃんは学園長に引き取って貰い、何も無ければ俺がこっそり戻って来て、アスナちゃんと暮らす。ガトウは魔法世界でクルトと協力して色々頑張るらしい
「アスナちゃんは之から神楽坂 明日菜として 生きていく」
「・・・辛いの」
アスナちゃんにとっては辛い事だがこうでもしないと何時までたっても追っては止まないのだ。エヴァにももう少し待ってもらうか・・・悪いな、
「明日菜ちゃんはそれで良いのかいの?」
じいさんがアスナちゃんに確認する。もしもアスナちゃんが嫌がれば俺達一人を残すつもりの様だ。じいさんからしたらまだ幼い女の子一人残して俺達が居なくなるのは考えられないのか。
「・・・少し寂しいけど、すこし我慢したらアレンが迎えに来てくれるから大丈夫・・・」
「悪いな・・アスナちゃん」
「何時までお主達はここにおるんじゃ?」
ふむ、何時までここに居ようか・・・アスナちゃんが此処になれるまで居たほうが良いよな。
「う~ん、一ヶ月位か」 
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