原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
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10話
前書き
明日は朝から晩までバイトで更新できないんで明日の分まで投稿します。
今日は7日目の対戦日、5回目の対戦で圧倒的な実力差を見せつけたのが良かったのか剣たちは剣たちは自身の実力向上に本気で取り組むようになった。特にシグナムは有休を使ってまで自分を鍛えているらしい。夕としてもそのくらいの勢いで来てくれたほうが今後に期待を持てるのでありがたかった。
今回は間が空いて前回の対戦日から3週間が経過していた。対戦相手はシグナム、フェイト、剣の三人。他のメンバーも全員集合している。
フェイト、シグナム戦は夕の勝利に終わる。フェイトは夕の忠告を聞き入れ覚悟をしてきたのか、前とは段違いの気迫で挑んできたので前より良い勝負になった。一撃を入れるのもそう遠いことではなさそうだ。
シグナムはかすり傷ではあるが一撃をいれられた。この人なら次の対戦日にダメージになる一撃を入れるかもしれない。
現在は剣と戦っている。 しかし、今回のこいつとの戦闘は正直つまらないし、今後の期待も持てない。全体的な実力は成長しているが相変わらず俺を敵として見れていないのか、攻撃に甘さが消えていない。このままだどいくら努力しても俺に勝つのは無理だろうな……ちょっと挑発して見るか?
観戦室【】←念話
「【クロノ提督】」
「三河か【どうした】」
【これから神谷を挑発します。これから言うことは全て本気ではないのでそのつもりお願いします】
【大丈夫なのか?】
【今後、管理局員として犯罪者と戦う上でも重要なことだと思いますよ】
【…解った。やりすぎないでくれよ】
【剣しだいですね】
訓練室
「神谷、お前はまだ俺を敵として見れてないんだな」
「…それは」
「……………これから冗談を言う」
「冗談?」
「俺はお前逹の中で神谷、お前がもっとも俺を倒す可能性があると思っている。たが、今の腑抜けたお前では俺が負ける可能性は皆無だ。それじゃあ俺はいつこのロストロギアから解放されるんだろうな」
「………」
「最悪、俺を倒せる奴を探して辻斬り紛いのこともしないといけないかもな~」
「そして辻斬り紛いのことをする俺を誰かが捕まえようするだろうな。その誰かが俺より強ければいいが、俺より弱かったら、怪我人が出るな。いや、俺に負けた人が出た時点で怪我人が出るのは避けられないか」
観戦室
「あのアホウは何を言うとねん。冗談にしても質が悪すぎや!」
「落ち着いてください主」
「そうだよはやてちゃん。冗談っていってたじゃない!」
「そうですよはやてちゃん!」
観戦室で今にも夕をハリセンで土突きに行きそうなはやてをザフィーラ、なのは、シャマルが必死で止めていた。
「本当に冗談だよ…ね」
「大丈夫だ。テスタロッサ、三河はそんなことする人間ではない………たぶんな」
「わかんないないなら無理すんなよシグナム」
夕の性格を理解していない面々からすれば夕が本気なのか解らないのだ。
訓練室
「本当に…冗談なのか…い?」
「さあ、どうだろうな」
夕の表情は笑っていたが前髪が目にかかっていて よく見えない。
「だいだい、仲間ならともかく敵に情けをかけてどうする?すこしくらいやり過ぎても良いくらいだ」
「っ!犯罪者にも事情があって手を汚した人もいるはずだ!」
「いるかもしれないな。だが、捕まえた後ならともかく、捕まえる段階で情けをかけても意味ないだろ。そいつの過去が本当で逃がしたとしてもそいつがその後、真っ当に生きられる可能性は低い。逃亡生活を続ける内にさらに歪む可能性すらある」
「だけど!」
「それなら少しやり過ぎても、捕まえてから更正の機会を示す方が良いと俺は思う。まぁ、あまりにもやり過ると信用してもらえない可能性はあるがな。くっくっく」
「三河…君は」
「犯罪者に情なんて掛ける必要はない。それが俺の意見だ」
「それは違うよ!」
「そうだな。俺は間違っているかもしれない。それでも、逃げられるよりましだ。逃げた奴が何をするかわからないからな」
観戦室
観戦室の空気は重い。夕の言っていることは納得できないが否定もできないからだ。
「いくら冗談でも言い過ぎなの」
「…お兄ちゃんはどう思っているの」
「フェイト…」
「三河の言うことは分かるよでも…」
「分かってる納得する必要はない。三河の言っていることは正しいが極論なんだ…たが剣には必要なことかもしれない」
「あれが必要なことなんか!?剣君うつ向いてしまっとるやろ!」
「僕に当たらないでくれ。三河の狙いが何なのかそれを見極めてから止めに入っても遅くはないといってるんだ。上手くいけば剣の成長にも繋がるかもしれない。」
「…分かった。でも本当に不味いと思ったらクロノ君が止めても私は土突きに行くでぇ」
「その時は提督命令で許可する」
訓練室
「少なくとも現時点で俺はお前の頼んでもいない甘さでマイナスを受けているのは事実だ」
「………」
「お前が甘さを捨てて全力で挑んできてくれれば、お前が俺を倒す確率は高くなりロストロギアから解放されやすくなる。だがお前はそれができないでいる。俺にとってはお前の情は有難い処か邪魔なことでしかないんだよ。お前はその甘さで誰を助けるんだ?助けられるのか?」
「それとも「黙ってくれないかな?」…」
それまで黙っていた剣が口を開く。
「君の言う通りかもしれない。僕は過去に僕自信の甘さの性で大きな失敗をしている。その後、僕はもうこんな失敗は二度と犯さないと誓った」
「…だが、今だに捨てきれていないな」
「そうだね。僕の中に甘さは残っている。でも、今気づいたよ。捨てる必要なんてない。この甘さも僕の一部なのだから」
「それで…その一部を捨てないでどうするつもりだ?」
「君に勝つ!僕は僕の全てを抱えたまま、君に勝手見せるそれが僕の覚悟だ!」
剣の目には溢れんばかりの闘志を発せられていた。
「傲慢だな。口では何とでも言える。行動で示してくるか?」
「言われなくても!」
剣と夕の第2ラウンドが開始される。
「はぁぁぁぁぁ!」
剣は今までの対戦が嘘の様に双剣の乱舞を放つ。
「スターバースト・ストリーム!」
ここで剣の速さが大きく跳ね上がる。無意識の内に抑えていた力が解放されたのだ。
「部分鉄塊…乱打!」
夕は両手を鋼を超える強度に変え、剣の双剣にぶつける。拳と双剣が激しく打ち合う音が何重にも鳴り響く。
「確かに早いな。だが、そんな軽い攻撃ではいくらやっても鉄塊は破れないぞ」
「そうだね。でもこれならどうだい」
剣は夕の左腕にに双剣を接触させる、切りつけるのではなく、当てているだけだ。夕が疑問に思っていると双剣のデバイスの後ろが開き、魔力がジェット機のエンジンのように噴射される。
「バスターソードォォォォォ!」
噴射されてついた勢いと剣の力が合わさり、夕の左腕を一気に押す。勢いは止まらずそのまま夕の左腕を間接と逆に押し込んだ。つまり夕の左腕をへし折ったのだ。
「このまま。君を倒「油断してじゃねぇ!」
剣の瞳に希望が映ったが、それはすぐにかき消される。腕を折りはしたが夕の攻撃の勢いは衰えることを知らずに攻めてくるのだ。だか左腕がない分、攻撃パターンは減り格段に避けやすくなる…………………はずだっだ。少なくとも剣はそう考えて左腕から注意をそらした。だが油断した剣の身体に拳が突き刺さる。左の拳が。
「ゲホ!なんで、左腕が…確かに折ったはずなのに…」
「起きたら答えやるから今は休め。」
「…勝てると思ったのにくやしいなぁ…。三河…僕は情を捨てるつもりはないからな…ね」
「好きにしな。だけど、かけるべき相手とかけるべきではない相手を見定めて割り切れるようになりな。そうじゃないと、取り返しのつかないことになるぞ」
剣は意識を手放した。
意識のない剣を肩に担ぎ上げ、医務室に運ぶ。道中、高町逹にも質問をされたが剣が目を覚ましたら話すと言って黙らせた。
「ここは…そうか、僕はまた負けたのか?「そうだ」三河!」
その後に剣が落ち着くのまって質問タイムが始まる。
「三河、教えて欲しい。どうして僕が折ったはずの左腕を動かすことが出来たんだ?」
「ああ、確かに折れたよ。すごい痛かった」
「それじゃあ何故なんだ?」
「簡単だ。治ったんだよ!」
こともなげに言う夕にさすがの剣も声を荒げる。
「僕を馬鹿にしているのか、そんな早く骨折が治るはずがない!」
「馬鹿にしてる気も嘘をついているわけでもないんだかなぁ…まぁ、俺にまともなダメージを入れたんだから答えるよう。」
皆が姿勢を正し話を聞く体制に入る。
「俺が並外れたパワーや回復力を持っているのは俺がエクステンデット(改造人間)だからだ」
「「「!」」」
「改造人間って仮面ラ○ダーとかの改造人間でええんか?」
「その改造人間であってる。仮○ライダーと違って変身は出来ないけどな。その変わり、人外の腕力と異常な回復力を持っている」
「医者としては、にわかには信じられない話ですね。拒絶反応は起こらなかったのですか?」
「それは俺の持つアブノーマルが解決してくれた」
「アブノーマル?」
「この世には三種類の人間がいるという考え方がある。一般人と言われるノーマル。俗に言う天才と呼ばれるスペシャル。他人には決して真似できない異常特化した能力を持つアブノーマル」
「特化した能力…ですか?」
「俊敏すぎる反射神経や 異常な分析力、無意識に周囲の感情を読み取る感受性、自ら髪を自在に動かせる人体操作、人体の改造に特化した改造技術、電磁波を操り他人の頭の中に介入できる能力などがある」
「…デタラメだな」
「俺もそう思うよ。そして俺が持つアブノーマルは<<人体の異常な適応力>>だ」
「適応力?」
「分かりやすく言えば、他の人間が拒絶反応を起こすような改造を身体に行なっても俺はその変化に適応できるということだ」
「なるほど」
納得はできないが理解はできたような反応を皆が示す。
「アブノーマルのほとんどが生まれつきの能力であることがほとんどだが、後天的に身に付く場合もある。因みに俺は後天性のアブノーマルだ」
「アブノーマルの能力はその人間のみが持つこと許された能力だ。どんなことをしても他人が覚えることはできない」
「…それはクローン…でも?」
「無理だろうな。精神が能力を形作っていることも多い。身体が同じでも中身が違えばそれだけで能力は備わらないからやるだけ無駄だな」
「本当にその人だけの能力ね」
説明が終わる。
「改造人間か三河君が強いのも納得ね。医者としては複雑だけどね」
「あたしとしては少しずるい気もするな」
「にゃはは、確かに」
「そう?僕としては強くなる方法は人それぞれだと思うけど」
夕の強さの秘密にはそれぞれ思うことがあるようだ。
「三河、君の能力の分かった。それなら君に改造を行った人物がいるはずだ。その人物は誰だ?………ジェイル・スカリエッティか?」
「ジェイル・スカリエッティ!?。そうなの三河」
クロノ提督の予想にフェイトは強い反応を示す。 他の皆も次元犯罪者の名前が出たせいか、空気が重くなる。とうの本人は
「………誰それ?」その人物の名前さえ知らなかった。
何人かがずっこける。特にフェイトは顔面から地面に激突していた。リアクションが古い気もするが気にしてはいけない。
「知らないのか?では一体だれだ君に力を与えた人物は?」
「そや、誰なんや?」
「名瀬 妖花と言う人物です。後、クロノ提督も他の皆も勘違いされているようですから訂正させていただきます」
「なんだ?」
「訓練室を破壊するパワーと異常な回復力は改造により身に付けた能力ですが。それ以外の格闘術や判断力は黒髪 真黒さんのもとで鍛えられて身につけたものです」
夕は自分の力の全てが改造して身につけたものの様に思われいるのが分かり不機嫌になっていた。部屋にいる皆も夕が不機嫌になっている理由に気づく。
「…すまない。改造にばかりに気を取られて君の努力を見ていなかった」
「あかん、私もや…堪忍やぁ」
他の皆からも謝罪をされる。
「はぁ~もういいです。後、改造前でもコンクリートを砕くくらいなら余裕でできます。もう一度いいますが、人間を舐め過ぎですよ」
「返す言葉もない」
部屋の空気は依然として重い。
「他の質問は後日受けます。まだ、俺を倒せたわけじゃあありませんからね」
「わかった」
その日は解散となった。
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