| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

学園黙示録 終末と武器商人

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

いい武器(確信)

 
前書き
お久しぶりです。やっと落ち着いてきたので書いていこうと思います。これからも良しなに 

 
飛行機が墜落した地点から少し離れたところに高茂達は立っていた。

飛行機は機体が真っ二つになり、田んぼには色んなものが散乱していた。食料、武器、弾薬、何かの資料など様々であった。

「こりゃあ、軍関係の飛行機だったんかね?」

高茂が言う

「だろうな。落ちているものからそう答えが出るのも間違いない。何か使えるものがないか探してみよう。彼らにはもう不必要なものだ。それに、屍共が今の音で惹きつけられているかもしれんからな。早めに行動したほうがいい」

壮一郎が言う

「そうですね。各自、使えるものを探してください。武器、弾薬、なんでも松戸さんはストライカーをこっちに持ってきて下さい。」

「了解だ。」

そう言って松戸はストライカーに向かった。その他は使えるものがないかを探していった。数十分後、それぞれが集まって見つけたものを置いた

~拾ったもの~

弾薬×3(箱)

食料(非常食)×5

武器×4丁

と拾ったものはあまり良いとは言えなかった。他の物は燃えていたり、落ちた衝撃で壊れていた。無傷なものがあっただけでもありがたかった

「思ったより見つかりませんでしたね~」

琴美が言う

「これだけ残っていたとしてもまだ良い方だろう。」

冴子が言う

「冴子の言うとおりだな。後はあの飛行機の中か・・・・」

そう言って高茂が飛行機の方を見る

「武蔵ちゃん、飛行機の中に入るつもりなの?」

小百合が言う

「周辺でこれだけなら、後は中の方に賭けるしかないでしょう。幸い、まだ燃えてないですし、時間との勝負ですよ。」

「うむ。武蔵の言うとおりだな。これだけでは足りない気がするしな。危険は承知の上だ。私と武蔵で見てこよう。」

荘一郎が言う

「ですね。女性陣はここで警戒しててください。ちょっくら行ってきます。」

そう言い残して二人は飛行機に向かう

~機内~

中に入ると機内はめちゃくちゃだった。

「うへ~思ったより、酷いことになってますね。」

「うむ、そうとう衝撃が強かったのだろう。む?」

「どうしました?おじさん。」

「うむ、この瓦礫のところに何かありそうな気がしてな。」

一見ただのがれきのような感じがしたが、妙に膨らんでいた。まるで、何かが下に埋れているような感じであった。

「確かに何かありそうな感じですね。ちょっと調べてみますか。」

そう言って二人で調べてみた

~数分後~

「これは・・・・」

「こいつは・・・・・」

二人はそこにあったものに驚いた。

そこにあったのはM1エイプラムズだった。現代の米軍の主戦力とも言える戦車であり世界最強とまで謳われたものだった。そんな戦車があったのだ

「武蔵、動かせると思うか?」

「ん~落ちた衝撃で壊れるということもありますからわかりませんけど、とりあえず動かしてみますか。」

そう言って車長ハッチから中に潜り込む。見た範囲では特に壊れているということはなかった。運転手の座席に移動し、エンジンスイッチを押してみる

ブルッブォォん!!ブロロロロロ・・・・・・

なんと、何事もなかったように動いた

「これは驚いた」

壮一郎も驚いたようだ。

「よっしゃ、行けますね。ちょっと動かすんで、外の方に居てください」

「承知した。」

そう言って荘一郎が出たのを確認してから、アクセルを踏んだ。ゆっくりと車体が動き出し、瓦礫などをどかす。そして、邪魔だった飛行機の壁を車体で踏み倒して、田んぼの方にでた。

「壮一郎さん、コイツの弾薬って中で見かけましたか?」

「ああ、いくつかは有ったな。でも、どうする?運ぶには手間がかかるのではないか?」

「何個か、車体の中に入れましょう。それで十分なはずですよ。一人でも運べる大きさですから」

「承知した」

そう言っているうちに全員が乗ったストライカーがやってきた。全員に話して弾薬を乗せて、その場を後にした。

現代の戦車は舗装された道路であれば80㌔は簡単に出せるので、ストライカーと同じスピードで走れた。

戦車には武蔵、冴子、琴美の三人が乗っていた。

「すごーい!戦車って初めて乗りました!」

琴美が興奮気味に言う

「まぁ、一般人が乗る機会なんてそうそうにないだろうよ。」

「中も随分と快適なのだな」

冴子が言う

「昔と違って兵士の方を重視してきたからな。普通の車と変わらないだろ?」

「うむ、そうだな。」

「あっ武蔵さん、そろそろアウトレットの方に着きますよ!建物が見えてきました!」

琴美が言う

「おっ本当だな。さて、何が待ってることやら。」

「あれ?武蔵さん、駐車場の方がなんか変ですよ?あいつらがいます」

「あいつらって言うと奴らか?どのくらいだ?」

「結構な数ですね・・・・生存者が居るかのような集まり方です。」

「おう・・・・・本当だな。乗りかかった船だ。助けてやるか。松戸さん」

無線で呼びかける

「おう、どした?」

「目的地のアウトレットの駐車場に生存者がいるみたいです。見えますか?」

「ちょっちまってくれ~・・・・・・・丁度、車二台が駐車しているところか?」

「えぇ、そうです。自分は前から、そっちは後ろの部分をお願いします。」

「了解だ。手早くやろう。」

そう言って無線を切る

「二人共、戦闘準備だ。琴美ちゃん中に入って」

「はい」

琴美が中に入ったのを確認してからスピードをあげる。

「さぁ~て救世主のご登場だ。天使とダンスでもしようぜ」

そう言って生存者の救助に向かうのだった 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧