FAIRYTAIL~パラレルの世界~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三十九話地下の竜
「エルザ!!」
「グレイ!!」
町に入ったフェアリーテイルのメンバーたち、その内のエルザとグレイが町中で出会った。そしてそこに一つの影が近づいていた。
「久しぶりだな」
「うちは……サスケ?!」
別の場所
ここにはガジルが下水道を通り移動していた。すでに結構な距離を歩いておりアギトのいる中心部までもうすぐそこまで迫っていた。そして開けた場所にだとりつき、ガジルはそこに広がる光景に絶句した。多くの人骨があった。よく見るとその奥には石碑が立てられていた。
「『竜の里にすみしドラゴンここに眠る』何なんだこれは………」
「この町にはかつてドラゴンが住んでいました私達のドラゴンも同様に」
後ろから聞こえた声に驚き振り返る。そこにはウェンディの姿があった。
「ドラゴンがすんでいた?どう言うことだ」
「正確には竜人族です……人の姿と竜の姿を持つ者達です」
ガジルはウェンディの言葉に色々と気になることを感じた。
「おいなんだその竜人族ってのは」
「私も聞いただけで詳しくは知りませんそれより始めましょう私達を倒すためにここに来たんでしょ?」
ウェンディの言葉にガジルは本来の目的を思い出す。
「鉄竜の咆哮!!」
直ぐに身を構えブレスを放つ。しかしそれはウェンディの頭の上を掠めるだけだった。いや地面とブレスのわずかな隙間にしゃがんで入りかわしたのだった。
「鉄竜昆!!」
スグにウェンディに向かって攻撃する。しかしそれもかわされウェンディはそのガジルの伸ばした腕の上に着地する。
「こちらから行きます!!」
ウェンディはジャンプすると近くの壁に着地する。
「天竜の劍角!!」
ウェンディがガジルに向かって突っ込む。それをくらい吹き飛ばされるもスグに体勢を立て直し攻撃を加える。
「 鉄竜槍・鬼薪!! 」
ガジルが連続で突きを放つ。しかしウェンディはそれをすべて完璧にかわす。
「こっちが本命だ!!滅竜奥義 業魔・鉄神剣!! 」
突きを囮として使ったガジルの攻撃が命中しウェンディが吹き飛び倒れる。
「……マスターが気を付けろっていたけど大したことなかったな……」
「さすが二竜の可能性を持つドラゴンスレイヤーですね」
ガジルが声のする方を見るとわずかに腕に傷をおっただけのウェンディの姿がそこにあった。
「二竜?つうか……何で……」
「ナツさんの雷炎竜みたいに二つの属性を持つドラゴンスレイヤーのことですガジルさんにはその素質があるとアギトさんはいってました」
「鉄竜の咆哮!!」
ガジルが不意をつくようにブレスを放つ。しかしそれは何かにかきけされた。
「ガジルさん忘れていませんか?私には鮫肌がいることを」
「………ッ!!」
かつて暁と戦った時ウェンディは鮫肌になつかれていた。つまりガジルの滅竜奥義を鮫肌が弱めていた為にウェンディはほとんど無傷だったのだ。
「私には二竜を会得することは出来ませんでも鮫肌のお陰で一発なら使えます天鉄竜の咆哮!!」
ウェンディから放たれたブレスはガジルを直撃しガジルは倒れた。
「つ、強すぎん… だろ………」
そこでガジルは意識を手放した。
ページ上へ戻る