ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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炎王現る? 激突!リザードン対ブーバーン!
ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は、途中、ゼブライカに籠を奪われたポニータを救い、更に旅を続けていた。が、今はなにやら物事が起きているご様子。
「エア”ア”ア”ア”!!!」
「エアームド言う事を聞いてってば!!」
フウロの手持ちの一番のじゃじゃ馬、エアームドが先程から大暴れしている。元々、あのエアームドはフウロの言う事を全く聞かない、自分勝手な行動ばかりを取る。俺達もかなり手を焼かされている。まるでサトシのリザードンだぜ、いやリザードンより酷いかも。そして現在は
「うわあああぁぁぁっ!!フウロ~!!早くエアームドをボールに戻してくれ~!!!!」
「ユウヤ~!!?戻ってエアームド!!」
何度も何度もボールへと戻す作業をリトライし、漸くエアームドはボールへと収まった。マジであのエアームドは問題児だ。ゴルザを父さんに送って貰って良かった、炎タイプのゴルザはエアームドの対処が簡単だからな。それと俺は親父から簡易式のポケモン送信装置を貰っている。充電式で使用に限りはあるがこれで一々ポケモンセンターに寄らなくて済んでいる。それとゴルザと入れ替わったのはグルガだ、理由?くじ引きの結果だ。
「ゼェゼェ……エアームドもいい加減にして欲しいぜ………」
「ごめんユウヤ…」
「嫌気にしなくて良いけど……休ませてくれ………」
テントに向かうユウヤに付き添うフウロ、まあ先程までエアームドのエアスラッシュを全力ダッシュで逃げまくってたからな。無理は無いか。
『ジン、あいつ何か焦ってる様に感じるぞ』
「何って何が?」
『それは解らんが、怖がってるような感じだ』
怖がってるね…あれで?
「少し宜しいかな」
ん?俺に話し掛けてきたのは一人の老年の男性だった、側には屈強なブーバーンが付いていた。しかも凄いレベルが高い、この人凄いトレーナーだ。
「いきなりで済まないがバトルの相手をお願い出来るだろうか?先程からわしの相棒、ブーバーンが君のリザードンを見てから興奮してしょうがないんだ」
「ええいいですよ」
「感謝するよ」
っという事で俺はベテラントレーナーのミツヤさんとバトルをする事になった。審判は無しだが、観客としてカミツレがいる。
バトルフィールドにはリザードンのゴルザとブーバーンが睨み合って今か今かと主人の合図を待っていた。そしてカミツレがブーバーンの僅かな変化に気づいた。ブーバーンの両手が少し赤くなり始めていた。
「ジン!来るわよ!!」
「おそらく来るのはかえんほうしゃ!ゴルザ、迎え撃て!!」
『おおっ!!』
ブーバーンの両手はゴルザに向けられ、そこから炎が発射された。それと同時にゴルザも炎を吐き出した。互いの炎はぶつかりあい、強い炎は互いのエネルギーに引火したのか、爆発を起こした。
「互角か!」
「ブーバ-ン、例え炎の威力は互角でも、貴方には技がある!!だんもんじです!!」
「ブウウウバァァァアアアアアアアアアアアン!!!!!!」
両手口から放出された炎は巨大な大の字を作り出しゴルザへと向かっていく。だいもんじ、かえんほうしゃを上回る威力を持つ炎タイプの技だ。当然ゴルザも使うことが出来る。だがそれをあえて、真正面から受け止めた。
『舐めんなぁぁぁぁっ!!!!』
「よく受け止めた!!そのまま受け流せるか!!?」
『任せろぉぉお!!』
爪を地面に食い込ませ踏ん張り、そのままだいもんじを上空へと放り投げた。炎の勢いは弱まった為か、だいもんじは大から中→小と変わってから消えた。
「いまだ!かみなりパンチ!!!」
ブーバーンはその巨体からは有り得ない速度で加速し、ゴルザへと突進しながら右手に電気を纏わせる。
「受けてたとうぜゴルザ!メガトンパンチ!!」
『おおおおっ!!!!』
ゴルザも拳を構え、ブーバーンを迎え撃つ構えを見せた。そして両者の距離は0になり、かみなりパンチはゴルザの顔を、メガトンパンチはブーバーンの腹部を確かに捉えた。互いに苦しげな声を漏らしながらも両手を組み合わせ、力比べの体勢へとなっていた。互いに一歩も譲らない一進一退の力比べ、バトルを見ているカミツレもその熱気に当てられ汗をかいていた。
「負けるなゴルザ!!」
「ブーバーン!もっと力を込めてからフェイントです!!」
「何!?」
ミツヤの指示を聞き、ブーバーンはニヤリと笑い、力を込めたと思わせ手を離し、そのまま跳躍しゴルザの後ろへと回り、背中へかみなりパンチを打ちこんだ。ゴルザの悲痛な声が周囲を揺らす。
「ゴルザッ!!」
「そのまま地面に叩きつけてからオーバーヒート!!!」
ゴルザの尻尾を掴み、ジャイアントスイングをして勢いを付け、思いっきり地面と叩きつけた。その後再び跳躍、前回の炎、オーバーヒートがゴルザに降り注ぎ、大爆発を起こした。
「くっ!!ゴルザァ!!!」
ジンの声がした、だがそこには土煙が立ち込めゴルザの姿を視認出来なかった。暫ししてから土煙が晴れるとそこにはゴルザの姿は無かった。
「何!?何処に言ったのですリザードンはっ!!?」
「ブ、ブウウウゥッ!?」
突如ブーバーンがうめき始めた、地面が激しく大きく揺れているのだ。そして次第に地面に巨大な亀裂がブーバーンの足を元を中心に走り始めた。そしてそこから
『おおおおおおっ!!!残念だった!!俺はあなをほるが使えるんだよっ!!!』
「ったく心配掛けやがって!!!」
ゴルザが飛び出し、ブーバーンの顎にアッパーを決めた!そして空中に放り出されたブーバーンをリザードンは掴み、そのまま上空へと運んでいく。
「よぉし!そのままちきゅうなげだっ!!!」
「ブーバーン脱出するのです!!」
ゴルザがちきゅうなげの体勢に入ろうとするがブーバーンは激しく暴れて妨害しようとする、だがジンは直ぐに指示を飛ばした。
「そのまま回転して目を回してやれ!!」
そのまま空中で横方向へこまのように回転するゴルザ、抱えられているブーバーンは必然的に目を回して大人しくなる。そしてゴルザは自慢の技を繰り出した。ブーバーンを抱えたまま地球の形、円形を象るように大きく回り始めていく。その速度は尾dんどん上がっていき、遂にはゴルザが閃光のようになって円形を作り上げていた。その溜まりに溜まった勢いから一気に地面に向かい、地面にブーバーンを叩きつけた!!ブーバーンは完全に戦闘不能の状態に陥っていた。
「やったぜゴルザ!!」
『おう勝ってやったぜジン!』
お互いに歓喜しながら抱き合い、勝利に酔いしれる。ミツヤはブーバーンに労いの言葉を掛けてからボールに戻した。
「負けてしまったのう、悔しいが清々しい気分じゃ。負けるのは久しい、炎王と呼ばれたブーバーンとわしももう老いたものよ」
「え、炎王!?」
炎王、カントー地方の四天王の一人だったとされる最強の炎タイプの使い手だ。だがそれも今は昔の話だった。
「ミツヤさん、四天王だったんですか………」
「一応今も現役じゃよ?まあ四天王の補欠のようなものじゃが。ジン君、敗北を有難う。そして、何時かカントーにも挑戦しに来るといい、その時はフルバトルで戦おう」
そう言いミツヤはピジョットを出して背中に飛び乗り、去っていった。カントーの四天王、炎王ミツヤ、彼とブーバーンが本気でなかった事は戦っていたジンたちが一番理解していた。ちきゅうなげの際もあの二人なら簡単に脱出できたはずだ、ワザと攻撃を受けたのだ。
だからジンとゴルザは誓った、絶対に本気の炎王に勝とうと。
後書き
遂に到着したシッポウシティ!早速俺達はジム戦を申し込んだが、フウロが大苦戦!!
苦渋の選択の果てにエアームドを繰り出すが、言う事を聞かずに大暴走!!
次回、ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
シッポウジム エアームドVSハリテヤマ!
フ「皆もポケモンゲットでナイスフライト!!」
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