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SAO<風を操る剣士>

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第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
  第0話 《リンク・スタート》

 
前書き
サブタイトルなどを考えるのが苦手なので、~話という形にしました。 

 



 自分は世間一般的な中学生より背が低かった。

 中学2年生になっても、背の順はいつも一番前だった。

 中学の成績も全然だめで、いつも学年の成績表で下の方から数えても2~30番目ぐらいの成績だった。

 クラスの友達とかも仲の良い人もいなければ、悪い人もいない。

 まぁ、よく「小学生~」や「童顔~」などと言われて腹は立っているが……
 けども、何もいえずただ「あはは」と笑っていたダメダメな自分が嫌だった。

 なので《ソードアート・オンライン》のβテストに受かったときに、自分をここで変えようと思った。

 まぁ、そんなダメダメな俺にも得意なことは3つあった。


 1つ目、[卓球]
 一応、中学の大会で全国に行った事があるので得意な事と言えるだろう。


 2つ目、[IQ]
 中学でIQテストという珍しいものをやった後、先生に放課後呼び出しをくらって、学内で1位だった事があった。嬉しさのあまりいくつ位だか忘れたくらいだ。

 学校のテストは数学と情報を除くと、全然ダメなんだよ。

 そういう事も覚えてられないダメで、バカな奴なんだ。俺は。


 3つ目、[ゲーム]
 もともと卓球で反射神経などは鍛えられているためか格闘ゲームなどが特に得意だった。……あと、推理(すいり)ゲームも。

 けどまぁ、こんな特技は卓球とゲームは地味で、IQの方も学校の成績が成績なので、誰も信じないだろうから誰かに言える自信が無かった。

 そんな自分を変えようと(結構ゲームも好きなので)βテストもガンガンと前線に出て行っていた。仲良くなったプレイヤーもいた。

 そんなこんなでβテストも終わり今、俺は正式サービスが始まるまで待ちきれずに、自分の今までの事と、ゲームにやるにあたった経緯(いきさつ)を待っている暇な間、ずっと考えてた。

 ……本当に何故そんな事考えてたのか、自分でも分からん…

 そうやって考えてる内に、時計を確認すると……1時、5秒前、4、3、2、1……

 ……0!!

「《リンク・スタート》」


 こうして、俺――虎風修一(こかぜしゅういち)のデスゲームが始まったのだった。




 
 

 
後書き
こんな小説を読んでくれてありがとうございます。
感想などがあったら送ってください。 
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