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深く、罪深い衝動

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2

 
前書き
 どうでもいいですが、作者はヤンデレを崇拝しております。
 よって、ここにその敬意を表するために常に作者に頭を撫でてくることをねだってくるヤンデレさんの言葉を毎回残していこうかと思います。
 迷惑だったら言ってください。
 因みにこれは将来できるであろうヤンデレ好きの読者様へのサービスです。

 ヤンデレ「おはよう!起きてる?というか、今起きてPC立ち上げたよね!私、ずーっと見てるから貴方のことならなんでも知ってるよ!」 

 
 0635時。


 「さて・・・ロズミア・・・。非情に言いにくいんだが・・・」


 「何?」


 「服着ろ。胸がだな・・・」


 あ・・・。
 すかさず、手で隠してその場にうずくまる。


 「ぐへへ・・・かわいいじゃねえか・・・」


 「黙れ!このクソが!!」


 と、お父さんが変た・・・じゃなくて、強姦魔を殴る。
 まあ、当然の報いね。


 とりあえず、服を着て平常心を・・・。
 って、それは無理ね。


 ああ、せめてローレンズに・・・。


 「・・・ロズミア、お父さんはお前が立派に」


 「うん、せめて別のところで言ってほしかったわ」


 そんないい話的な感じのセリフを言わせるわけないじゃない。
 もう、明日からちょっと冷たくしてやるわ。
 こう・・・朝食のアツアツの目玉焼きをすかさず顔にぶつけたり。


 「とりあえず、ロズミア。縄もってこい。そこら辺の看板にでも貼り付けにしておこう」



 「お父さん、それは流石に趣味悪いわ」


 「そうか・・・?なら・・・」


 そう言って、お父さんは強姦魔を蹴り飛ばす。


 「おい、テメエ!」


 「来・・・来るな・・・!こ・・・こっちには銃が・・・!」


 が、お父さんはそいつに歩み寄る。
 で、男の右腕をつかんで、すかさずねじり上げ、銃を奪い取る。


 「って、この銃俺のかよ・・・。とんだ物取りだな」


 ああ、そういうことだったのね。
 どうりで、そんな高価なものを。


 「ぐっ・・・」


 「よし、縛って外にでも転がしておこう。ロズミア、縄とってきてくれ」


 「それが、さっきまで犯されそうになってた愛娘に言う言葉?」


 「今は大丈夫じゃないか」


 ハハハ、と笑うけど、まあそれもそうね。
 なんかちょっと悔しいけど・・・まあ、いいか。


 「とってくるわ。倉庫だっけ?」


 「そうそう」


 そう言って、銃で逃げようとしてた男の頭を殴り、襟首をつかんでがっちりと今度は逃げないように固定する。
 うん、そうしてちょうだい。
 もう二度とあんな目はごめんだからね。


 -ロズミアサイド ~倉庫にて~ -


 0643時。


 「縄って・・・ジープに固定するアレじゃないの・・・」


 こんなのってバイクをトレーラーに固定するぐらいでしか見たことないんだけど。
 しかも、その隣にはおよそ一般家庭にはおいていないようなおかしいものがたくさん・・・。


 本当に私のお父さんって会社員なの?



 -ロズミア以外-


 0643時。


 「よーし・・・動くなよー・・・?」


 「う・・・動くものも動けねえよ・・・」


 とりあえず、ルミアは寝室に寝かせている。
 まあ、しばらくしたらショックから立ち直るだろう。


 おっとりすぎるのも考え物だな。


 それと、今こいつは両手を後ろに、1メートルほど離れて俺が足に向けて銃を構えている状態だ。


 「へへ・・・おい」


 「ん?なんだ?」


 「おれが一人で来たと思っているのか・・・?」


 「何・・・?」


 「だから、俺が囮かもしれねえってことだよ・・・ヘヘヘ・・・・」



 「・・・仲間がいるってことだな?」


 「そうさ・・・。こうしてるとお前のところの娘が危ないかもなあ・・・?」


 確かに・・・。


 いや、これは罠という可能性もある。
 ここで、仮に俺がロズミアを助けに言ったらこいつは妻を人質にとってやりたい放題するだろう。
 そうして、「仲間がいる」という常套手段にあっけなく引っかかった俺はなすすべもなく、こいつの言いなりになるしかない。
 多分、こいつは「娘をよこせ」と言い出すだろう。


 それだけは避けなくてはならない。


 だが、本当に仲間がいたら・・・?


 現に、こんな奴に仲間ができるかどうかは不安だが、同じ境遇にいる人間というのは山ほどいるだろう。
 そいつと、「ここを襲おう」などという簡単な計画を立てることはできるはずだ。


 いや・・・。だが、こんなやつだったら先ず、そいつとけんかになるなりなんだりしているはずだ。
 

 畜生・・・どっちなんだ・・・?


 しかし、その迷いが命取りだった。


 そいつは俺が考え込んで、不注意全開のときを狙っていたのだろう。
 なかなかに頭が回るやつじゃないか。


 いや、今はそれどころではない。


 こいつは俺に体当たりを食らわして、銃を奪い取ろうと俺を押し倒す。


 「ッチ・・・!そいつをよこしやがりゃあ!!」


 「馬鹿野郎が!んなことしたらこっちの頭が鳥みてえに綺麗にぶっ飛んじまうわ!!」


 と、俺と強盗が銃を巡ってくんずほぐれずの状態になってしまった。
 クソッ、これは少しこっちが不利じゃねえか。


 「離せ・・・!そいつを渡せって言ってんだりゃあ!!」


 「誰が・・・渡すかよ・・・!」


 強盗は俺の手から銃をもぎ取ろうと、両手で俺の右手をねじり上げる。
 よし、チャンス・・・!


 「左があるんだよォ!」


 すかさず、腹に左でのパンチを食らわす。
 そして、ひるんだすきを利用して後ろに距離を取る。


 よし、ここからなら銃を振り回しても大丈夫だな。


 「ハァ・・・ハァ・・・」


 「よーし・・・動くなよ・・・。今のは特別に見逃してやる・・・」


 「ヘッ・・・そういうことかい・・・」


 そう鼻で笑うと、男はこちらに近寄ってくる。
 そのあまりに予想外な対応にこちらはただ、後ろに下がって今の距離を維持するしかなかった。


 「ほら・・・撃てねえんだろ・・・?臆病だなあ・・・?」


 「・・・っ!?だ・・・黙れ・・・!本気で撃つぞ!」


 「ああ、撃ってみろよ・・・。こことか撃ったら俺は死んじまうかもりゃあ・・・?」


 そう言って、男は自分の心臓がある位置を指さす。
 ・・・クソッ!


 「止・・・止まれ!う・・・動くな!!」


 「ヒャヒャヒャヒャ!撃てねえへっぽこのくせによく言いやがるぜぇ!」


 ち・・・畜生!


 「お・・・俺はもう知らねえぞーーーー!!」


 そう言って、俺は銃を放つ。


 おそらく、俺は焦っていたのだろう。
 銃弾は男を大きく外れ、壁にかかっていた時計に命中。
 そして、男は俺に一気に距離を詰めてきた。


 「へへ・・・つーかまえた・・・」


 「・・・あ」


 そう言って、男は銃を奪い取り、額に銃を充てる。


 「ほら、命乞いしろよ!この俺に命乞いしやがりゃあ!」


 そう言って、男は俺を思い切り蹴り飛ばす。
 ぐっ・・・。


 「クソ・・・野郎が・・・」


 「あァーん?テメー・・・この俺によくもそんな口が・・・きけるもんだりゃあ!?」


 「あぐ・・・。う・・・お・・・お願いだ・・・こ・・・殺さないでくれ・・・」



 「ヒャヒャヒャ!!さっきまでの威勢はどうしたんだりゃあ!?まるでこれじゃあ、地べたにはいつ下って、必死にえさをねだる野良犬だりゃあ!!」


 ち・・・畜生・・・。


 「だが、そんなのはさせねーよ」


 そう男は冷たく言い放つ。


 「な・・・なんで・・・」


 「なんでだりゃあ・・・?そんなの!決まってんだりゃあ!!」


 そう言って、男は俺を蹴り飛ばす。


 「ぐ・・・」


 「おめーりゃが!俺よりも!金持ちで!うらやましいからに!決まってんだりゃあ!!」


 男は一言一言に恨みを込めるかのように俺をリンチした。


 ハハ、あまりの痛さで俺の痛いのがマヒしちまってやがるぜ・・・。


 「ハァ・・・ハァ・・・。とりあえずぅ・・・てめーのかわいい娘とべっぴんさんの妻は俺がかわいがってやるかりゃあ・・・安心して逝け」


 そう言って、男が引き金を引こうとした瞬間。


 「やめてえええええええ!!」


 妻が男に飛びかかった。


 「な・・・テメー・・・!何のまねだりゃあ!?は・・・離せ・・・!離すんだりゃあ!!」


 「あぅ!?」


 男は妻を突き飛ばした。


 た・・・助けなくては・・・。


 だ・・・だが・・・体が動かねえ・・・。
 け・・・蹴られすぎたか・・・。


 畜生・・・。


 ここで、男を挑発するようなセリフを吐いて、こっちにひきつければいいものを、生憎と口の中に大量の血があって、ゴボゴボというような音しか出ない。
 それに・・・なんか息苦しい・・・。


 これは血がのどに入ったか・・・?
 ハハ・・・どういう蹴り方してんだよ・・・。


 「ハァ・・・ハァ・・・。ど・・・どいつもこいつも・・・俺の邪魔ばっかりしやがって・・・!こ・・・殺してやる・・・!」


 そして、男は妻に銃を向ける。


 や・・・やめてくれ・・・。


 お願いだ・・・それだけは・・・。


 「い・・・いや・・・」


 「へへへ・・・あんたが悪いんりゃあ・・・。あんたが俺の邪魔をするから・・・俺のはらわたは今そこらの火山なんて生ぬるいほどに煮えくりかえっているんだ・・・」



 やめ・・・ろぉ・・・。
 それ・・・だけは・・・。
 それだけはぁ・・・。


 「う・・・うぅぐぅ・・・」


 「テメーもだ!先ずはテメーからだりゃあ!」


 「イヤァアアアアア!その人だけは・・・私を好きにしていいからあ!!!」


 「うるせぇ!!テメーはそこで自分の夫が無様に死んでいくとこをみな・・・。ヘヘヘ・・・脳みそぶちまけんてやんぜぇ・・・!!」


 ああ・・・すまねえなあ・・・ロズミア、ルミア・・・。
 俺って・・・父親失格だ・・・。


 こんな・・・こんな涙を流すぐらいなら・・・体が動けるようになりてえよ・・・。
 それで・・・大事な・・・家族を守りてえよぉ・・・。


 
 

 
後書き
 まだ・・・まだグロシーンは出てきてないから・・・大丈夫・・・なはず・・・。
 多分本気出したら周囲の人がドン引きするぐらいのグロいだけの稚拙な文章が出来上がると思います。
 当初としては、お父さんが頑張って立ち上がって、強盗を八つ裂きにして、暖炉の中に肉片をぶち込んでコンクリート責めにするという謎すぎる案もありましたが、そんなのより、こっちの方が絶望感あって楽しいでしょう?
 因みにその時は妻が夫のその行動にドン引きして、夫がとめる妻も八つ裂きにし、見つかったロズミアも八つ裂きにして、後々その行動を悔いてか、ロズミアと妻の肉片を調理して食べるというもっと謎な展開もありましたが、そんなのよりこっちの方が作者的には楽しかったのでこういう案になりました。
 どっちにしろ、食人風景は出ると思います。 
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