東方幽々曲
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第5話 デジャブ
前書き
君はデジャブと言う言葉を知っているだろうか?
また、デジャブを体験したことがあるだろうか?
さて、そのデジャブが行き過ぎるとどうなるのだろう
過去も未来もわからなくなるんだ
正しく言えば、未来予知だ。未来予知をしているためわからなくなる
そうだ、デジャブとは何かを説明しよう。
君達はこう言う体験をしたことがあるだろう? 前にもあった気がする、前にもこの光景見たことある気がする、前もここで転んでお金を落とした気がする。でも、あくまでも気がするだけ
そういうのがデジャブだ。
デジャブはどうして起きるのか、それはだな、パラレルワールドだ。
他の世界線の自分が起こした記憶だ。
だからデジャブが行き過ぎれば過去と未来がわからなくなるだろう?
最後に一つ
過去は0で未来は1だ。1、2、3、と増えるに連れて世界線が別れて行くんだ。だがその増えた他の世界線は0から始まる
オレと幽々子は晩飯を食べ終え、お茶を飲んでいる
幽々子「美味しかったぁ~♪ 幾斗さんってお料理上手なんですねー」
「まぁ、独り暮らしだったし。飯くらいは元々作れてた」
幽々子「今度もあれみたいな(ハンバーグ)美味しいもの食べたいなぁ~チラチラ」
「言われなくとも作ってやるって」
幽々子はしゃっ!!とガッツポーズをとり椅子から降りる
そのまま水道へ行き手を洗った。手を拭くとオレの目の前に立ちお辞儀をする
幽々子「ごちそうさまでした」
「お粗末さまでした」
とりあえずお風呂掃除しなければな
「お風呂洗ってくるよ」
オレがそういうと幽々子はコクンとうなずきテレビを見始めた
オレは風呂を洗いながらあることを考えていた
「また、今回も失敗するのかな」
また今回も失敗する、何が失敗するのか。それは幽々子に言った方がいいのか。今までに幽々子にそれを伝えたことは無かったからな
それとは何か?今までとはなんなのか?
だって、オレは何度も何度も幽々子に会っている。離れては会って、離れては会っての繰り返しだ。
オレはこの繰り返しを何年続けていたのだろうか。何年も続けていた、それはどういうことか?
オレの能力だ、昔に戻れるんだ
正しくは意識を前に飛ばす
そして、世界線を往き来する
行き過ぎたデジャブだ
だが、このことを幽々子に話すと未来が変わる。バタフライ現象ってやつだ
でも、結局幽々子は… 何でもない
一体オレはどうしたらいいんだ
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