遊戯王GX～鉄砲水の四方山話～

前作ネタバレありです。というか、１２０％ネタバレのみで構成されてますのでご了承ください。
何この二つ名(っぽいの)？こういうのが好きな年頃なんです、察してください。 

世界観説明
一、カードプールは常に最新のものを使用
二、ただし、シンクロありきのカード（緊急同調など）やエクシーズありきのカード（エクシーズ・リモーラなど）は無いものとして扱う
三、アニメ及び漫画オリカは名前だけでることもある。ただしデュエルには使われない。



『鉄砲水の先導』……遊野清明(ゆうのあきら)
　前作より引継ぎで本作でも主人公。デュエルの腕は相変わらず中の上程度だが、その分ぼろぼろにされてもへこたれない生命力を持ち合わせる。優男風の見た目と相まって一見すると濃いメンバーに振り回される苦労人のようだが、なんだかんだいってやってることが一番派手なのはこっちだったりする。
　元はただの子供だったがデュエルアカデミア入学試験会場に向かう途中で死亡、その後なんやかんやあってシャチの形を持つ地縛神、Ｃｈａｃｕ(チャク) Ｃｈａｌｌｈｕａ(チャルア)の力によりダークシグナーとして復活を果たした。その結果得た能力は精霊が見える目と精霊実体化の能力、及び身体能力の大幅な上昇等で、もう人間やめてるといっても過言ではない。
　と、これだけ重い設定を背負いながらも本人はまるで自覚がなく、毎日のんびりとデュエルを楽しんでいる。レッド寮の家事を一手に引き受けるその姿は、一部ではオシリスレッドのおかあさんと呼ばれているとかいないとか。最近ホワイトデー用に作ったクッキーの試作品が美味しいと話題になり、生活費稼ぎに注文を受けてはせっせとクッキーを焼いたりパイ生地をこねたりしている。
使用デッキ:【鉄砲水】

『最前線の霊体軍師』……ユーノ
　清明のサポート役で、地縛神を１体だけ復活させるに至った最大の原因。元はと言えばこの男が死んだところからすべてが始まった。普段は精霊体として清明のデュエルに口を出したり出さなかったりだが、たまに清明の体に憑依して代わりにデュエルを……していたのだが、清明がダークシグナーとして覚醒してからは自分自身を実体化できるようになったため多分もうやらない（本人談）。
　もともと清明が使っているデッキは彼の物であり、彼が持つエクストラデッキを使わないと本来の力を発揮できない。だが、GXの世界ということもありシンクロやエクシーズを人前で出す気がない彼は今日もそのことを黙ったままグータラ生活にいそしむのであった。
　ちなみにこのユーノの名、及び遊野の姓にはちゃんと意味があり、

原作キャラが本来『知らない』人間→『Ｕ』ｎ『ＫＮＯＷ』ｎという意味と、
だが『あなたは知っている』→『ＹＯＵ ＫＮＯＷ』のダブルミーニングとなっている。

というのをこの間、味噌ラーメンすすっているときにふと思いついたのでそのまま採用。
使用デッキ:真鉄砲水(エクストラフル解放状態)

『無双する夢想人』……河風夢想(かわかぜむそう)
　ヒロイン。最初の一回しか描写はないが、長く伸ばした青髪が特徴。とにかく謎が多く、彼女がアカデミアに来る前の生活を知る者は誰もいない。だがデュエルの腕前はずば抜けていて学園最強との呼び声も高く、彼女が一敗地にまみれたところを見た者はいない。すごくぶっちゃけると主人公では絶対やろうと思わない俺TUEEEを具現化した人。
　その容姿も相まって校内にファンは多く、清明もその一人。なお、本人も清明のことは憎からず思っている模様。どうやら過去に何かしらあったらしく、最近ドラゴネクロ→ワイトキングという新たな勝ちパターンを手に入れた。
使用デッキ:【ガイコツ】

『廃寮の奇ッ怪な霊魂』……稲石(いないし)
　アカデミアのある島に１６～７年ほど前から住みつく地縛霊。かつて特待生の寮だった建物に住み着いており、アカデミア生を見守ってきた。以上。本名享年死因その他もろもろ全ての個人情報は本人も一切覚えておらず、ふと気づいたらそこにいた、程度の認識。稲石、という名もアカデミアの歴史にそんな人間『いないし』という一発ネタから適当に思い付いたものでしかない。
　いい人でゴーストリックを駆使して戦うスタイルはデュエリストとしてもかなりの物なのだが、どうにも相手に恵まれないのでなかなか白星がつかないというかわいそうなポジション。
使用デッキ:【トリック・オア・トリック】

『稲妻四天王』……飯田(いいだ)・天田(てんだ)・酒田(さけだ)・鎧田(よろいだ)
　ノース高にいたときのサンダーこと万丈目がその才能を見込んで鍛え上げた４人組。それぞれ一、十(テン)、百(さんけた)、千(よんけた)が名前の由来。サンダーが本校に戻った今では力を合わせてノース校を支えている。最近、唯一の三年生だった飯田が卒業したため代わりを募集しているとか。
　ちなみに鎧田のみ翼、という名前が確定しており、この由来はアーマード・ウイング。
使用デッキ:
飯田【ゼンマイ】
天田【ハングリーバーガーＳＰ(スペシャルセット)】
酒田【最上級軸ファントム・オブ・カオス】
鎧田【ＵＦ（アンデットフェザー）】

『　　　　　』……？？？
　常にシルクハットをかぶった姿の転生者狩りリーダー。真の姿は誰も知らず、複数のデッキを自在に操るといわれている。ユーノと戦った際には相手ターンのスタンバイフェイズにエクゾディアパーツを揃えるインチキっぷりをいかんなく発揮した。したのはいいがリミットレギュレーションにより最重要パーツであった異次元からの帰還がお亡くなりになり、デッキのギミックが完全崩壊した。憐れ。
　清明に本人も知らぬ間にシルクハットマン、というあだ名をつけられた。
使用デッキ:【エクゾディア】など

『悔恨する１３番』……富野(とみの)
　元転生者であり割と好き放題やっていた彼だったが、その結果かどうかはともかく彼のいた５Ｄ’ｓ世界を全滅エンドという最悪のバッドエンドで終わらせるところを目の当たりにしてしまい、それ以降自分も含め転生者のことを憎みようになる。たった一人生き残った世界で生きていたところをシルクハットの男に勧誘され、現在の転生者狩りに落ち着いた。
　転生する前からずっとレッド・デーモンズ・ドラゴンを使い続けており、通算するとかれこれ２０年以上の付き合いになるんだとか。初登場時はただ単に闇雲な怒りのみで戦っていたが、一度ユーノに返り討ちにあって多少頭が冷えた模様。実力は認めながらもいつか自分が倒すことを目標としている。
使用デッキ:【レッド・デーモンズ】

『栄光なる七色の』……遊(あそぶ)
　富野よりも先に転生者狩りをしていたらしいが、過去のことをめったに語らないのでシルクハットマンくらいしかその過去を知る者はいない。
　当時から乱暴とも言えるそのやり口は問題視されており、危険人物として認定されていた。こんなのでも雇い続けていた以上、案外転生者狩りは人員不足なのかもしれない。
　シンクロ口上には全て「～色」という一言をつける、こだわり派な一面もあったようだ。
使用デッキ:【絶対王者】

『喰えない石頭』……男（仮称）
　別に名前がないわけではない。今はまだ私が名乗る時ではない。
　夢想の前に突然現れ、よくわからない話に一人で勝手に納得し勝手にデュエルを挑み勝手に負けて帰っていった。今はまだ私が本気を出す時ではない。
　夢想にドラゴネクロを渡した張本人で、彼女の昔の話を何かしら知る模様。でも詳しいことは一切言わない。今はまだ私がすべてを語る時ではない。
使用デッキ:【青眼】