ハイスクールグリード
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旧校舎のディアボロス
グリードとヤミーと紅の少女
前書き
感想お待ちしてます。今回はカザリをチラ見せしました。
グリードとヤミーと紅の少女
「エイジ?なんだよ…その姿。」
イッセーは、今の俺の姿を見て驚いている。それはそうだろう。目の前でいきなり人が変身したら誰だって驚くだろう。
「なんなんだ…?…この姿は?」
実際に俺も驚いている。
「あなた…いったい何者なの?」
夕麻さんが俺に問いかけていた。
「この力がなんなのか俺にもわかりません。それよりイッせ―を返して下さい。さもなくば力ずくでもあなたを倒していきます。」
実際、この力の事は、俺も知らない。けどこの場で彼女を倒すと断言できた。
彼女も冗談と受け取れないらしく、顔を歪ませていた。
「まぁいいわ!!あなたごと消してしまえば良いだけよ!」
彼女は手に持っていた槍をそのままこっち投げつけてきた!
まずいっと思った瞬間自分の腕から何かの可動音が聞こえた。
見てみると腕についていた物がトラの爪のように変化していた。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
バキッ!
俺はその爪で槍を叩くと槍は簡単にへし折れた。
「そんな…」
自分の槍が人間に折られたことが信じられないらしく、首を横に振っていた。
「いまだ!エイジ!もう一度メダルをスキャンしろ!」
アンクが言うとおりメダルをスキャンした。
♪~♪~♪
<スキャニングチャージ!!>
その音声がベルトからながれた瞬間、足に力が流れた。
「はぁぁぁぁ!」
俺は空中に飛び上がった瞬間、彼女と俺との間に赤、黄色、緑の3つのリングがあらわれた!
「…くぐれってことか?」
俺がその三つのリングをくぐった瞬間、足に集まっていた。エネルギーが一気に跳ね上がったのを感じた。
「いまだ!そのまま蹴りをあいつに叩きこめ!」
アンクにいわれるままに照準を彼女に合わせ一気に落下した。
「せいやぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
彼女に当たった瞬間、衝撃で土煙りが起こった。
煙が晴れるとそこには横たわる夕麻さんとこの状況に腰を抜かしたイッせ―だった。
「エイジ…。これはいったい…。」
「話は後だ!ここをはなれるぞ!いまカザリに来られたらまずい!!」
アンクには聞かなきゃいけないことがあったがそれはいまはおいておいた方がよさそうだ。
俺たちは、その公園から離れることにした。
「うっ…何なの…?あいつ。」
天野夕麻…いや堕天使レイナーレは、意識を取り戻した。
彼女の目的は、イッせ―の殺害とある神器を手に入れることだった。しかし…
「くそ!あの人間さえこなければ!」
エイジ達に邪魔され、イッせ―の殺害に失敗してしまった。
そんな彼女に近づいていく者が一人いた。
「へぇ~。まさか君が失敗するとはね。」
「っ!…カザリ!」
そこに現れたのは黄色の服を着てキャップをかぶった少年だった…いや彼は擬態を解いていき本来の姿に戻っていった。ライオンのようなたてがみにトラのような鋭い爪のある…下半身はなぜかミイラのような状態で黒を基調とした猫科の動物を彷彿させる体にすっかり暗くなった公園で彼の赤い目が光っていた。
「あいつのせいよ…!あの二人のせいで計画が台無しよ!いますぐ追うわ!見つけて今度こそ殺す!!」
「待ってよ、言ったでしょ。僕も協力するって。それに僕もかれらに興味が出てきたしね。」
「…興味?」
「君を倒した人間……ただの人間じゃない。傍に居た奴は、確かアンクだった…とすると彼が…まぁそれより…
その瞬間、彼から放たれるプレッシャーが跳ね上がった。
彼は…僕のトラのコアを持っていた!!かならず手に入れる!!」
そういうと彼はレイナーレの方に目を向けた。その手には銀色のメダルが…
「…カザリ。な、何をする気?」
「お前の欲…解放しろ」
彼はそのメダルを彼女に投げつけた。
「おい、エイジ!あれはなんなんだ!?教えてくれ!!」
俺はあの後、エイジとアンクに助けられて公園からかなりの距離を離れることができた。落ち着いた所で俺はエイジに問いただした。…何なんだよ!夕麻ちゃんが…俺を殺そうとしたんだぞ!!デートしてる間、あんなに楽しそうにしてたのに…。
「…ごめん。俺も、よくわかって無くって…そうだ!アンク!説明してくれよ!あの姿の事を」
エイジもあの姿のこと理解できてなかったのか…じゃあアンクはなんで…
「アンク!俺からも頼むよ!教えてくr「静かにしろ!何か来る!」えっ?」
アンクがいきなり叫ぶと足音が聞こえてきた。
隠れながらその音の方を見るとそこに居たのは…
「…夕麻ちゃん?」
「…計画を…成功させる」
彼女はこうつぶやくだけだった。
さっきまでおれを殺そうとしてた夕麻ちゃんだった…。
しかしその目は明らかにおかしかった。
「っち!あいつ…カザリにヤミーの親にされてやがる。エイジ!」
アンクはそう言いながらエイジにさっきのようにメダルを渡した。しかし、渡したメダルがさっきと違っていた。
「あれ?さっきと違うけどいいの?」
「あぁこんなところであんなのは使えないからな。いいか!エイジ一撃でとめろ。ヤミ―の親になってる以上今のあいつにためらいがねぇ!!」
「なんだかよくわかんないけど…」
エイジはメダルを差し込みメダルをスキャンした。
♪~♪~♪
タカ・カマキリ・バッタ!
エイジはさっきの姿になった。いや違う…黄色だった所が緑になってる。
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
彼は走りながらカマキリのような鎌を出していた。…さっきの黄色とは違うのか…
彼女もエイジに気付き、光の槍をだしてエイジに応戦した。
さっきの爪と違い、リーチが短い分エイジの手数は多く、夕麻ちゃんの体に鎌の刃が届いてエイジが少し押していた。しかし…
「愛されたい…アザゼル様に…シャムサダ様に…」
彼女は、これしか言わず、表情を崩すことは、なかった。
「なんなんだよ…!」
おれは、自分の初めての彼女の変わりようにどうしていいか…これは夢だ。そうであってくれ!
「夕麻ちゃん‼︎」
俺は、彼女に語りかけた。まだ昼の時のように笑って「イッセー君」と呼んでくれる事を信じて。
しかし、それが叶うことは、なかった。彼女は俺を視界に捉えるとエイジに気にも止めず。翼を出して…
ザク…何かが裂ける音がした。
「っごふ」
彼女は、エイジの攻撃をすり抜け、俺に槍を投げていた。
いてぇぇぇぇ!なんだよおれ…死ぬのか?
俺は激痛のあまりその場で倒れた。
「イッセー!」
エイジが変身を解いて俺に気づいて駆け寄ってきた。
「チッあの女…逃げやがったか!」
アンクがそうつぶやいた。そっか…夕麻ちゃんは、やっぱり俺を…
俺は…死ぬのか?…嘘だろ!まだおれ親に碌な孝行してねぇぞ!…元浜たちは、俺が死んだら泣いてくれんのかな?
俺は、少しだけ傷に触って見た。俺の手は、血で染まり紅かった。
俺は、この血を見てある一人の女性を思い出した。
この血のような紅色の髪をなびかせながら歩くその姿に俺は戦慄を覚えた。彼女がいるのに別の女のことを考えてる俺は、浮気症なんだろうと思うが…おれは、その彼女に殺されたわけで…
… どうせならあの人の腕の中で死にたかった…
俺の意識は、そこから途切れた。
「イッセー!…イッセー!!」
俺は、イッセーが冷たくなっていくのを感じながら、俺はイッセーの体をゆすりながら呼び続けた。
…俺のせいだ!俺があの時彼女を止めてたらイッセーは、死なずにすんだんだ!
「ごめん…ホントにごめん!」
あの時とおなじだ…俺が無力だから…大切な人を失った!
俺が自分の無力さに嘆いているとイッセーから紅色の光が発せられた。…いやイッセーのポケットからだ。
その光は次第に集まっていき、一つのマークが現れた。
「この紋章は、グレモリー…悪魔の紋章だ…」
アンクが少し驚いた顔でつぶやいた。
…悪魔?でもグレモリーって確か…。
そんな事を考えているとその紋章から一人の女性があらわれた。
「この子ね…私を呼んだのは…。」
紅色の髪のその女性は駒王学園の制服を身につけていた。
…俺はこの人を知っている。だって…
「リアスグレモリー…」
アンクがそう言った。そうだ!昨日本社に向かう時にあった。グレモリー先輩だ!
グレモリー先輩は俺たちの事に気づき、問いかけてきた。
「あなた達は?」
「あっ!え、えっと俺駒王学園2年鴻がm「そんなことはどうでもいい。お前そいつを助けた方がいいんじゃないのか?」アンク!」
アンクは、俺の自己紹介を遮ってきた。
「無理よ。彼は死んでるわ。」
「や、やっぱり、イッセーは…」
他人から事実を突きつけられたことで俺は膝をついてしまった。…しかしアンクはこう続けた。
「お前も上級悪魔なら駒はあるだろ?そいつは神器を持っている。お前にもメリットはあるんじゃないのか?」
グレモリー先輩はそれを聞いて目を見開いた。そしてもう一度イッセーを見た。
「本当だわ…。いいわ。この子は私の眷属にするわ。それより駒のことを知っているなんて…あなたは一体…?」
そう先輩が言い終えた瞬間、アンクは先輩に背を向け歩き出した。
「帰るぞ!エイジ!そいつに任しときゃ問題ない。」
「あっ!ちょ、アンク!どういうことだよ!あっ!先輩!さようなら」
俺は先輩に軽くあいさつした後、アンクを追いかけた。
「…まぁいいわ。駒王学園の生徒みたいね。明日使いを送るからまた会いましょう。」
「はっ!断る。グレモリー。」
この日を境に俺の生活は大きく変わることはまだ知る由もなかった。
カウントザメダル!現在オーズの持ってるメダルは…
タカ2
トラ1
バッタ1
ゴリラ1
シャチ1
後書き
オーズは書いてて楽しいけどメダルの取り合いをどこに入れるかが大変。来週アンクたちが言っていた彼女について触れます。psおいら錬金術師ガラがコアを作ったって設定はクラッシュする予定。やっぱり少し悪魔に関係させます。レイナーレについたヤミーは次出します。
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