貯蔵能力を持つ赤龍帝
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オーディンとオーディン
今日、北欧の方のオーディンの護衛という仕事が来た。
ただのセクハラ爺だろ。リインフォースに手を出したら殺す。
「うお!!気を付けるのじゃ!!先程物凄い殺気を感じたぞ!!」
俺だ。
「はっじめまして、諸君!我こそは北欧悪神!ロキだ!」
有里の方を見るが首を振っている。
「こんなとこになんのようだ」
「我らが主神殿が、我らの神話体系を抜け出して、我ら以外の神話体系に接触していくのが耐えがたい苦痛でね。新たなオーディンを就任させるのに前代のオーディンは邪魔なんだ」
新たなオーディン・・・・・嫌な予感がする。
「さあ、姿を見せたまえ、新たなオーディンよ!!」
仮面ライダーオーディンが出てきた。
「っち、変身!!」
デッキケースをベルトに装填する。
「龍騎か、ふん」
腕を突き出す。
原作では衝撃波的な何かが出て来るので横に回避した。
「龍騎は任せろ。お前は前代を狙え」
「はは、というわけで貴様には死んでもらう」
あっちにフェンリルが出現した。
木場がいるので大丈夫だろ。
「令呪を持って命ずる。来い、セイバー!」
その前にあれ投影しろよ!!
「よそ見してていいのか?」
「っち」
いつの間にかゴルトセイバーを出して斬りかかって来た。
普通に避ける。そしてカードをドラグバイザーに装填する。
『ソードベント』
飛んできた剣を空中でキャッチしオーディンへそのまま切りかかる。
しかし、オーディンは瞬間移動でかわす。
俺は後ろへ攻撃する。
「何!?っぐぁ!!」
原作通りわざわざ後ろに瞬間移動ご苦労様です。
「っち、一番の敵はやはり貴様になりそうだ。返してもらうぞ!!」
デッキケースからカードがオーディンの方へ飛んでいった。
サバイブのカードだ。
「っち、一気に難易度が上がったな。ノーマルからルナティックとか、ふざけてるだろ」
あっちはフェンリルを獣縛の六枷で拘束している。
「リインフォース!!」
「ああ、変身!!」
リインフォースが仮面ライダーナイトに変身する。
訓練は俺としていた。
「ナイトか、ここが引き際か?」
オーディンの後ろにゴルトフェニックスが表れ光ると同時に消えた。
捕縛していた、フェンリルとギャスパーの『世界』に殴られていたロキも消えている。
「ま、なんとかなったな」
「祐斗、その娘誰かしら?」
「アルトリアですよ」
木場が答える。
後ろから気配がするのでそちらを向く。
「久し振りだな、兵藤一誠、俺が苦戦した相手に互角に戦うとは」
「苦戦?瞬殺されてたろ」
「グハッ!!」
ヴァーリが倒れる。その後ろに人がいた。
「初めまして、アーサー・ペンドラゴンの子孫です。アーサーと呼んでください」
「俺っちは闘戦勝仏の末永の美猴」
「初めましてルフェイ・ペンドラゴンです」
「黒歌にゃ」
「なんのようだ、ヴァーリ」
「いや、相手が悪神ロキなら楽しめそうだと思ったのでね。どうだ、兵藤一誠、協力しないか?」
「邪魔なだけだろ?」
はっきり言ってヴァーリの手を借りる理由が見つからない。
「これを見てもか?」
ヴァーリは白いデッキケースを持っていた。
ファムかと思ったが模様が違う。
「これは戦利品として貰った。まあ、中々に強かったな。こいつの使い魔は主人が倒れても抵抗してきた」
「なるほどな、そのデッキは前の持ち主のモンスターと違うモンスターと契約してるってことか」
「ああ、これで文句は無いだろ?」
「わかった」
仮面ライダーオーディンを相手にするなら、人数が多い方がいいからな。
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