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虹の軌跡

作者:フゥマ
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第七十三話

高校野球には『8強』と呼ばれる学校が存在する

アンドロメダ学園(北海道)
帝王大学付属高校(東京)
王竜学院高校(神奈川)
灰凶高校(富山)
聖タチバナ学園(愛知)
そよ風高校(大阪)
駈杜(かけのもり)高校(広島)
極悪久高校(福岡)

この8校は甲子園常連であり、最低二連覇、帝王・王竜・アンドロメダに至っては三連覇を記録したこともある強豪校だ

しかし、強豪校であるが故に選抜も厳しく、一軍に入るのも容易では無いと言う


啓一
「王竜ってあの強豪の王竜だよな?」

虹太郎
「もちろん。とは言えずっと二軍だったけど」

啓一
「でも、最後の試合でベンチ入りしたんだろ?」

虹太郎
「しただけさ。実際、打っても守ってもいない」

謙遜してみせる虹太郎だが、一軍に入った事実は否定しない

1年で強豪校ベンチ入りと言うステータスはかなり大きい

東雲中学なら問答無用で一軍入りだろう

しかし、虹太郎はそれを望まず、二軍から実力で一軍を目指すと言った


だが、次の日


虹太郎にとって予想外の出来事が起こった 
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