| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

東方幽々曲

作者:茅島裕
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第3話 亡霊の現実と人間の希望

現在、ちょうど冥界と地界の境を通ったところだ
冥界に着いたらもう直ぐ近くに家はある

ちなみに悩みは解決した、良く考えれば一週間に囚われなければいい
と言う考えが出たのだ、マネーはお構いなしだぜ

「そろそろ着くぜ」

幽々子「はい、くたくたです」

そういや幽々子って敬語を絶やさないよな
別に良いのだが親近感が湧かないから...

「敬語じゃ無くてもいいよ? 敬語が好きなら別だけど」

幽々子「...わかり....わかった、なるべく敬語は控えまs...止める」

「急に言われても無理だよな、少しずつで良いよ?」

幽々子「ありがとうございます♪」

とか言っている間に着いた
石の塀で囲まれた大きな建物(冗談抜きで超デカイ)

門を潜ると視界に入るのは大きキレイなピンクの桜
幽々子の髪色そっくりだ

「ここは、白玉楼って言うんだ、おっきいだろう?」

幽々子「おっきいですねぇ~」

「凄くおっきいだろう?」

幽々子「スゴく、大きいです...」←おいコラうp主!!

「どうぞ、上がって上がって」

幽々子「はいっ♪」
とニコニコしながら縁側で靴を脱ぎ上がって行く

大分はしゃいでるな、家の中とか初めてだったりしてな
まぁそれはそうと、これからどうするか...

「なぁ、幽々子はどうしたいんだ?」

幽々子「誰かと一緒に入れれば満足です」

「でも亡霊なんだろう?」

そう言うと幽々子は下を向いて黙ってしまった

「ごめん、変な事言っちまったな」

幽々子「いいえ、それは正論です」

幽々子は下を向いたままだ

幽々子「私は仮にも死んでいる、成仏出来なくてさ迷っているのです」

幽々子はそのままベタッと座った

幽々子「そう、私は成仏されなければいけない、むしろそう言う対象なのです」

幽々子は目を腕で擦りながらそう言った

そして幽々子は顔を上げこう言った

幽々子「あなたの前から消えなければいけなくなるのです」

幽々子のその目は真っ直ぐオレを見た、ただ
涙を流していた、畳にポタポタと涙を流していた

「.....」

オレは下唇を噛み幽々子に近づく

幽々子「幾斗...さん?」

そのままオレは無言で幽々子を強く抱き締めた

幽々子「い...く斗....さん...ヒック」

「....消えたくなければ、成仏しなきゃいいじゃねぇ~か」

幽々子「う、うぅ...ぇぁ....グスン....ぅうぁぁ...ヒック」

幽々子は我慢出来ず声を上げて泣いてしまった
それで良いんだ

幽々子を片手で抱き締め、もう片方の手で幽々子の頭を撫でる
泣き止むまでずっと撫でた



その後二人はその場(部屋の真ん中)で寝てしまった
歩き疲れ、泣きつかれ眠る幽々子
歩き疲れ、癒し続け眠る幾斗

二人は顔を合わせ笑顔で眠る

 
 

 
後書き
うp主「作者のわちきが思った事を言います
終わり方がなんか死んだ見たいで怖い!!」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧