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Ghost trick

作者:夜光蝶
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ご対面

『ワーオ!』

マリージョアに到着したムウマは、海軍本部を仰ぐ様に見上げていた。

ガープ「センゴクは居るか?」

元帥室に入り、センゴクを呼び出す。

センゴク「何だ?ガープ」

『本物のセンゴクや』

センゴクを目の当たりにしたムウマは、思わず感動を呟く。

ガープ「暫くの間、この娘を保護する」

センゴク「どういう事だ。ちゃんと説明しろ」

ガープは、今までの出来事を話した。

センゴク「名は?」

『ムウマ』

センゴク「どこから来た?」

探る様に、センゴクは、ムウマに質問を突き付ける。

『どっか、その辺』

しかし、それをスルリと交わす様に、答えるムウマ。

『まぁ、敢えて言うなら、ワノ国…付近?』

センゴク「……」

そしてセンゴクは、疑う様にムウマを見る。

『…信じてないね』

センゴク「!」

ふざけた口振りとは一変し、真剣な口振りに変わる。

センゴク「…何故、そう思う?」

『その眼…』

センゴク「?」

ムウマは、センゴクの瞳をスッと指を指す。

『人を信じない奴は、皆そういう眼で偉そうに見下す。特に大人なんかはね』

センゴク「!!?」

冷たく吐き出された言葉に、センゴクはドキリと驚く。
そして、わざと強調して話すムウマに、二人は唯、ジッと彼女を見つめる。

『取り敢えず、制服ありがと』

ムウマは背を向け、ドアノブに手を掛ける。

ガープ「どこ行くんじゃ。まだ話は終わっとらんぞ」

『話長いから飽きた』

そう言うと、ムウマは部屋を出て行った。


『人を信じない奴は、皆そういう眼で偉そうに見下す。特に大人なんかはね』


センゴク「(一体何者なんだ)」

センゴクは一人、ムウマの言葉を思い出す。

to be continued

 
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