MS Operative Theory
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ガンダムの開発③
——ガンダムの兵装——
ガンダム兵装は、戦艦の主砲に匹敵する威力を持つと言われたビーム・ライフルや、重巡洋艦の装甲をも容易に貫通するビーム・サーベルがとくに有名である。だが、それ以外にも防御能力の飛躍的な向上に貢献したガンダム・シールドや、信頼性に秀でたハイパー・バズーカなど、数々の装備が開発・投入されている。
■ビーム・ライフル
ブラッシュ社がガンダム用として開発した、試作ビーム・ライフル(形式番号はXBR-M-79-07G)。出力は1.9MWで、MAや艦艇も一撃で破壊可能であった。
■ビーム・サーベル
ガンダム用の格闘兵装。Iフィールドを用いて、縮退寸前のミノフスキー粒子を全長20mほどのビーム刃として形成する。出力は0.38MW。
■ハイパー・バズーカ
ブラッシュ社製のMS用ロケット・ランチャー(形式番号はXHB-L-03⁄N-STD)。ビーム・ライフルに次いで多用された射撃兵装である。
■ガンダム・ハンマー⁄ハイパー・ハンマー
ハンドルとスパイク付き鉄球、二つを繋ぐチェーンから構成される格闘兵装。ハイパー・ハンマーは鉄球にスラスターを装備したタイプ。
■バルカン
頭部に固定装備された二門の機関砲。TOTOカニンガム社が開発した60mmカートレス三砲身短バルカン(形式番号はAGS-86-B3S IV)。発射速度は640発⁄分。
■シールド
腕部で保持する大型シールド。形式番号はRX・M-Sh-008⁄S-01025.複合装甲製で耐弾性は高い。一般的装甲と異なり不要になった場合は放棄できる。
補足事項
——ガンダムの強化プラン——
実戦ではジオン公国軍のザクⅡを圧倒する性能を発揮したガンダムだが、さらなる戦闘能力の確保やシステム・ウェポンとしての発展性、機動性の向上が求められた。
その結果、様々な強化プランが提案されている。その最たるものが、ガンダム専用SFSと言えるGファイターで、以降のガンダム・タイプMSでGディフェンダーの様な支援機が開発されるきっかけともなった。
——「ガンダム」の名前を持たない系列機——
RX-178(ガンダムMk-Ⅱ)やRX-93(νガンダム)のように、RX-78の系譜に属する試作MSは「ガンダム」の名称を受け継いでいることが多い。
だが、中にはガンダムの名称を持たない、あるいは表記しない機体も少なからず存在する。これは政治的な問題により開発系列を明確にできない場合や、設計者のポリシーなどが理由となっている。
■γガンダム
新素材ガンダリウムγを使用したことから「γガンダム」のコード・ネームを付けられた。
●RMS-099(リック・ディアス)
シャアの提唱により、喜望峰を発見したバーソロミュー・ディアスから命名された。
■ガンダム試作4号機
「ガンダム開発計画」によりガンダム試作4号機として開発された機体であったとされる。
●AGX-04(ガーベラ・テトラ)
シーマ艦隊への供給に伴い、AEにより出自を隠匿されガーベラ・テトラに改装された。
■δガンダム
γガンダムに続く4番目のガンダム・タイプMSとして、AEではδガンダムのコードで呼ばれた。
●MSN-100(百式)
開発主任M・ナガノ博士により、百年後でも通用するMSとして百式として命名された。
——ルナ・チタニウム合金の特性と歴史——
RX計MSの装甲、構造材として使用された使用されたルナ・チタニウム合金は、高い剛性と放射線遮断能力などで知られたチタン系合金で、U.C.0080年代前期には「ガンダリウム」と呼称されるようになった。
最初期のルナ・チタニウム合金はU.C.0064に開発された「EFIS規格LTX001」とされ、以降、軍関連を中心とした各機関で研究が進められた。しかし、当初は最終的なコストが同重量の金に匹敵していたことから、ジオン公国軍はMSの採用を見送り、地球連邦軍も試作MSに採用しただけだった。
■高い剛性
ガンダムの装甲が至近距離から発射された120mm砲弾に耐えた、という逸話から理解できるように、ルナ・チタニウム合金は高い剛性を持つ。しかし、これは加工が難しいという欠点にも直結した。
■放射線遮断能力
EFIS規格LTX-128で確認された放射線遮断能力は、熱核反応炉用の構造材としての有効性や、宇宙線が降り注ぐ宇宙での使用に適した素材であることを証明した。また、放射性を帯びにくいという特性を持つ。
■超硬スチール合金を超える軽量性
ルナ・チタニウム合金は、チタン系合金の特徴である軽量性も受け継いでいる。このためガンダムは、ほぼ同サイズのザクⅡと比較して13t以上(全備重量時)も軽量であった。
後書き
次回 ジムの開発
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