ハイスクールX×X
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新年会と忘年会で滑ると後々痛い
秀元side
「レイヴェルさまぁああああああ!」
「ゼノヴィアぁあああああああ!!」
悲鳴が有った場所に向かうと晴天亀に向かって叫ぶ
フェニックスの三男坊の眷属と赤龍帝が
取り敢えず
「君等、五月蠅いわ」
大声で仲間の名前を叫ぶのは良いけど
一応社交界と言うよりはヴァリアーを見せ物にする場やで?
「っは!
その服、あんた確かヴァリアーの幹部だよな!
あの亀にオレンジ色の炎が有るって事は」
「匣兵器やで晴天亀は」
回復用の匣兵器やけど
「あの亀にゼノヴィアとレイヴェルが食われたんだ!」
「良かったやん
食われた方がお得やで~」
なんせ時間以外で唯一
疲労感を治す事が出来るんやから
「良かっただと!
ゼノヴィアは食われたんだぞ!」
食われたって
晴天亀の口に一滴も血が付いていないことにツッコまんのかな?
「大丈夫やて
百聞は一見にしかず
シーグヴァイラちゃんで実証したる」
「え、私!」
ヒデモトーキーック!
ドゴ
ゴクン
ライダーキックを入れて晴天亀の体内に入れた
「血が一滴も出てへんから大丈夫やし
今シーグヴァイラちゃん飲み込んだから体積増えたやろ?」
晴天亀、徐々に徐々に大きくなっとる
この大きさからして9人か
「あ、本当だって
じゃあ、ゼノヴィア達は胃の中で溶かされるのか!?」
「いや、大丈夫やて
ホンマ、君は人の話を最後まで聞かなくて落ち着きが無いな~」
朱乃ちゃんぶち切れるのは無理もないな~
人の話を聞かん奴、大嫌いやで僕
「じゃあ、どうなるんだ」
「卵に包まれて産卵や
多分やけど、朱乃ちゃんも中に入っとる」
ボォオオオ
僕は亀の甲羅にのって霧のヴァリアーリングを灯して
服装を江戸時代の漁師のような格好、浦島太郎のコスプレをした
「むっかしーむっかしーうっらしっまがー「紅蓮の炎!!」ぎゃあああああ!」
浦島太郎の格好をしていると
トイレから戻った咲夜ちゃんが嵐ミンクとの連携技、紅蓮の炎で攻撃してきた
「っちょ、晴天亀居るんやからやめてーな」
大空の匣兵器はコピー不可能やねんで?
「あら、しょうもない三文芝居してる貴方には言われたくないわ」
ありゃ、やっぱバレとるな
咲夜side
秀元、完璧に此処にいる奴等をジラしている
晴天亀の能力を説明すれば直ぐに事が収まるというのに
色々とゆっくりに言って赤龍帝達に様々な事を想像させオチョクっている
パンパン
「はいはい、取り敢えず全員退いて
晴天亀に食われたくなければ距離を取りなさい」
私は手を二回叩き周りにいた屑共を退けた
XANXUS、どうせならば産卵後の状態で来てよね
「あの、ゼノヴィア達は大丈夫なんですか?」
赤龍帝が心配そうな顔で私に声を掛けた…この子
「えーっと、容器無いかしら」
最大で十人入れることが出来るから三人余分に炎が余って
涙になって出て来るのよね
「ワイングラスが丁度良いわね」
「あの…」
「やめとき、咲夜ちゃん物凄く怒ってる」
「え、そうなんですか?」
ッツ
「秀元、余計な事言うじゃないわ
言ったら嵐コウモリの全力で塵にするわよ」
本気の殺気を秀元に当てる
周りが尋常じゃない程ブルブルしているが無視無視
「…そやな
ヴァリアーは身も心も汚い奴等の集まりやな」
ええ、そうよ
私達はもう後戻り出来ないのよ
やり直したいと思うけど、XANXUS達との出会いは否定したくない
「っと、そろそろね」
ポンポンポンポンポンポンポン
晴天亀が卵を産み泣き始めた
「7つ?
3つじゃないのか?」
パカパカパカパカ
「ふー久し振りに癒されました」
「あら、肩凝りが取れたわ」
「っむ、身体が軽くなった」
「肌の艶が更に良くなりました!気分爽快ですわ!」
朱乃、シーグヴァイラ、ゼノヴィア、レイヴェルの順に卵が割れた
「大丈夫、ゼノヴィア!」
後から出て来たリアス・グレモリーがゼノヴィアに声を掛けた
此処は普通赤龍帝じゃないのかしら?
「ああ、それどころか
修行で出来た傷が治って疲れも消し飛んだ」
「晴天亀は
晴と大空の二つの属性を持つ匣兵器よ
晴の活性で傷を癒して大空の調和で疲労感を消すのよ
それが終わった後は卵になってっと、そろそろね」
ポタポタポタ
晴天亀が使わなかった分の死ぬ気の炎を凝縮した涙を流した
私は持っていたワイングラスに涙を入れた
「秀元、逃げようとしてる黒歌を」
7つの卵の中で一際小さな卵が何処かに転がって行こうとしてた
黒歌、正直に言っちゃいなさいよ、そっちの方が楽よ?
「おや、まだ卵が残っていますわ?」
「この中にヴァリアーのボスが…」
パカ
「やはりこの登場の仕方は不細工ですね
エアーバイクで空からの侵入や全員を気絶等が良かったわ」
一つ目の卵が割れるとカテレアが出た
て事はコッチがXANXUSね
パカ
…XANXUS?
卵の中にいたのは髪を上げたXANXUSと下ろしたXANXUSを足したような感じの男
XANXUSと言うのはなんとなく感じるんだけど何時もと違って何時もよりいい男ね
「あ、そう言えば
貴方、大丈夫とは言え説明も無しに
急に亀の口の中に入れるなんて最低ね!」
シーグヴァイラが秀元に向かって言った
秀元、貴方なにをやってるのよ…
「日本には結果オーライって言葉が有るからセーフやって」
「アウト!
秀元、悪魔を誤解させる発言はやめなさい!
ごめんなさい、秀元が訳わかんない屑で」
「え、あ、大丈夫です」
私が近付いて謝ると急に態度が豹変した…ッチ、コイツモカ
「っちょ、酷くない?
それやったら君かてpadで」
「黙りなさい!」
て言うか何で知ってるのよ!
カテレアより胸を大きくする為に盛ったことを
「それに貴方は去年の忘年会で」
「っちょ、咲夜ちゃん
慰安旅行でギリシャ行きたいとか言ったやん!」
「良いじゃない!
慰安旅行位オリンポスの本拠地に行っても!
あの女のせいで一度も行けなかったのよ、ギリシャ!
XANXUSside
あーあーギャーギャー騒いでるな~
普段がそこそこ仲が悪い二人を一緒にさせたのが拙かったな
「俺は此奴等の方を対処しておく
カテレア、お前は秀元達を止めてこい」
此処で謝罪の一つでもしなければヴァリアーの品位にも関わる
丁度新しく作ったヴァリアーが傘下等に売る新しい物を作ったんだ
それを此奴等に渡せば文句は無いだろう
「フェニックス公爵、アガレス大公
ヴァリアーが迷惑を掛けた、詫びの品を」
俺は片膝を付き箱を異空間から取り出して二人に差し出した
「…中身は何でしょうか?」
あーやっぱり怪しまれるか
「中身は薬膳餅
死ぬ気の炎を練り込んだ薬膳餅
色により効果が様々だ
黄色は細胞を活性化させ身体の回復速度を上げる
緑は筋肉を固めたり身体の硬度を上げる
赤は体内に有る悪玉菌等を分解して胃と腸を調える
青は通常の何十倍の効力と同時に速度もある鎮静剤
藍色は体内に有る間だけ血液が構築されて出血死を防ぐ
紫はホルモン増殖等を起こし成長をさせる
オレンジ色はありとあらゆる病気と呪いを調和して治す、だ」
俺は箱を開けて餅を見せた
コレ作るの結構手間が掛かったが味も良ければ効果も確か
「私には無いのか?」
ゼノヴィアが不満そうな顔をして聞いてきた
「たかが下級の転生悪魔に
ヴァリアーのボスである俺が詫びるとでも?」
兵藤やゼノヴィア等
此処数ヶ月で悪魔になった奴は礼儀を弁えぬ所か
何も考えない馬鹿そのもの、そんな奴等には家はなにもやらん
ギャアアアアア
「終わったようだな…」
エレットリックタワーの餌食になっている咲夜と秀元
まぁ、自業自得だろう。彼奴等が口喧嘩してみっともない物を見せたんだ
「ちょっと良いかしら」
アガレス大公が何か言ってるが無視だ、無視
ネグレリアの気配がするところに足を進めた
「XANXUS…」
用意された俺の椅子にはネグレリアが座っていた
御丁寧にネグレリアは胸元をはだけさせて強調している
「邪魔だ」
俺は椅子に座りたいんだ!
シーグヴァイラ・アガレスが付いて来てるが無視だ無視!
「話を聞きなさい!
チョイスはヴァリアーではやってないの!?」
ああ、それか
「チョイスは小遣い稼ぎの為に作った
FPSをほんの少し改造した何処にでもあるネットゲームだ」
「ネットゲームって
アレがどれだけの物か分からないの!」
おいおい、馬鹿を言うな
「それはお前等カス共だけだ
俺達ヴァリアーにとっては当たり前だ
嘘だと思うのならばヴァリアーに来やがれ」
俺はヴァリアーのテレホンカードを投げた
現悪魔社会の貴族に何名か禍の団にいるのは明白済みだ
アーシア・アルジェントが魔女と呼ぶ原因になった悪魔も禍の団だろう
出来ればヴァリアーに悪魔が来て欲しい、純血悪魔で七二柱は一応いる
RPGやってて自らの傷を癒す為に封印されたと言うラスボスがいて
あれ、コレ悪魔とかも有り得るんじゃね?と思い
破戒すべき全ての苻と同じ効果を持つ聖剣や魔剣を使うとビンゴ
断絶したと言われた奴等が結構いてヴァリアーについてくれた
魔王クラスの奴も何名か居たのだがカテレアの傘下じゃないと嫌だと言いやがった
ちきしょう、俺がヴァリアーのボスなのに…っま、彼奴等にリング渡してないから良いけど
ポン
辺りが急に暗くなった
コレは停電?いや、それならば敵襲の可能性が高いが敵の気配は0だ
故意で電気を消した?何の為にだ?
ッパ
スポットライトがつき光が当たった場所には見覚えのある男がいた
「彼奴は…」
おかしい、彼奴は俺が動けなくした
消滅の力を使っても絶対に溶けない俺の全力でだ
ッパ
俺が呆気に取られているとスポットライトが消えて
シュウウウ
全部の電気がついた
「見間違いじゃないようね
アレはサーゼクス様の僧侶のマグレガー・メイザース
サーゼクス様の僧侶だけ有って凄い氷の魔術ね。」
先程のスポットライトが当たった場所には
キンキンに凍らされたマグレガー・メイザースが
…最初のは偽物、恐らく誰かが変身してスポットライトが消えた一瞬で変わった
全く手の込んだ無駄な芸をしたもんだよ……偽物、変身…マズい!
「咲夜!」
俺はふと有る事を思い出し咲夜が居るところに行くと
「今のは偽物
アレが本物、ルシファーの眷属は偽物がいる
じゃああの女にも偽物が、じゃあ私はなんの為に…」
ヤバい、感情が変になってやがる
ドゴ
「ッガ!」
俺は咲夜を殴り気絶させたリングと匣兵器を取り上げた
「XANXUS、咲夜ちゃん…」
「黙れ
カテレア、アレは俺じゃねえと溶かせねえ
無駄な挑発に乗ってヴァリアーリング壊す事が有れば破局だ。秀元」
「はい」
秀元は黒歌が入っている卵と29で止まっているカウンターを渡した
29?違うな、気配からして31人に俺等は見られているんだ
「おい、白猫
話したいのなら付いて来い」
俺は会場に出る途中に塔城にそう言い会場を出た
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