めだかボックス 〜From despair to hope 〜
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第38箱 「人目をはばかれ!!一体何度言ったらわかるんだぁ〜〜」
さて!本日も快晴!晴天なり!!
学生は学業が第一番!今日も一日勉強頑張ったなぁ〜〜。
そんな事を感じていた劉一は、ぐーっと背筋を伸ばしていた。
そんな時だ。
「さて 授業も終わった事だし、生徒会室にいこーぜ。劉一。」
劉一に話しかけるのは善吉だ。
でも、劉一は素直に頷かない。
ジトーーっと善吉を見ていた。
「……んだよその目。」
善吉がそう言うと。
「む~~。 なぁに〜〜?根性無しの僕と一緒にいていいの・・・?」
劉一はムスっとしていた。
善吉は意味が理解できたようだ。
「まだ 怒ってんのかよ…… だから、悪かったって、ついつい口がだな……。」
「むーー!!っふん!」
(へそ曲げてやる!)
劉一はプイッ!とそっぽ向くけれど……。
「まぁそれは兎も角、さっ いこーぜ!」
さっさと善吉は行こうと催促をした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あれ…? もう終わり…? 僕へそ曲げてるのに…」
なにやら… ブツブツ言いながら歩いているのは、劉一。
怒ってる雰囲気をあっさり受け流してるのは善吉。
まぁ、素直に劉一もついて言ってるのもどうかと思う。 苦笑
「つーかさ。何だかんだで、もう怒ってないんだろ? お前。 じつは…俺をからかおうとしてんじゃないか…? 」
(うっ… 鋭い…)
劉一は、ビクッ!っと震える。
実は、コレを気に、善吉を不知火避けにしようと思ってたんだ。
でも……善吉は嫌にあっさりとしていて。
的外れって感じだった。
「図星って顔してるぜ? ったくよ〜〜」
善吉はちょっとムスっとしてそう言っていた。
劉一はこの時違和感を感じていた。
「でも何で、僕が善吉に怒られてんのさ……。 だって元々は善吉が僕を根性なし呼ばわりしてたのが始まりなのに…」
納得がいかない様子の劉一。
そんな劉一を見た善吉は一言。
「悪企みがあるからじゃねーの?」
「そっ そんなこと……は……。」
口ではそう言っているけれど……。
(はい…思ってました。不知火避けって…)
見に覚えがありすぎ……と言う事で劉一は言葉には出さなかったけれど、心の中で認めていた。
「さて… ついたな。」「そだね。」
とりあえず、仲直りをした2人。
まあ 仲直りしたというか… いつもどおりだね…
ケンカしたって訳じゃないし? 苦笑
イタズラかな?
とまあ、ガラッと扉を開けると…
「劉一 善吉 今日は柔道部へ行くぞ!」
「!!!!」「!!!!!」
生徒会室に入ったと殆ど同時に2人仲良くすってんころりん倒れた。
だって……柔道着の上着だけを羽織っためだかちゃんがいたんだから。
その下は下着姿。
柔道着だけだから、体全体の2割ほどしか隠せてないから。
その後、
すかさず劉一は 生徒会室の扉を閉め、
善吉は窓・カーテンを閉めた。
正に!!【ないす・こんびねーしょん!!】 苦笑
「鍵をかけろ!カーテン閉めろ!人目をはばかれ!! 何べん言ったらわかるんだ!!」
善吉は、ずんずんと指を刺しながらぜんしーん!
「も、もうっ///めだかちゃん……女のコなんだから…。」
劉一は顔を赤くしながら…目をそらしていた。
「? さっぱりわからんぞ? 練り上げたこの肉体を衆目にさらすことに一体なにをためらう必要がある?」
“んばっ!”
っと柔道着を広げ2人に見せ付ける。
「寧ろ見せたいみたいな事いってんじゃねえよ!」
善吉も顔を真っ赤にさせて言う。
「そ、そうだよ……///。」
劉一は更に顔を俯かせた。
今のめだかちゃんを直視なんて無理だから。
「なんだ?劉一! 私の体を見るのが嫌なのか!」凛!
っと言いながら迫ってくるめだかちゃん。
「いっ いやっ!そーじゃなくって!!」
「む??」
恥ずかしくて直視なんて出来ないんだよ!!
っと大きな声で言いたいんだけれどいえない。
口に出さないから……めだかちゃんは納得してくれていない。
「劉一は恥ずかしがってんだよ。察してやれ!」
善吉も助け舟を出そうとそう言ってくれたが。
めだかちゃんの発言はビックリ発現だった。
「ふむ… なるほどな。よし!なら 今度一緒に風呂に入ろうではないか!」凛ッ!!
~~☆■㈱㍑♪$!=~^¥^¥-¥^~~
「なんでそうなるのさっ!!//////////」
流石に劉一は声がでた!!
「習うより慣れろ!というだろう? 劉一には私を、私の全てを見ていてもらいたいのだ!」
めだかちゃん大真面目に言ってるけれど。
「ッ〜〜〜〜〜〜〜/////」
劉一は自分の顔がどんどん赤くなってるのがよくわかるった。
もうちょっとで爆発する……。比喩じゃなく本当に爆発するって思ったんだ。
「あ………? めだかちゃん? そろそろマジで、仕事しよーぜ?なんだって柔道部なんだ?」
流石に善吉が再び助け舟を出してくれた。
「ふむ… 目安箱に入っておった投書が原因だ。」
何が効果的だったのかわからないけれど。
めだかちゃんは仕事の話しに戻ってくれた。
(ほっ…)
劉一はほっとすると即座に抗議!
「そうだよっ!不純性異性交遊はだめだよっ/// だって、だって僕たちまだ学生なんだからさ!!学業に集中だよ集中!!」
すかさず、学生のルールを読み上げる!!
なんと言ってもめだかちゃんは生徒会長だから!
その辺のルールは守ってくれると信じたい!
「むっ………。」
納得は してない?みたい。
でも、やっぱり校則にはある程度は重んじるようで。(制服の改造はどうかと思うけれど。)
でもとりあえずは大丈夫だと判断した劉一。
だけど……。
「学業が終了したら… だな?劉一!」凛ッ!
「あう…//」
大丈夫じゃなかった…苦笑
……どうやら、学生から卒業したと同時に……
その……大人の階段を上っちゃうんだって思った。
劉一はめだかちゃんと……その、そんな事、したくないって訳じゃない。
相当に彼はシャイで……ピュアって事だろう。
≪その時≫になったら、倒れるんじゃないかな?って思えてきた。 苦笑
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