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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者

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神となった人間

神界 最高神 オーディン・エクナの部屋

ガチャ

「良く来てくれました、準最高神、キョウスケ。仕事中に呼び出してしまって申し訳御座いません」
「気にする事はありません、私は貴方の下の役職。下の者が上の者の言葉に従うのにおかしな点がありますかな」
「ありませんね」

キョウスケが転生者の処分に向かっていた筈だったかいきなりエクナから呼び出しの連絡を受け、神界へと戻ってきた。そして待っていたのは何時ものエクナではなく最高神として顔をしているエクナだった。キョウスケも自分の立場として対応をしている。忘れられることが多いがキョウスケはエクナの下だ。最近ではキョウスケの方が上ではないのか?と言う神も多い。まあそう見られても致し方無いのだが、事ある毎にキョウスケに夜這いを仕掛けるような色神だからな。

「それで此度の召集、一体何事でしょうか。準最高神である自分を呼び出す事であるのでしょうか」
「それについては今から説明します。今回の件は人間から神となった神が最も適したものなのです」
「人間から神となった神ですか…確かにそれなら自分が最適任者です」

人間から神という全く別次元の存在へと至れる者は酷く限られてくる。キョウスケ以外にも居ない事は無いのだが、人数は50人にも満たないのだ。しかも神に慣れても神としても最低ランクに何万年も留まっている者も多くやはり人間と神としての差を感じてしまう。そんな人間から神へと成り上がった中でも一番の異端がキョウスケだった。たった1000年で神の研修で終え、最高神から断罪と粛清、修正を司る神の称号を与えらて今では準最高神となっている。異例にも程があると言うものだ。

「最近、神殺しと呼ばれる人間が、人間でありながら神に等しき力を手に入れ、現人神となってしまったのです。人間の器に神の力をもつのは非常に危険です」
「ええ承知居ます。過去にも転生者に神の力を与え、転生した世界その物が滅んでしまったケースもあります」
「貴方は最上級神の中でも神殺しに対して強い耐性を持っています。そして元人間であるのならば対処はし易いでしょう。即刻、神殺しと呼ばれている人間の元へ向かってください。神の力を回収して来てください」
「了解しました」

キョウスケは敬礼しエクナに答えた。エクナをそれを確認すると頷いて、キョウスケに飛び掛るように抱きついた。

「キョウスケさまぁぁああん♪もぉう他人行儀みたいなことしないでくださいよぉ♪」
「…中々威厳があったから惚れ直したのにこの有様か」
「惚れ直した!?ひゃっほい!これはもう私の時代ですよね!?カモン!ピンクの天幕!さあキョウスケ様、幕の裏で私とめくるめく愛の劇場を撮影いたしましょう!」
「自重せんか色神!!」

キョウスケはエクナを引き剥がし、腰から二本の剣を抜いた。それは太陽の恩恵と月の加護を受けている聖剣。

「ちょ!!?それはやばすぎですよ!!?」
「この剣は太陽の映し身、そしてこの剣は最強の幻想。転輪する勝利の剣!!約束された勝利の剣!!」
「ほへぇぇぇええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」 
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