嘘のようで本当の自衛隊体験
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戦闘訓練 前編
前書き
投票の結果は同数でしたので戦闘訓練を先に投稿します
危険な作業については
戦闘訓練の間に挟むべきかを迷ってます(^_^;)
今回は3部構成になります
陸上自衛隊にとって最も重要な訓練
それが戦闘訓練です
前期教育の戦闘訓練は基礎中の基礎になるので必ず習得してください
自衛隊は日本の防衛を任務としていますが守ってばかりではいけません
奪われた地域を取り返す必要があります
その為の戦闘訓練です(`∇´ゞ
軽く概要を説明すると
走ったり匍匐前進をしながら敵に向かう
小さな土の山に隠れて銃撃から身を守る
反撃する
さらに前へ
砲迫(大砲・迫撃砲の事)の支援を受けつつ着剣
突撃!!(`∇´ゞ
射撃
奇声を上げて突撃!!
藁もしくは空中を突き刺す!!
という流れになります(-o-;)
前編では匍匐前進について説明します
実は匍匐前進には第1から第5匍匐まであり第5匍匐が一番姿勢が低い匍匐前進になります
一般的に知られている匍匐前進は第4匍匐になります
匍匐前進はかなりキツイです( ̄○ ̄;)
特に第5匍匐は頭を地面に擦りつけて両手で草等を掴んで這いずって前進するので痛いしキツイしで地獄です(ノ△T)
最初の頃は遅い匍匐前進も慣れれば速く出来ます。
私は前期教育の時に一度だけ班長と匍匐前進の競争をしたのですがボロ負けしました(笑)
とにかく速いんですよ班長は
第3匍匐なんか走るのと変わらないくらいでしたし(^_^;)
そんな私達に試練の日がやって来ました
その日は午後から戦闘訓練
しかも生憎の雨
しかし
戦闘に雨も雪も関係ありません
戦闘訓練は悪天候でも実施します!!
という訳でグランドに集合した私達に班長は
「今日はいい天気だな!
絶好の匍匐前進日和だ!!」
(((土砂降りなんですけど…)))
午後から降り始めた雨は次第に強くなり土砂降りになっていました
「今から終礼まで匍匐前進だ!
匍匐前進を今やらないで
いつやるの!?」
「「「今でしょ!!(`∇´ゞ」」」
的なノリで匍匐前進開始
雨の中泥をかき分けて進む私達
「第3匍匐ー!」
「敵の銃撃だー!
バババババババ!!」
「突撃ー!」
「突っ込めー!!」
あちこちで班長の号令が響きグランドは一瞬にして戦場に早変わり(^_^;)
中には
「トリアージ二士 負傷!!」
(・_・)エッ..?
「トリアージ!!
お前は負傷した!
何処を撃たれたんだ!!」
咄嗟に左足の太ももを押さえ痛がる真似をする作者
「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
「おいお前ら!
トリアージ二士が負傷したぞ!
助けんか!!」
「トリアージ二士しっかりしろ!」
「足撃たれてる!!」
近くにいた同期が治療する真似をして作者は前線復帰
嫌な顔をする者はおらず皆笑っている
「よーし!我が班は敵陣に突っ込むぞ!!
敵陣この方向!300!!」
「「「かくにーん!!」」」
地面に這いつくばった私の班は班長の号令を待つ
「突撃ー!!」
「「「突撃ー!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」
雄叫びを上げて突撃する
すると
「我が班も負けるな!
突撃ー!」
「「「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」」
「敵を圧倒撃滅せよ!
突撃ー!!」
「「「バンザーイ!!」」」
何とまあ他の班も突撃を開始
雨が降ってなければ
何事!?(°□°;)
と思う民間人がいたと思います(-o-;)
突撃中も敵の銃撃から身を守る為に伏せたりしましたが突然
「RPGー!!」
ロケットランチャーが飛んで来たり
「元○玉が来たぞー!(笑)」
元○玉が降ったり
「セフィ○スがいるぞー!」
何処ぞの英雄がいらっしゃったり
「空爆だー!」
「手榴弾だー!」
等々さまざまな怒号や悲鳴の中
私達は仲間の死体を乗り越え(死んでません)
ついに敵を一掃
敵陣を制圧する事に成功しました(^_^;)
アドレナリンが分泌された為か やけくそになった為かはわかりませんが
楽しかったのを覚えています(笑)
後書き
ご意見・ご感想お待ちしておりますm(_ _)m
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