ハイスクールグリード
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序章とエイジと駒王学園
欲望…不足を感じてこれを満たそうと強く望むこと。また、その心。食欲や睡眠欲、性欲など生物が生きていくのにほぼ共通で必須なものから名誉欲や金銭欲などといった人間社会に特有のものまでその種類は無数にある。
時は、原作が始まる。少し前…場所は、駒王学園
「いたわ!エロ三人組よ!」
「やばい!見つかった!逃げろ!
「くそ!まだ俺は、まだ見ていなかったのに!」
メガネを掛けた少年が嘆きながらも走り出した。
「俺だって、まだ写真に収めてないんだぞ!」
坊主頭の少年もカメラを持って走りながら悔しがる。
「お前のシャッター音で気づかれたんだろ!」
後ろで髪を結んだ赤シャツの少年は、坊主頭の少年に怒鳴っていた。
彼らは、今日は剣道部の女子更衣室を覗きをしてたらしい。
三人の背後を竹刀片手に追いかけている女子部員がいた。
そんな光景を屋上から眺めている一人の少年がいた。彼も彼らと同じ制服を来ているがところどころどこかエスニック感漂う装飾をしている。片手には、カレーパンがにぎられている。
「はは、イッセー達相変わらずだな。」
彼の名前は、鴻上映司。鴻上ファウンデーションの跡取りであるが、野心もなく、目標もなく、カレーが食べられるなら後は何もいらないといらないという変わった男だ。
☆
「ひどい目にあった…」
さっきの三人は、教室の隅で、話していた。周りの女子から冷ややかな目で見られながら…
それもそのはずだ。この駒王学園は、数年前まで女子校だったため、女子率が以上に高い。
故に彼らは、完全に女子を敵に回している。
おれは、教室に入って彼らに声をかけた。
「イッセー、松田、元浜またやったの?」
彼らは、俺に気づき、周りから小声が聞こえてきた。
「嘘! あの人、鴻上君よ! …あんなエロ三人組と…」
「汚れてしまうわ! 鴻上君!木場君と絡んでくれないと薄い本が出せない…」
今の人、それをやると俺が汚れる。木場君っていうのは、この学校のイケメン王子であり面識は、あまりないけど、彼と俺で薄い本が出ているらしい。そのせいで彼とは、とても気まずくて、会うたびに苦笑いだ。
「エイジ!俺たちにモテることを見せつけにきたのか⁉︎このイケメn「エイジ」アンク!」
髪を束ねたエロ三人組の一人…イッセーは、毒づきながらも後ろにいる声の主に目をやる。
金髪が混じった髪が片目に少しかかった目つきの悪い…
「アンク!お前も来るな!」
彼の名前は、鴻上杏駒(こおがみ あんく) 一応俺の親戚である。
俺も今来ては欲しくなかった。周りからエイジ×アンクっていってるのは、気のせいであって欲しい。
「おい!エイジ。お前、俺のアイスどこやった⁈」
こいつは、高校に入った直後、会長に紹介された。こんな人いたのか?と思った時もあったけど今では基本行動を共にしている。結構口は悪いのが玉にきずかな。
「ごめん、お前は、そっちなんだな。」
イッセー!俺は、ホモでもないしそんな目で俺を見ないで!確かに一緒にいる時間は結構長いけどさ!
「冗談はさておき。会長が三人に会ってみたいから、遊びに誘えって言われてるんだよ。」
「鴻上ファウンデーションの?」
「あぁ、この前三人のこと話したら、一度あってみたいんだって。」
前に、イッセー達の事を話したら一度会ってみたいと言っていた。今日少し覗いてみたら、ケーキの材料を大量に用意していた。イッセーたち来ないと里中さんも付き合うのが大変だろうな…あの人辛党だし。
「…行くのはいいけどなんでなんだ?」
うん、予想はできてるんだけど…なんていったらいいか…
俺が言葉を選んでると、アンクはイタズラな笑みを浮かべていってしまった。
「あいつは、お前らみたいな欲望に忠実な奴が大好きなんだよ。」
もっと言い方あっただろ。
☆
こんにちは兵藤一誠です。俺たちは今エイジたちに連れられて鴻上ファウンデーションに向かってます。
いや〜〜まさかあの鴻上ファウンデーションの会長に会うことになるようになろうとは。家に連絡入れたら母さんすごい興奮して「絶対失礼のないようにしなさい!」って言われちまったよ。
元浜も松田も同じようなことを言われたらしい。
…けどね。母さん…会長さんは俺たちの性欲溢れるところに興味を持たれたらしいんですよ。
俺ってそんな性欲に性欲が強いかn「見ろ!イッセー!あれ3年のリアス先輩と姫島先輩だぞ!」ごめんなさい…多分相当強いです。だって今学園の先輩を見て鼻息が荒くなってます。
高等部3年の二大お姉様 リアスグレモリーと姫島朱乃
リアス先輩は紅色の髪がとても魅力的であり
姫島先輩も絶滅危惧種である黒髪ポニーテールだ
…なによりおっぱいがでかい!でかいんだ! 大事な事だから二度言ったぞ!
「ついて来てよかった! 二大お姉様が揃って下校しているところを見ることが出来るなんて…!この道が通学路なのか…!」
「全くだ…!あの歩く度にぶるんぶるん揺れるけしからんおっぱいを拝めるなんて…!」
松田と元浜に至っては、男泣きしながら語っていた。
そんな俺たちをエイジは苦笑しながら「やっぱりね」言い、アンクに至っては、興味がないのかスマホからネットを見ていた。
「…あの子」
「朱乃、どうしたの?」
「あの民族衣装みたいな装飾した子、昔遊んでいた男の子ににてたから…」
「昔って、あなたのお母様がいた…」
「えぇ…でも気のせいかしらね。」
イッセー達は彼女達がこのような会話をしていたことを知る由もない。
しばらく歩くと周りがオフィス街に囲みれた。
周りは、仕事帰りのサラリーマンが沢山いる。
そんなビルの中で一際目立つ看板があった。
「着いたよ」
鴻上ファウンデーションのビルに到着した。
受付で話を済ませた後俺たちは、最上階にある会長室に向かった。
会長室の前に着いた時、アンクが耳栓をしていた。
エイジがノックをすると中から「入りたまえ」と言われ、扉を開けた。
中は、赤い絨毯が敷かれ、窓も大きく周りの景色を眺めれる広々とした部屋だった。
スゲーこれが鴻上ファウンデーション会長の部屋か! 金かかってそうだな。
俺は、周りを見ていると気になる事があった。コーヒーを用意してくれている美人さんだ。
できる女を体現したようなピシッとしたスーツを着ていて…とてもエロい。
松田達も同じことを考えてるのだろう。…目がやばい。
「…え、エイジ? あの人は?」
俺はエイジに聞いて見るとエイジも紹介する気だったみたいだったみたいだった。
「ん?あぁ紹介するよ 。会長の秘書の里中さん。」
「始めまして、会長の秘書な里中エリカです。以後お見知り置きを。」
里中さんというお姉さんが入れたコーヒーを運びながらあいさつをくれた。
うん。それは予想できてだから、驚かない。問題は、次だ。
………なんで会長室にキッチンがある⁈会長さんは何を考えてるんだろうか?
よく見ると、材料が完全にお菓子だ。俺は美人の女会長がお菓子作りをしている姿を想像していた。
…しかし
「素晴らしい‼︎」
「会長。連れてきました。」
エイジが会長にあいさつしていた。ふとそちらを見るとそこに立っていたのは…
「初めまして、会長の鴻上光正です。」
スーツを着た強面の大柄な男性がこちら笑顔で近づいてきた。
俺たちは、軽くあいさつした後、奥にあった。ソファーに座り、里中さんからコーヒーをもらった。
「いやー三人ともよく来てくれました。エイジに話を聞いて一度会ってみたいと思ってね。いやーエイジの話通りの話通りの人間だった。」
「…話通り?」
エイジは、会長に俺たちの事なんて言ったんだ?
俺たちは、コーヒーに口をつけながら聞いていると…
「里中くんを見るあの目君たちの性に対する欲は素晴らしい!」
ブーーーーーー
俺たちは、盛大に噴き出した。
「「「エイジ!俺たちの事なんて紹介してるんだ!」」」
俺たちは、エイジを怒鳴りつけた。会長の前だが関係ない!
「まぁまぁ、落ち着きなさい。欲望は進化の糧になる重要な物だ!私は欲望が世界を創造すると信じている!」
その後、会長の理論を熱く語ってくれた。終始「ハッピーバースデー!!」とか「素晴らしい!!」を連呼していた。耳が痛くてしょうがなかったよ。…アンクが耳栓をしたのはこのためか!あいつは今もスマホ弄りに没頭している。
会長が趣味で作ったらしいケーキを出してくれたが、大きくてとても美味しそうだったけど…
祝覗き30回達成! チョコクリームでこんな事書かれたら苦笑しかできないよ!
こんな事を一時間くらい繰り返してかなりのケーキを食べた。もう食えん…
やっと帰る時間になった時俺たちは、退出しょうとしていたが、アンクだけ呼び止めていた。
その顔は、今までの笑顔とは違いとても真剣なものだった…
「どうした。光正」
「最近、君の兄弟たちが目覚め出している。堕天使と接触したものもいるらしい。」
「堕天使か…あいつらが…で状況は?」
「今はライドベンダー部隊でなんとか抑えられているが…次期に」
「…とうとう使うのか。エイジに」
「あぁ我々は、セルメダルを集めなけれはならない。それに彼らを止めるのが彼女の願いだ。」
二人の男は、机に置かれていた。三枚のメダルを見つめた。
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