ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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ギル兄は英雄王なのかAUOなのかどっちなんだ?
「ギ、ギル兄!?それにウルガモスまで!?」
「ぷぴぃぃ」
な、なんか空からいきなりギル兄降ってきた!!しかもウルガモスまで連れてきてるし訳解らねぇよ!?因みにギル兄のウルガモスは色違いで、羽や顔の一部が赤くなっているところが金色になっている。中々AUOらしいな。っていうかちょっと待て!!
「なして黄金の鎧を纏っているのでしょうか…」
「む?これか、以前金の採掘場の厄介事を解決したら報酬としてくれたものだ」
「さいですか…」
もうめんどくせぇよギル兄、流石はAUOだよ。
「あ、あれってジンのお兄さんよね…?」
「ああ、ギルガメッシュさんだな。ウルガモスなんて持ってんだ…しかも色違い」
「相変わらず王とか金色が好きな人ね…」
そうだなカミツレ、流石は我が兄だよ。でもどうしてギル兄が此処に…?
「何だお前は、お前には用はないそこを退け」
「貴様、この我を知らんだと?そしてこの我に問いを投げるか、雑種風情が!そして我が弟のポケモンを強奪するなどという愚考を考えただと?」
ギルは額に青筋を立てながら、ジンのカインを奪おうとした男を睨みつける。それにしてもギルを知らないというのも可笑しな話だ。ギルは様々な地方のリーグで入賞しているから知名度は非常に高いもののはずなのだが。
「いいから退け金ぴか、貴様などに用はない」
「もういい喋るな、聞くに堪えん。貴様のような愚か者は、我が臣下によって、無様に破れ、散り様で我を興じさせよ、ゆけっ!ウルガモス!!雑種を焼き尽くすがいい!!」
ギルが指示をだすとウルガモスは瞬時にドリュウズにとっしんした。体重も体格もウルガモスの勝っており、ウルガモスはいとも容易くドリュウズを吹き飛ばして木へと激突させた。ドリュウズは苦しげな声を漏らしながら立ちあがろうとするが、ウルガモスは羽から超高温度の炎を吹き出し、ドリュウズへとぶつけた。
「ドリュウズ、ドリルライナーで抜け出せ!!」
「ドリュ、ドリルゥゥウウ!!!!?!?!???」
ドリュウズは一瞬で炎の竜巻に閉じ込められた。凄まじい熱とパワーのほのおのうず、その中からはドリュウズの悲鳴がほんの僅かに聞こえる。余りのパワーに苦しんでいるのが解る。ギルが指をならすと炎が晴れる。ドリュウズは虚ろな目になり、そのまま倒れこんだ。
「ド、ドリュウズ!?」
「さあどうするそこな雑種よ!」
「く、くそう!俺は雑種じゃねぇ!!シューラだ!ブルンゲル!」
シューラは新たなポケモンを繰り出したのは青い王様のようなポケモン、ふゆうポケモン、ブルンゲルだった。ギルは鼻で笑いながら、ウルガモスに指示を出す。
「下らぬ、ウルガモス、雑種の命を吸い取れ」
「ぷぴぃぃい」
ウルガモスはその巨体からは想像も出来ない動きでブルンゲルにくみつき。羽をブルンゲルにくっつけてそのままブルンゲルのエネルギーを吸い取り始めた。
「ブルゥゥウウ!!」
「ギガドレインだと!?ほのおタイプを覚えるポケモンが草タイプの技を覚えるなんて!基本が狂い過ぎてる!!」
「基本だと?」
怪訝そうな顔をしながらギルはシューラにたずねた。
「ああそうだ!基本が全て何だ!基本が出来ていればなんでも出来るんだ!」
「…おい雑種、お前友人いないだろう」
ぐさっ、何かがシューラの心に深く突き刺さった音がした。
「そ、そんな事は…」
「やたらめったら基本基本などと…お前あれだろ、基本は完全に出来ていても応用が出来ないタイプだろう」
「そ、そんな事はない!!」
んな事をやっている間にブルンゲルは全てエネルギーを吸い尽くされ、完全に戦闘不能と陥った。ウルガモスは満足そうな顔をしている。どうやら食事が出来て嬉しかったようだ。
「そんな事いうならお前のほうがいないだろう!?どうせ唯我独尊みたい感じだし!」
「いやギル兄結構友達おおいぞ」
「私が知ってるだけでも40人ぐらい居たと思ったけど」
「あの人の友人は、癖が強い人が多いけどな」
「ほんとよね、主にエンキドゥさんとか」
「自慢ではないが、我の友人の数は126人だ!」
本当に多かった。
「う…うわぁぁあああああああああああああん!!!!!」
シューラはブルンゲルをボールに戻して、おお泣きしながら走って去っていった。途中でこけて崖から落ちたような音がしたが気のせいだろう。
「…流石の我でも哀れむレベルだな」
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