ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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ぶっつぶせ!基本厨毒者!
ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は、途中暴れまわるサザンドラを鎮め、新たにモノズを仲間に加えて新たなジムがあるシッポウシティへ旅を続けていた。
「ほらフリード」
『わぁ~い、(はぐはぐ)おいし~♪』
やべぇマジかわいい!モノズってこんなに可愛くて愛くるしいポケモンだったのか!?最高すぎるだろ!!身体モッフモッフだし!まあモフ度はイファとタマモには敵わないけどさ。あの二匹のモフ度は異常だって。それとモノズの名前はフリードにしてみた。元ネタは『ニーベルンゲンの歌』の主人公であるジークフリードからだぜ。
「ジン~、お代わり頂戴~」
「こっちも頼むぜ~」
「あ~はいはいっ、皿寄越せ」
現在昼食タイム、今日のメニューはサンヨウシティで新鮮な野菜と果物が手に入ったのでフルーツサラダにちょっと分厚く切ったステーキ、それと特製の卵スープだ。カミツレも料理を手伝ってくれたおかげで何時もより早く終わった。まともに野菜も切れなかったカミツレもちょっと教えてたら直ぐに料理が出来るようになったしな。まあフウロとユウヤは相変わらずなのだが…。っていうかこいつら大食いすぎる
「ジン、本当にこの達良く食べるわよね。これで少しでも料理が出来たらいいんだけど…」
「現状料理出来るのは俺とカミツレだけだもんな、こいつらに料理させたら全てが暗黒物質を生みだすっという特典付だもんな」
はぁ…気が重くなるぜ。
「それよりお前ら、お代わりいるか?」
『ううん、僕はこれだけいいよ。食べ過ぎると動け無くなるし』
『僕もいいかな~』
『俺も大丈夫だ』
『俺ももう遠慮しておこう』
『僕も~』
おお、ピカ、シャルズ、グルガ、カイン、フリードがええ子すぎて泣けてきた…。やべぇ、涙出て来た。
「いや~いい陽気っ!!はっ!!」
殺気!直ぐにリュックに入ってた双剣を取り出して振りぬく!!因みにこれは父さんから貰った双剣で、名前は『干将・莫耶』というらしい。父さん、何故かこの双剣を何十本も持ってたよな…父さんって本当にトレーナーか?以前は本当に英霊の座に居たんじゃね?なんか最近はポケモンをトレーナーから強奪する輩で多いらしい。そんな理由から父さんは俺を鍛えていたらしい。いざという時に自分が何も出来ずにいたら悔いしか残らないからだ。今思えば父さんの鍛錬には世話になったな。ついでに真剣持つ為の免許をとったしね。それと俺は何を弾いたんだ?
『ジン、見事な切れ口だ。俺も精進しなくては』
「へ?ってうぉ!?弾いたつもりが切っちまった!?」
『っていうかこれってモンスターボールじゃね?』
『あっ本当だ、ものの見事に空のボールだ』
『っていうかボールって切れるものなんですか?』
『さぁ?』
っていうか誰が投げたんだ?
「おいそこのお前、俺が投げたボールを知らな…って何故ジュカインがボールに入っていないんだ!?」
「あっ?何俺のジュカインになんか用?」
いきなり草むらの奥から金髪の緑色の目をした青年が出てきた。年齢的にギル兄と同じぐらいか?いやギル兄より老けてるか
「お前のジュカインだと?嘘をいうな、お前のような基本が出来ていなさそうな奴にジュカインを手持ちに出来る訳がない」
「…おい、見た目で人を判断するなって。まあいいや、アンタを相手にするだけ無駄だわ。まずはえ~っと…カイン、戻ってくれ」
カインをボールに戻すと驚いてる、なんでだよ。まあいいやグルガ達も戻すとしよう
「何…だと?こんな基本もまともに出来ていなさそうな餓鬼がジュカインやバンギラスのトレーナーだと…!?」
「ジン、その人誰だ?」
「少なくともレンディアシティには居なかった人ね」
「つ~かレンディアシティにいたらジンを知らない人いないしね。あの二人の息子さんだし」
「嫌々、それはないだろ」
っていうかこいつ基本基本うるせーな。どこぞの基本厨だよ。そういや似てるな
「それよりお前ら飯食い終ったか?」
「あ~ちょっと待ってくれまだ米粒が残ってるから…」
「あ~はいはい、食べ終わったらちゃんと水洗いしとけよ?水で流しとかないと後から洗うの大変なんだから。それと少し経ったら出発するから用意しとけよ~」
「「「あ~い」」」
よし、これでよしっと後は…
「おい、お前」
コイツだな…
「なんだよ」
「俺と勝負しろ、俺が勝ったらジュカインを寄越せ」
「はっ?何いってんのお前?ポケモンは賭け事の対象の物じゃない、頭可笑しいのか?それと俺は遊びのスロットとかなら兎も角そういうアンティポケモンバトルは基本やらないの」
「なんだ、俺に負けるのが恐いのか」
「そうじゃねぇよ、やる気がないって話をしてるのさ。さっさとお引取りくださいな」
さてとさっさと剣締って俺も準備しないと…!!はっ!!
ガキィィイインッ!!!
ジンは背後から何かを感じ取ったのか体を急回転させて、迫り来る刃を受けとめた。刃がサン方向に広がっておりそれを一つにすればドリルのようにも見える程だった。鋭さと逞しさを感じさせる身体に土色の身体。攻撃を仕掛けてきたのはちていポケモンのドリュウズだった。ジンは両腕に力をこめてドリュウズを切り払って、そのまま追撃に加えてドリュウズを後ろへと吹き飛ばす。
「何!?ドリュウズを跳ね除けるだと!?」
ドリュウズの体重は個体差はあるが約40,4キロを僅か10歳の子供が双剣を使って弾き飛ばすっという規格外の光景を目にしてしまった。しかもドリュウズの手のドリルが傷ついている。これもエミヤに鍛えれたジンだからこそ出来る芸当である。
「お前、何のつもりだ?」
「どうもこうもない、お前のジュカインは俺が貰い受ける!」
「ふざけ「ふざけた事をぬかすな!雑種!!」…え?」
ジンは聞き覚えのある声が耳に入ったので周囲を見回す、カミツレ、ユウヤ、フウロも聞いた事のある声に驚いて空を見上げると、空には金色翼を靡かせながら空を悠々と飛んでいるポケモンが居た。金色の翼に青みが掛かったボディ、昆虫を思わせる身体からそのポケモンは直ぐに解った。たいようポケモン ウルガモス、そしてそのウルガモスに乗っている者はウルガモスから飛び降りてジンと男の間に着地した。
「ギ、ギル兄!?」
「貴様、我の弟のカインを奪おうとは万死に値する!貴様の相手はこの、英雄王がしてやろう!!」
突如現れたギル!実はギルは弟であるジンの事が心配で堪らずに、後からコッソリ付いてきていたのである!ギルは今でもジンの事を甘やかしており、とても大切に思っている。そう、エミヤとユカリの間で生まれた子供の中で一番ジンを気にかけている人なのである!!
要するに、凄いブラコン。
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