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こんな私(俺)の物語

作者:金猫
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第七話 契約ですか喧嘩ですか

 
前書き
お気に入り数50突破!ありがとうございます!


ゆかりんの身長に関して、修正。 

 
悪魔も楽じゃない



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「ギャアァァァァ!!!」

「貴方、何故余計なことを言ったのかしら??!!」

どうも、イッセーにアイアンクローを極めている八雲紫です。理由?前回を見てください。握力はあるんだよ!

「ホントごめんなさい!」

「ああいう発言から根も葉もない噂が広がるのよ!幽々子と籃ならともかく霊夢が居たのよ!自重しなさい!」

最近、女口調が板についてきたな。ミシミシいってるけど気にしない。あと、理不尽な八つ当たりでもない。

「貴方は日頃の行いが悪いのだから、悪い噂しか立たないのよ!」

「あ!ちょ!これ以上は!」

「あらあら、うふふ」

「笑ってないで止めてぇぇぇ!」

こんなもんか。拘束を解除する。

「やあ、夜のデートはどうだった?」

「最高に決まってんだろ」

「・・・・・・深夜の不純異性交遊」

毒舌だな。部長、相変わらずボーッとしてるな。イッセーが帰還報告してるのに聞いちゃいねえ。

「ご、ごめんなさい。少しボーッとしてたわ。ご苦労様、イッセー、アーシア、紫」

やっぱりフェニックスの事か。苦労が絶えんな。

「さて、今夜からアーシアと紫にも契約してもらいますか」

「え?」「はい。わかりました」

「アーシア、今日から悪魔として本格的にデビューだ!魔方陣から契約者の元へジャンプして契約して来るんだよ!」

長い説明ありがとうございます。部長、下僕いじってないで仕事して。

「朱乃、アーシアと紫が魔方陣を通れるだけの魔力があるか、調べてみて」

「はい、部長」

アーシアと俺の額に手を当てる。身長160ぐらいだろう。アーシアに比べると結構身長差がある。

「イッセーの前列があるから、ちょっと調べないとね。流石にないと思うけれど」

哀れイッセー。君の犠牲は無駄にしない。

「部長、大丈夫ですわ。問題ありません。それどころか、アーシアは眷属悪魔としては部長と私に次ぐ魔力の持ち主かも知れません。魔力の潜在キャパシティが豊富ですわ」

才能あるんだなー。イッセーと違って。

「紫は?」

「紫さんは・・・・・・問題ありません。が、量が異常です。少なすぎます」

「・・・・・・まあ、契約に影響がなければいいわ」

しばらく神器(セイクリッド・ギア)に頼りっぱなしだったからな。あと、悪魔になったから霊力が使えなくなった。人間状態の方が強いって・・・・・・。まあ、物理的には悪魔状態の方が強いけど。

「アーシアのことは吉報だわ。『僧侶(ビショップ)』としての器が存分に生かせるわね」

俺は魔力が無いのか。なんか寂しいな。って、うわっ!イッセーが急に泣き始めた!アーシアの身でも案じたか!?

「・・・・・・イッセー、泣いているの?」

「部長、ダメです。ダメです!部長、アーシア一人じゃ不安ですぅ!アーシアが!アーシアが変な奴にいかがわしい注文されたら俺は我慢できません!」

そんなに心配か。だがイッセー。そういうのの専門家は居るから。

「イッセー、呼び出した悪魔に対しての過度のいやらしい依頼はグレモリー一族の眷属悪魔には来ないわ。そういう注文をしてくる人間もいるけれど、その手の専門悪魔がいるから、そちらが引き受けてくれるわ。私のところは安心なのよ?悪魔にだって専門職があるの」

「部長、本当ですか!?本当なんですね!?でも俺めっちゃ不安なんですよ!」

「わかったわ。初めのうちはアーシアの助手にあなたをつけるから。それでいいかしら?」

「あ、ありがとうございます!アーシア!変態相手は俺に任せてくれ!アーシアは普通に何事もなく契約を取ればいんだからな!」

「は、はい」

「紫さん、依頼がありますよ」

「ありがとうございます。では、行ってきます」

初契約か。魔方陣から契約者の元へジャンプする。どんなやつだか?

「よう。さっきぶりだな」

何故いる?アザゼル。

「ご用件はなんですか?代価は存在です」

「キッツいねー。何、ちょっと神器(セイクリッド・ギア)の事を教えてほしくってな。・・・・・・ふーん。確かに悪魔だ。だが、魔力はほとんど無いな」

・・・・・・こいつ、人が気にしていることを・・・・・・!

「仕方ない。雑談相手になってもらうか」

「・・・・・・代価は貴重品、人間社会で価値あるもの」

「じゃ、金でいいか」

「はあ、契約完了です。では、雑談しましょう」

なんか、気が重い。

「で、何を話しますか?」

「お前さんの神器(セイクリッド・ギア)について」

「情報の提示は契約に入っていません。却下です」

「そう言うな、白龍皇の情報をやるから」

「いりません。仕方ないですね。ヒントはスキマです」

「そうか。まあ、またの機会にするか」

あー、終わった。なんでこんなことに。

深夜、家に帰って来ました。二人とももう寝てるな。悪魔になって良かったことは、体の機能が向上した事。ゆえに、聞こえない会話が聞こえる。

「既成事実が出来てしまえば文句もないはず。身近でそれができそうなのは、あなたしかいなかったわ」

盛りやがって。少し注意するか。結界くらい張れ。とはいえ、スキマでいきなり現れるとパニクるだろう。どのタイミングで行こう。そうだ、アーシアに事情説明で来たということにしよう。という訳で、レッツゴーイッセー宅。


    少女移動中・・・・・・


「アーシア」

「あっ、ゆ、紫さん。イッセーさんと部長さんがき、き、既成事実をって、ど、どうすればいいのでしょう?!」

「落ち着きなさい。大丈夫、彼、肝心なところでヘタレだから」

!魔力反応が!

「アーシア。ちょっと行って来るね。大丈夫だから、シャワーでも浴びてなさい」

「はっ、はい」

階段を上がって二階にいく。そして勢いよく扉を開ける。ちょうど紋章が出ている。

「紫さん!これは・・・・・・」

「分かっているから説明しなくてもいいわ」

おっと、来ましたか。

「一歩遅かったようね」

現魔王眷属、グレイフィア・ルキフグス。

「こんなことをして破談に持ち込もうというわけですか?」

「こうでもしないとお父様もお兄様も私の意見を聞いてはくれないでしょう?」

「このような下賤な輩に操を捧げると知れば旦那さまとサーゼクスさまが悲しまれますよ」

「私の貞操は私のものよ。私が認めた者に捧げてなにが悪いのかしら?それに、私の可愛い下僕を下賤呼ばわりしないでちょうだい。たとえ、あなたでも怒るわよ。グレイフィア」

やっぱグレイフィアって十六夜咲夜に似てるな。やはり差は胸か。胸なのか?

「何はともあれ、あなたはグレモリー家の次期当主なのですから、無闇に殿方へ肌を晒すのはお止めください。ただでさえ、事の前なのですから」

ん、こっち向いた。

「はじめまして。私は、グレモリー家に仕える者です。グレイフィアと申します。以後、お見知り置きを」

「これはご丁寧にありがとうございます。私、リアス・グレモリー様の兵士、八雲紫と申します。イッセー、自己紹介ぐらいしなさい」

「え?ああ、すみません。同じく兵士の兵藤一誠です」

「ご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」

うーん。出来る。この悪魔。家事戦闘あらゆる面において出来る。

「グレイフィア、あなたがここへ来たのはあなたの意思?それとも家の総意?・・・それとも、お兄様のご意志かしら?」

「全部です」

「そう。兄の『女王(クイーン)』であるあなたが直々人間界へ来るのだもの。そういうことよね。わかったわ」

はあ、なかなかややこしいな。でも、あんた、スッゴい愛されているな。

「それはそうと、この方が?」

「ええ、兵藤一誠。私の『兵士』よ。赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)の使い手」

「・・・・・・『赤龍帝の籠手』、龍の帝王に憑かれた者・・・・・・」

イッセー、お前の存在はかなり影響があるんだよ。

「グレイフィア、私の根城に行きましょう。話はそこで聞くわ。朱乃も同伴でいいわよね?」

「『雷の巫女』ですか?私はかまいません。上級悪魔たるもの、『女王(クイーン)』を傍らに置くのは常ですので」

帰るか。自己紹介したし。そうだ、たまにはお菓子でも作っておきますか。あ、そうそう、

「部長、盛るのはいいですけど、結界くらい張っておいてください」

あんな声、聞いてられるか!


    時間経過・・・・・・少女登校中・・・・・・


次の日の朝、イッセーが凄まじいほどやつれている。アーシアが心配してるよ。アーシア。そいつの悩みは95%煩悩だ。今朝のトレーニングは中止になったため、久々に朝食を作った。だが、幽々子、食べるの早すぎ。その体のどこのご飯3合+おかずが入るんだ。うーん。何故肥らない。

「イッセェェェェェッッ!!」

「死ねぇぇぇぇぇ!!」

「「ダ○ルラリアットォォォォ!!」」

キメたー!渾身のダ○ルラリアットが極ったー!とりあえず、

「通行の邪魔になるからやるなら別の所でやりなさい」

それだけ言って教室にいく。あんな会話に加わりたくない。

今は焼き鳥に集中しよう。


    時間経過・・・放課後


「部長の悩みか。たぶん、グレモリー家に関わることじゃないかな。」

そういや、ボーッとしてたからな。家に関わることなら、

「私達もある程度関係者ね。眷属だから」

「そうか。そういや俺、部長の兵士だった!」

「ええ。それと、お客様よ」

「・・・・・・僕がここまで来て初めて気づくなんて・・・・・・」

部室には、機嫌が悪い部長、どこか刺々しい朱乃さん。静かな子猫。グレイフィアさん。はあ、入りにくいな。

「部長、この空気の理由を説明して下さいませんか?」

「ああ、全員揃ったわね。少し、部活の前に話があるわ」

やっと話してくれるのね。

「実はねーーー」

部長が話し始めようとしたとき、魔方陣が光る。が、段々とグレモリーの紋様が変化していく。あの形は、

「ーーフェニックス」

そう。不死の象徴、フェニックス。出てくる時に火の粉が出るの、止めてくれない?結界でみんなを守る。肌に傷が付いたらどうしてくれるの!?

「ふぅ、人間界は久しぶりだ」

出たよホスト。うーん。噛ませ犬臭が・・・・・・うわっ!嫌らしい目でこっちを見るな!

「愛しのリアス。会いに来たぜ」

はぁ。日本の恥の文化は素晴らしいな。人前で口説くな。

「さて、リアス。早速だが、式の会場を見に行こう。日取りも決まっているんだ、早め早めがいい」

そう言って、部長の腕を掴む。

「・・・・・・放してちょうだい、ライザー」

「おい、あんた。部長に対して無礼だぞ。つーか、女の子にその態度はどうかと思うぞ?」

「あ?お前誰だ?」

「俺はリアス・グレモリー様の眷属悪魔!『兵士』の兵藤一誠だ!」

「ふーん。あっそ」

・・・・・・はあ。

「イッセー、ちょっと落ち着きなさい」

そう言って肩を掴み下がらせる。

「今は話を聞くときよ」

「わ、分かりました・・・・・・」

「兵藤一誠様」

「は、はい」

「この方はライザー・フェニックス様。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。そして、グレモリー家次期当主の婿殿でもあらせられます」

あ、混乱してるよ。

「一誠、この方は部長と婚約しているってことよ」

一泊おいて

「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええッッ!!」

あ、これからは部長と区別を付けるため一誠と呼ぶよ!


     面談中・・・・・・


「いやー、リアスの『女王』が淹れてくれたお茶は美味しいものだな」

「痛み入りますわ」

確かにあのお茶は旨かった。でもさっきからセクハラが過ぎるな。この焼き鳥。

「そういえば、この茶菓子も美味いな」

「ええ、私の眷属が選んでくれたのよ。ありがとう、紫」

「いえ、選んだではなく作りました」

「ええ!?」

何故一誠が驚く。睨む目が鋭くなったぞ?でも次にだらしなくなった。何でも煩悩に繋げるな。

「あ、あの、イッセーさん。何か楽しいことありました?」

分かってないな。

「・・・・・・卑猥な妄想禁止」

そのとうり。

「イッセーくん、とりあえず涎拭いた方がいいよ」

お前の気遣いすごいな。

「よ、余計なお世話だ!」

こっちはこっちで一幕あったな。すると、

「いい加減にしてちょうだい!」

セクハラにキレた。ライザー。だらしない笑顔だな。

「ライザー!以前にも言ったはずよ!私は貴方と結婚なんかしないわ!」

「ああ、以前にも聞いたよ。だが、リアス、そういうわけにはいかないんだろう?君の所の御家事情は意外に切羽詰まっていると思うんだが?」

「余計なお世話だわ!私が次期当主である以上、婿の相手ぐらい自分で決めるつもりよ!父も兄も一族の者も皆急ぎすぎるわ!当初の話では、私が人間界の大学を出るまでは自由にさせてくれるはずだった!」

「その通りだ。君は基本的に自由だよ。大学に行ってもいいし、下僕も好きにしたらいい。だが、キミのお父様もサーゼクス様も心配なんだよ。御家断絶が怖いのさ。ただでさえ、先の戦争で純血の悪魔が大勢亡くなった。戦争を脱したとはいえ、堕天使、神陣営とも拮抗状態。やつらとの下らない小競り合いで純血悪魔の跡取りが殺されて御家断絶したなんて話もない訳じゃない。純血であり、上級悪魔の御家同士がくっつくのはこれからの悪魔情勢を思えば当然だ。純血の上級悪魔。その新生児が貴重なことをキミだって知らないわけじゃないだろう?」

これだけ聞くと、純血第一って感じだな。

「新鋭の悪魔ーー。キミの下僕みたいに人間からの転生悪魔が最近は幅を利かせているけど、それでは俺たち古い家系である上級悪魔の立場がない。力に溢れているというだけで転生悪魔と通じる旧家もいる。まあ、それもいい。新鮮な血もこれからの悪魔には必要だ。だが、純血の悪魔を途絶えさせるわけにもいかないだろ?俺とキミは純血を途絶えさせないために選ばれたんだ。俺の家は兄たちがいるから問題ない。しかし、キミのところは兄妹二人だけ。しかもキミの兄君は家を出られたお方だ。そうなると、リアスしかグレモリー家を継ぐ者がいないんだぞ?婿を得なければ君の代でグレモリーは潰えるかもしれない。君は長く続いたら家を潰すつもりなのか?先の戦争で『七十二柱』と称された悪魔はもう半分も残っていない。この縁談は悪魔の未来がかかっているんだ」

新しいものも、古いものも、今の悪魔には必要だと。

「私は家を潰さないわ。婿養子だって迎え入れるつもりよ」

「おおっ、さすがリアス!じゃあ、早速俺とーー」

「でも、貴方とは結婚しないわ、ライザー。私は私が良いと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にだって、それぐらいの権利はあるわ」

部長、それ間接的にあなたは良くないと言っているようなものです。

「・・・俺もな、リアス。フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。この名前に泥をかけられるわけにもいかないんだ。こんな狭くてボロい人間界の建物なんかに来たくなかったしな。というか、俺は人間界があまり好きじゃない。この世界の炎と風は汚い。炎と風を司る悪魔としては耐え難いんだよ!」

ブワッ
また火の粉を散らしたわね。肌に傷がつくじゃない。

「俺はキミの下僕を全部燃やし尽くしてでもキミを冥界に連れ帰るぞ」

物扱いかよ。
ザワッ
殺気が室内に広がる。こんな物かしら?大したことないわね。って一誠、

「何故私の腕に抱きついているの?一誠」

「いえ、ちょっと、震えて」

まあ殺意と無縁と言ってもいい生活していたからね。仕方ないわ。
そろそろ止めても良いかしら?

「お嬢様、ライザー様、落ち着いてください。これ以上やるのでしたら、私も黙って見ているわけにもいかなくなります。私はサーゼクス様の名誉のためにも遠慮などしないつもりです」

頼りになるわね。ここは咲夜さんと同じね。

「・・・・・・最強の『女王』と称されるあなたにそんなことを言われたら、俺もさすがに怖いよ。化け物揃いと評判のサーゼクス様の眷属とは絶対相対したくはないからな」

ふう。落ち着いたわね。部屋壊さないで。

「こうなることは、旦那様もサーゼクス様もフェニックス家の方々も重々承知でした。正直申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。これで決着がつかない場合のことを皆様方は予測し、最終手段を取り入れることにしました」

「最終手段?どういうこと、グレイフィア」

「お嬢様、ご自分の意志を押し通すのでしたら、ライザー様と『レーティングゲーム』にて決着をつけるのはいかがでしょうか?」

「ーーッ!?」

あっ、一誠にレーティングゲームの説明をしなきゃ。

「一誠、レーティングゲームは爵位持ちの悪魔が行う、下僕同士を戦わせて競い会うゲームのことよ。後、いい加減腕から離れなさい」

「あ、ありがとうございます」

何に感謝した?

「お嬢様もご存じの通り、公式な『レーティングゲーム』は成熟した悪魔しか参加できません。しかし、非公式の純血悪魔同士のゲームならば半人前の悪魔でも参加できます。この場合多くがーー」

「身内同士、又は御家同士のいがみ合いよね」

「つまり、お父様は私が拒否したときのことを考えて、最終的にゲームで婚約を決めようってハラなのね?・・・・・・どこまで私の生き方をいじれば気が済むのかしら・・・・・・っ!」

血の気が多いわね。私はそんなに争いたくないのだけれど・・・・・・。

「では、お嬢様はゲームも拒否すると?」

「いえ、まさか、こんな好機はないわ。いいわよ。ゲームで決着をつけましょう、ライザー」

「へー、受けちゃうのか。俺は構わない。ただ、俺はすでに成熟しているし、公式のゲームも何度かやっている。今のところ勝ち星の方が多いそれでもやるか?リアス」

「やるわ。ライザー、あなたを消し飛ばしてあげる!」

「いいだろう。そちらが勝てば好きにすればいい。俺が勝てばリアスは俺と即結婚してもらう」

はあ、結局こうなるのね。

「承知いたしました。お二人のご意志は私グレイフィアが確認させていただきました。ご両家の立会人として、私がこのゲームの指揮を執らせてもらいます。よろしいですね?」

「ええ」「ああ」

「分かりました。ご両家の皆さんには私からお伝えします」

あー。すっぽかしたいわ。幽々子とイチャイ・・・・・・いやいや!私に百合属性はないわ!

「なあ、リアス。まさか、ここにいる面子がキミの下僕なのか?」

「だとしたらどうなの?」

「これじゃ、話にならないんじゃないか?キミの『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないな」

とか言いつつ眷属を出現させていく。うーん。実力検定実力検定。結果。
弱いな。クイーン以下なら霊夢が夢想天生無しで全員倒せるし幽々子ならこのホスト以外なら瞬殺ね。私なら全員に勝てるわ。とまあ初見だから確実ではないけどこんなものね。私も境界を操って理から外れる『夢想天征』でも創ろうかしら。
とりあえず、

「一誠。涙を拭きなさい」

すごい悲しそうだから、思わず世話してしまう。まさか、これがフラグ建設!?
というより悪魔に恥はないのかしら?目の前で官能的キスはないわ。
アーシアがパンクしてるわ。少し抱いてあげるわ。これでも母性はあると思う。

「はふぅ~」

リラックスしてるわね。可愛いわ。

「ブーステッドギア!」

戦闘に入らないで。英雄色を好むって、あなた英雄じゃないじゃない。

「ミラ。やれ」

「はい、ライザー様」

・・・・・・はあ、

「ダメでしょう?ここで戦っては。」

そう言ってミラの棍と一誠の腕を掴む。腕力的に問題はない。距離はスキマで縮めた。

「「!?」」

この程度で驚かないで。

「はあ、やるならゲームでやりなさい」

この後結果的に十日後にゲームすることになった。今になって思ったが心の声まで女性化してた!なんか色々染まってきた。



帰宅



「紫~」

またよんでるわ。

「いなり寿司がたべた~い」

「・・・・・・籃、声色変えて言ってもダメよ」

「・・・・・・バレましたか」



まあ、こんな日常





 
 

 
後書き
遅れました。


 
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