インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
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燐VSセシリア
クラス代表決定戦、一夏とオルコットが試合をしている中俺は控え室で簪と待っている。試合がどうなっているのか知りたいがここにはモニターがない。
「…燐。相手はイギリスの代表候補生だけど…大丈夫?」
「大丈夫。心配してくれてありがとう」
そう言うと簪は、照れているのか顔を赤く染めいる。すると、スピーカーから山田先生の声が聞こえてきた。
『紅原君。五分後に試合が始まるのでこちらに来てください』
「わかりましたすぐ行きます。じゃあ簪、俺行くから」
「う、うん…がんばって…応援する…から」
「ああ」
俺は簪と分かれ、アリーナのカタパルトに向かった。
ー◇◇◇◇◇◇◇ー
「お、燐。次頑張れよ!」
カタパルトに向かうと、一夏に箒。それから山田先生に織斑先生がいた。
「ああ。ところで一夏、お前勝ったのか?」
「………負けた」
「………あんだけ大口叩いて負けたのかお前。ダサいな」
「まったくだ」
箒も続け、一夏に非情な言葉をかけてきた。どうせ、勢いよく突っ込んでエネルギー切れでも起こしたんだろ。
「紅原、早くISを展開して行け。オルコットが待っている」
「わかりました。来い『倶梨伽羅』」
俺が倶梨伽羅を展開すると光の粒子が集まり、俺の体に集まり形を作り始めた。
「これが燐のIS」
一夏は物珍しい顔をしながら俺の機体を見ている。倶梨伽羅の背中には先端部が鎌のようになっている大きな翼状の武装があり、俺の顔の半分はバイザーで隠されいる。これは写輪眼などの瞳術を隠すために使っている。
「じゃあ、行ってくる」
俺はアリーナに向かい飛ぶとそこには顔を赤くして、呆然としているオルコットがいた。
ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー
「織斑…一夏」
またか、一夏の奴。どうやったら戦闘中に女の心を奪えるんだ、いつか後ろから刺されるぞあいつ。
「おい、オルコット!やる気がないならさっさと帰れ。俺だってこんなのしたくないんだ」
「な、なんでありませんわ!さ、さっさと始めますわよ!」
いや、それこっちのセリフ。試合開始のブザーがなり、試合が始まった。
「さあ、わたくしセシリア・オルコットが奏でる輪舞曲で!」
オルコットはそう叫びながら、ビームライフルを撃ってきた。俺は印を結びながら、それを避けている。
「“水遁・水弾の術”」
倶梨伽羅は通常、口から出す忍術は両手に付いている穴や機体の色んな場所から出すことが出来る。
「な、水ですて!?」
オルコットは水を避けると、武装のミサイルを2つ放ってきた。
「ただの水では、わたくしが駆るブルー・ティアーズは落とせなくてよ!」
「あいにく、ただの水じゃないんだよ」
倶梨伽羅の水を放出しているほうの腕がカチッ!と音を立てると放出している水が細くなっていき、腕を振って水をミサイルに当てるとミサイルは2つとも切れ爆発し、そのままオルコットの非固定ユニットを切り裂いた。
「な、“ただの水”じゃないだろ?“水遁・霧隠れの術”」
霧隠れの術を発動すると機体から霧が発生し、アリーナにすぐ充満した。しかも、これはただの霧隠れの術じゃない霧と同時にセンサージャマーを出すことができる。オルコットは俺の居場所が掴めず、周りをキョロキョロしている。
「“火遁・豪龍火の術”」
倶梨伽羅の左手から放たれた火龍はオルコットに直撃し、爆発してオルコットは壁に叩きつけられて気絶してしまった。
『勝者! 紅原燐!!」
試合終了のアナンスがアリーナの中に鳴り響いた。
ー◇◇◇◇◇◇ー
「織斑先生、あの機体はいったい…」
「さあな。紅原はあの機体の情報を提供していない。それにあのような技術に攻撃方法は聞いたことが無い…紅原とは一度話をしなければならないな」
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