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魔法少女リリカルなのは?ああ、転生者がホイホイ来るあれね

作者:みすちー
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第一部・『Surprise attack to a person of transmigration(転生者への襲撃)』
  翼さんマジSAKIMORI

 
前書き
安定のゴリ押し 

 




…バサッ。


なるほど、大体これ(やってみよう!これから君もデンライナーの車掌だ!・完全版(神筆))でわかった。
中央にある変わったオフロードバイク、これはデンライナーを直接動かすもので独自走行も可能という、名前は“マシンデンバード”

そして壁際簡易テーブル上に置いてあったアタッシュケース、今からこれを開ける。

「番号か何かのロックはついてないのか。」

それにしても本当高い声してるよ俺、声優がアテレコしてるんじゃねーかと思うよ。

それはさておきアタッシュケースを開けて中を確認する。
黒い緩衝材に包まれていたのはピッカピカ新品の二つの玩具ーー

では無く円の中に機会的なTらしき文字が描かれたパカパカ開けるカード入れ……。多分これは“ライナーパス”、さっき読んだ通りだとマシンデンバードのハンドル中央部にあるスロットに差し込む事によりデンライナーを直接動かせるらしい。
尚、デンライナーに入る為にも使うみたいだ。

もう一つは白のフレームに赤い線が入った…なんだこれ、カードっぽいけど厚さが1㎝以上はある、ボタンとか液晶画面なんてないぞ。
とりあえず手にとってみる。軽いなこれ。

「もう何もないかな…あ。」

よく見たらこのよく分からんカードもどきの下にまた書類…いや、『始めよう!これで君も今日から魔導師だ!【デバイスのいじり方編】(神筆)』……。
…もう普通にさっき神に連絡した時に聞けば良かったよ、本当。


「もう本当に何も無いよな……?」

これで見落としてたら面倒になりそうだ。
緩衝材を外して裏やアタッシュケースの底を調べる、とアタッシュケースの裏に紙が張り付いていた、何か達筆に書かれてるな、どれどーーー


『もう何もないぞい、安心せい』


「読まれてる!?」









「よし、大体わかった。」


カードもどきの角を使えば人を撲殺できそうなコレ。
これが俺が神に注文したデバイスであり、ウィングゼロとエピオンはこの中に収まっている、なんという収納術。

確か起動方法は…と。
マニュアル(『始めよう!これで君も今日から魔導師だ!【デバイスのいじり方編】(神筆)』)の5ページ目にあった通りにカードもどき(デバイス)に

「エピオン、アームドアップ」

と呟く。

と同時に変化が起こった。
光だ、光が俺を包み込み、足元から光が消えていき紅い装甲が装着していっている。


「お、おおー…。」

頭部まで紅い装甲が装着した所。だが何か違う。
確かにこれはエピオンだと思う、鏡か何かが無いから確認出来ないが俺は“エピオン”自身になった訳ではない、装甲のみ取り付けた感じだ。
よく言えば『動きやすい、見た目いいんじゃね?』
悪く言えば『MS少女とか何故賛否両論が激しいものを…』といった所だ。作者は今頃タグに『MS少女』とか加えてるんだろうな。

変形とかは出来るのかこれ?
心配になってきた…。



とりあえず妥協するしかないか…。
このままデンライナー一号車を出て二号車に入り、二号者と雰囲気は同じだが特に何も無い三号車を通り抜けて最後の四号車へと向かう。

四号車は直接外と繋がっている出撃庫だ、その為二号者や三号車とは違い床や壁が黒かったり、やけにメカメカしい雰囲気となっている。

デンライナーの外を窓から確認する。黒い空に濁った白い雲。そして都会の光、いつの間にかデンライナーは地球の上空で止まってたのか。良かったよ、宇宙空間に飛び出る所だった。

壁にある白い平べったく手の平で押すタイプのボタンを押す。


\ウィィィィィィ……ガチョン/


すると最後列、四号車の後方の壁だったハッチが外側に開く、一気に心地よい夜風が身体を吹き抜ける。
今は夜みたいだ、良かった。

ハッチの淵に立ち、下を見下ろす。

『空を自由に飛ぶ
人類最古の夢であり、最大の目標を俺は今、形は違うが挑む。
だったらとりあえず何か台詞とか言ってみたいよな、何にしようか…。

……よし決めた、やっぱり“あの台詞”が良い。

深呼吸、呼吸を整えてから。
叫ぶのは一度は言ってみたいあの言葉。

「I……!ーーー


身体を引き、良いタイミングで飛べるように構えて…


can……ーーー


飛ぶッッ!!!


fry!!!」



デンライナーから飛び降りた俺は全身に受ける風に煽られつつも、マニュアル(『始めよう!これで君も今日から魔導師だ!【デバイスのいじり方編】(神筆)』)で読んだ通り、冷静にイメージを固める。


「(翼…羽…ロケット…!!)」

“飛ぶ”イメージ…!


飛ぶッッ!!!!



途端、俺は空中で静止出来た。背中を見るとやや青い白のバーニアが噴き出ている。
そういえばエピオンの推進装置は背中にしかなかったんだったっけ。

それにしても良い眺めだ、確か海鳴市だったかな、魔法少女リリカルなのはの舞台は。道路等を確認するが深夜みたいで人もいない、どうせだからもっと飛んでみようかな。

ゆっくりと前進、後退、ちょっと調子に乗ってスピードを出してみたりしてみる。
いい感じだ、俺が思った通りに動いてくれる。

続いて急上昇、急下降。少し身体がピリッと来たが慣れれば大丈夫かな?

次に武装の確認、確かヒートロッドという鞭が左腕のシールドに取り付けられていていて、右腰にはビームソードの柄が取り付けられている。
OK、飛び道具無しの超接近特化機体だ。


武装の確認をした所で高度を落とし、高層ビル付近まで行く。

やっぱりこうゆう高い視線、病みつきになりそうだ。スーパー○ンごっことか面白そう。
そろそろ一旦戻るかなとバーニアを吹かして上昇しようとしーーー気づいた。

俺自身が、高層ビルのガラスに映っている。
結構ハッキリと見えるぞこれ、ガラス拭きの人に感謝しないとな。

…ふむ、やはりエピオンは部分的な装甲を着けている感じで関節部等には装甲が無い。
先程までは白い病院服の様な物だったが今着ているのは関節部のみ見えるがピチッとした体操選手が着てそうなスーツだ。
…。よく見たら下半身、スカートの装甲じゃないか!太腿の下辺りが見えている、そこはタイツっぽいの履いてないのか。

…あ。
今頃気づいたよ俺。
顔が思いっきりどっかのSAKIMORI、風鳴翼さんじゃないか、ご丁寧に髪までSAKIMORIヘアーだ。ウィングゼロならまだしもエピオンには似合わないなぁ…。

「ちょっと待て、あー、あ〜あ〜、かかって来いよベネット!銃なんて捨ててかかってこい!」

声は水樹奈々さん…か?いや、水樹奈々さんのより高い声だ、これは……
…喜多村英梨さんか!

だから何故そこで微妙なマッチングを選んだんだよ神!
正直声が被るけど普通に水樹奈々さんにしてくれれば良かった!それならまだSAKIMORI系女子なキャラを作れたかもしれない!だがここでキタエリさん!マジでどういうキャラになんのか俺自身わからねぇよ!


「本当よく分からんな…コレ…。」


後やる事は…あーそうだ、折角だし海鳴市をぐるっと一週回ってみようかな〜。








 
 

 
後書き
私はリリーナが好きです
でも、翼さんの方がもっと好きです 
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