魔法少女リリカルなのは?ああ、転生者がホイホイ来るあれね
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第一部・『Surprise attack to a person of transmigration(転生者への襲撃)』
夢と現実
前書き
一回で良いから乗りたいなぁ、○○○○○○。
しょうがないのでこんな夢をオリ主に叶えてもらおうじゃないか
…ガタン…ゴトン……。
ぼんやりした光が見える。
さっき居た白い空間にあった真っ白な謎光じゃない、ややオレンジのかかっている人口の光だ。
とりあえず起きようと手をふわふわしたベッド…じゃない、これはソファーか。俺はソファーで寝てたのか。
起き上がる為、改めて手をつき力をいれて…滑った。
ーーゴンッ!!
〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?
鈍い音と共に来る頭部への鈍痛、思わずのたうち回る。
「痛いッ!」
思わず叫ぶ俺……。俺?
今の高いソプラノは…俺の声なのか!?
「あ、あーあ〜、我がナチスの科学は世界一〜。」
頭が痛むが我慢して声を出してみる……と、完璧に俺自身が出してる声だよ、いきなり不安になるなぁ…。
続けて身体の方を見てみる。
服は…何故か病院服みたいな白い簡素な服だ。
もう感覚でわかるが男にはあって女には無い物が俺には無い、トイレとかどうするんだよ…。
背は…視線が低いなぁ、縮んだのか。
胸は…良かった、ほぼ無い。
肌は白い、俺は外にはあまり出なかったがここまで白くはなかったな。
頬を抓ってみると痛い、今更だが夢とかじゃないんだなぁ…、後かなりふにふにしてる。マシュマロかよ。
鏡で見てみたいよ、今の俺の姿をさ。
……ガタン…ゴトン……
そういえばさっきからなんだかこの部屋が揺れている気がする。気のせいか?
周りを見渡す、あるのはテーブルにカウンターらしき所に今まで俺が寝てたソファー、それと壁上部にある数個の窓。後前と後ろに引き戸らしきドアがある。
部屋の形は長方形、結構広いぞこれは、宴会ができそうだ。
多分、ここが俺の家になるのかな?
「へー、変わった家だな…。お?」
歩いて適当に見ていくとテーブルのイスの上に手紙らしき封筒があった。
開くと中から出てきたのは一枚のプラスチックみたいに硬い白いカードとやけに達筆な便箋、どれどれ…?
『拝啓、お前さんへ。
お主の転生はトラブル無く成功したぞい。詳しい事は同封してあるカードを携帯電話を使う様に耳に当てい。』
凄いな、しかも筆書きだぞこれ。
「とりあえず耳にカードをあてて…。」
書いてあった通りカードを耳にあててみる。
ーーとぅぅるるるるるる、とぅぅるるるるるるる………ガチャ
『もしもーし、聞こえとるかの?』
あ、何か繋がった。
「聞こえてるよ、詳しい事を教えてくれ。」
『おぉ、気が早いのう。そんな焦らずとも話は逃げんよ。』
ほっとけ、俺としては気になるんだよ。
『まぁ一言で表すならお主は“対転生者"そのものじゃよ。』
「………は?」
え?何?今なんつった?
『だから対転生者の能力に対転生者の容姿、今のお主は転生者相手ならある程度渡り合えるスペックじゃよ。』
「ちょっと待て、俺が頼んだ特典にそんなのは無かった筈だ。せいぜい能力封印ぐらいだぞ。」
大体対転生者の容姿ってなんだよ
、もう訳が分からん。
『最初はやめておこうかと思ったんじゃが流石に戦力不足過ぎたのでの、あんな鞭と剣しかない機体と自爆の呪いなんぞかかっちょる機体のみだときつ過ぎるぞい。勝手にしてすまんの。』
というかその辺りのエピオンとウィングゼロについては知ってるのか、結構酷い知識だったけど。
「で、対転生者ってのは分かったが具体的に言うと俺はどんな感じになっているんだ?」
『他転生者からの不意打ちをある程度防げそうな容姿、要は“二次元好きなオタ”に好意を持たれそうな容姿じゃな。それと能力封印の特典じゃがこれは修正して範囲を広げたり一度当たれば儂の許可がないかぎり一生能力は戻らなくなる様にしたぞい。』
「お、おう……。」
ぶっちゃけまだ一度も詳しい性能を聞いていない能力について修正しといたとか言われてもなんて答えたらいいか迷うがとりあえずありがたい。
だが容姿、何故こうしたし。
と少し鬱になったがここで朗報が来た。
『おぉ、言い忘れとった。お主“世界を渡る能力”と新機動戦士なんちゃらの機体を欲しがってたじゃろ?きちんと資料を参考にして用意しといたぞい。』
「おーマジか!」
新機動戦士ガンダムな、俺がハマってたガンダムシリーズは。
その中でも大好きなエピオンとウィングゼロを自分自身が操縦出来るのはwktkが止まらな過ぎて困る。
それに世界を渡るにしてもまず今自分自身が居る世界の転生者をどうにかしないといけないのだがこれも滅茶苦茶嬉しい、暇が出来たら是非他の世界を覗いてみよう。
『まずは“世界を渡る能力”、これは既にお主は見とるぞい、ちょいと改造に手間取ったがの。』
…もう見ている?どういう訳だ?
『…もしやお主今自分が何処に居るか分からんのか?窓から外を見てみい、驚くぞい。』
「?」
とりあえず言われた通りに窓の外を見て……驚いたよ。
俺が家だと思っていた此処の外は“宇宙”だ、ここから青い地球が見えたし。
というか空気とか大丈夫かよここ。
『ふっふっふ…驚いとる様じゃの、今お主がいる場所は宇宙、そしてお主が居るその“乗り物”は“デンライナー”、元は時間と空間を行き来する為のものじゃったが世界を渡る為に時間を行き来する性能はオミットしといたぞい。』
「えっ、これ乗り物だったのか!?しかも元が時間と空間を行き来するって…。」
デンライナー…デンライナーか、この部屋の形状とさっきしていた音からして…電車か?そんな物があるのか……。
『そうじゃな、この“デンライナー”は“電車”をモチーフとした…というより電車そのものじゃの。線路は自分で敷きながら走るからどんな場所でも広ささえあれば走る事が可能じゃ。
1号車から4号車まであっての、今お主が居る場所が2号車の食堂車じゃよ。一号車に色々置いといたから後で行くといいぞい。お主が希望した機体もな。』
へぇ…いいね、宇宙に住んで毎日地球と星を眺めるのも貴重な体験だな。貴重というか普通に生きてたら絶対に無い体験だけど。
一号車、後で寄らないとな…。
『他に何か質問はあるかの?』
「いや、特に無い。」
『そうかそうか、なら第二の人生、己を捨てず楽しむのじゃぞ。それからそのカードはさっき言った通り耳にあてれば儂と繋がる、何かあったら連絡せい。』
やけにアフターサービスに富んでるんだな、本当にありがたい。
「わかった、多分近々連絡するよ。それじゃ。」
ーーーつー、つー、つー、
あ、切れた。電話だな本当。
とりあえずカードをテーブルに置いて置く。
神に言われた通り一号車に行こう。
ーーうん、夢じゃあないんだよな。
さっき頬を抓ってみたが痛かった、夢には痛覚が無いと聞いた事がある。
ーーあー、現実なんだなぁ…
俺はこれから夢見てたエピオンとウィングゼロに搭乗…というかそれ自身になって死ぬかもしれない戦いをするんだな…。
しかも相手はチート能力持ち、カッコつけてガンダム縛りするんじゃなかった……!これであっさりと殺されたら只の馬鹿だろ俺。
その為には強くならなくてはならない、やった事なんてないしどうすれば強くなれるかなんて曖昧にしかわからないが……。
そんな事を考えている内に一号車に着いた。
薄暗く光はあまりついていない、あったのは中央に変わったデザインのオフロードバイクと壁際には頭部を執拗に殴れば人を撲殺できそうな黒いアタッシュケースが一つ、壁への収納が可能な簡易テーブルに置いてあった。
その隣に何やら書類の束もある。
「…うん、現実なんだろうな…」
こ ん な 現 実 が あ っ て た ま る か。
俺はそう思いつつ「やってみよう!これから君もデンライナーの車掌だ!・完全版(神筆)」とタイトルづけられた書類を手にし、ド下手な人間(?)の絵が描かれた表紙をめくって目次を無視し読み始めた。
後書き
お ま た せ
大変お待たせ致しました。
お気に入り登録を見ればなんと8件も来てました。驚いたので一昨日は店を変えての24時間耐久死ぬまでカラオケしようぜチキチキデッドレースを馬鹿5人でしてました。
結果:音楽の授業にまともに出れない状況に
皆さんは24時間耐久でカラオケする場合は喉に優しい飲み物を選択しましょう。
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