二面性
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二面性。哲学者の考察は理屈じみている。
陰と陽
プラスとマイナス
ポジとネガ
アウトと、セーフ
またはイン
――互いが互いの存在理由となり存在する。
影が光を証明し、光が影を作り出す。
それは、誰しもが持っている。
悪は善を否定し、善は悪を退治する。
それらに優と劣をつけようとする、
だから悲劇は生まれるのではないだろうか。
完璧な物は0(ゼロ)ということになるだろう。
しかしそれを無と定義するのならば、
有または全という概念が生まれる。
二つは全く違うものであり、それでいて全く一緒だ。
しかしそれに、気づく者はなかなかいない。
片方ばかりに気を取られ、大切なことを見失う。
疑うのは簡単だ。
そして、信じることは
何よりも難しい。
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逃げるばかりではなく、向き合うことは大切だ。
向き合う事に固執するのではなく、
逃げることもが必要な時もある。
虚しいときもあるだろう。
楽しいこともあるだろう。
怒りや悲しみに支配される日は続くだろう。
泣き笑い、忙しい日々はあっという間に過ぎるだろう。
いつの時代も、苦労を経験した人間のみが真に成功することが出来た。
苦労を知らない人間は堕落していった。
どちらになりたいか、またはどちらにもなれないか
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