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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 

作者:メア
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マジカル☆ウィッチルフェイちゃんとウィルベルちゃん~悪魔から眷属を奪い、使い魔にする~

 
前書き
次回はアーシャのアトリエへジャンプです。といっても、出てくる人はアーシャ、キース、ニオ、オディーリアさん、メリエッタさんを予定しております。
なお、行き成りイグドラシル少し前あたりから始める予定です 

 






 恥ずかしいパーティーが終わって、私は一日だけ準備に時間を貰いました。それはベルちゃんと相談した結果、準備に一日を貰いました。

「でも、準備って何をするのよ?」

「ベルちゃん。私達は魔女にとって、大切な事を忘れていました」

暗い部屋の中、テーブルを挟んで向かい会うベルちゃんに両手を組みながら膝をテーブルの上に乗せるポーズ。俗に言うゲンドウポーズをしながら言いました。ちなみにテーブルの中間には座布団に置かれた水晶玉があり、部屋にある髑髏は光を発しています。

「なによ?」

「魔女にとって、使い魔は大事です!」

「っ!? って、アタシにはドラゴンと精霊がいるわよ」

ベルちゃんが可愛い小さなドラゴンと精霊を召喚しました。私はその子達に餌替わりとして指を差し出して、指先から魔力を食べさせてあげます。ちろちろと可愛らしい舌が私の指を舐めて魔力をどんどん吸っていきます。

「どうよ? というか、あんまり餌付けしないでよね……」

「嫌です。それと、ベルちゃん。私達魔女の使い魔には猫と相場が決まっています! 一匹は少なくとも確保しないといけません!」

「はっ!? 確かに忘れていたわ! このウィルベルさんとした事が基本を……って、そんな訳ないじゃない!」

ナイス突っ込みですよ、ベルちゃん。でも、基本というのは否定させません。

「えぇ~ぬこさんですよぬこさん。可愛い可愛い猫様ですよ」

「いや、確かに可愛いけど……でも、猫って弱いじゃない。どうするのよ?」

私達魔女は使い魔を戦闘にも使いますからね。

「普通の猫なら弱いでしょうが、猫又なら問題無いでしょう。何より仙術を使えますから」

「それもそうね。じゃあ、探してみる? でも、面倒じゃない?」

「ふっふふ、実は猫又姉妹の宛が有ります。しかも白と黒です」

「……アタシ、黒がいいわ」

「じゃあ、私が白ですね。ベルちゃんも納得した事ですし、召喚をしましょう」

私達はテーブルを退けて床に2人で召喚用の魔術式を書いていきます。

「生贄はどうするのよ?」

「そうですね……私の魔力でいいかと1講くらいあげれば十分でしょう」

「それはそうよね。こっちは完了よ」

「こちらもオッケーです」

私達は両サイドに立って、杖の代わりでもある箒を取り出します。

「あ、どうせならベルちゃんにこれをあげますね」

「なになに? くれるなら貰うよ?」

「じゃじゃーん。黒嬢(シュバルツフローレン)! これをベルちゃんに進呈します」

「おお~~~~!! 凄く嬉しい! でも、いいの?」

「いいですよ。お友達ですから。それに私は白嬢(ヴァイスフローレン)がありますし」

作りました。どうせなら、揃えたいですし。ベルちゃんに使って欲しいですしね。

「ありがと~大事にするね!」

「はい。それじゃあ、召喚しましょう。名前は黒歌と白音です」

リアスに確認した所、まだ眷属は増えていないう事ですし、問題無いです。本格的にそろそろ探そうとしている所みたいですし、いい時期でしょう。

「では、行きましょう」

「了解よ! 我らが名、ウィルベル・フォル=エルスリートとルフェイ・ペンドラゴンの元、汝を使い魔として召喚す……」

ベルちゃんが黒嬢(シュバルツフローレン)を持って呪文を唱えはじめました。私も白嬢(ヴァイスフローレン)を持って続きます。

「我ら呼び出すは猫又。その者の魂の名は黒歌、白音」

魔術式が光り輝くと、召喚が開始される。

「「我らが呼び声に答え、現れいでよ!」」

術式の中心部に2匹の猫が現れました。ただ、どちらも衰弱しているようです。

「にゃ、にゃぁ……」

「フシャー」

だけど、白猫を黒猫が庇っています。

「使い魔契約をしましょう。でも、その前にお食事ですね」

「えっと、確かここに……あった」

ベルちゃんが干したお魚を持ってきた。それを猫たちに上げる。猫達は警戒して食べようとしないけれど、じーと見ていると、恐る恐る舐めだした。

「お水も用意するね」

「よろしく」

私はメイドさんに言って、タオルとお皿にお水を入れた物を受け取って、渡してあげる。しばらく様子を見ていると、警戒しながらも大人しくしています。

「ルフェイ、この子達どうする?」

「使い魔にできなくても保護しましょう」

「わかった。アンタ、アタシと契約しなさい。そうすれば、貴方達を守ってあげるわよ」

「……わかったにゃ」

「「しゃべったっ!?」」

黒猫が契約もせずに喋った。まさか、既に悪魔化してるのですか?

「悪魔に転生してるから、喋れるにゃ。でも、転生した直後に呼び出されるとは思わなかったにゃ」

「成程。こっちの子も悪魔になっているのですか?」

「そうにゃ。その子も転生悪魔にゃ」

白猫は黒猫、黒歌の後ろに隠れています。

「じゃあ、白い子は私が契約します。黒い子はベルちゃんでお願いしますね。大丈夫、怖いことは有りませんよ」

私は白猫に手を差し出します。

「フシャっ!」

爪で引っ掻いて来ますが、私は無視してそのままにします。血が流れてもそのままにしていると、また引っ掻いて来ます。しばらくすると、手が血まみれになって凄い事になりましたが、時間が経つと、白猫がペロペロと舐めるようになりました。なんだか、血を美味しそうに舐めています。というか、止まらないようです。

「ルフェイ、尻尾が増えてるんだけど……」

契約したのか、黒歌を抱えたベルちゃんが白猫を見ながらそういいました。私も見ると、最初尻尾が2本だったのが3本に増えていました。

「ちょっと、私にも舐めさせるにゃ。っ!? こ、これは凄いにゃ!」

黒歌も一緒になって私の血を飲んでいきます。というか、どういう事ですか。黒歌まで尻尾が増えました。

「もしかして、アンタの魔力が血にこもってるからじゃない? 微々たる物でも、絶対量が莫大だったら……」

「そんなはずは……」

「それが正解にゃ! もの凄い料の魔力にゃ。御蔭で身体もどんどん良くなってるにゃ」

凄く元気になってきていますね。

「あれ?」

白音の身体が薄く光っていきます。

「っ!? 召喚されそうにゃ!?」

「ふふ、させませんよーえい♪」

膨大な魔力で術式をほぼ無視して結界を張って召喚を無効化します。むしろ、カウンターとして魔力を叩き送っておきます。これでまた仕掛けてくるなら潰してあげます。

「白猫さん。私と契約しましょう」

「にゃ、にゃあ……」

「白音、大丈夫にゃ。契約するといいにゃ」

「にゃあ……」

白猫あたらめ、白音が私の肩に乗って頬っぺたを舐めてくれました。まだ人化とか、喋れないみたいですが契約してくれるようです。

「じゃあ、契約しましょう」

「にゃあ」

契約は無事に終了し、後は黒歌と白音の2人でベルちゃんと一緒に術を施します。

「ふふん、ウィルベルさんの使い魔なんだから、誰にも渡さないわよ!」

「そうですね。これが眷属化の術式ですね」

「そうね。じゃあ、早速上書きしようか。ふふ……」

「ふふふ」

私達は笑いながら術式を改造、強化して完全に私達の使い魔にしました。それと同時に繋がりも強化して、死なないようにもしておきます。影に潜んだりも出来る様にしたり、お使いをお願いしたりできるようにしておきました。これで仙術……気……いえ、ここはあえて念といいましょうか。念を覚える師匠ができました。ドッキリテクスチャーとバンジーガムとか、楽しそうですしね。アトラック・ナチャと合わせれば色々と面白い事が出来そうです。というか、どちらかといえば私って具現化系ですよね。それとも、特質系?
どちらにしろ、可愛い使い魔をゲットです。







 
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