ALO×HUNTER×なのは
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オークション×マフィア×脅迫
天空闘技場の199階〜189階をひたすらうろうろする生活をはじめてはや、四年。キルア君もなんとかこの辺りまでこれるようになった。ちなみに、ボクは自分で自分に賭けたりして、大量のお金を稼いでいる。負ける時は不戦敗だし、負け無しだよ。負けもちろん、緋色の瞳を狙って来る念能力者の連中も念の修行や実験台になってくれるし、お金もくれる。更に、自分の頑張って鍛えた念能力までボクにくれる。至れり尽くせりだよ。
「あっ、そういえば九月だからヨークシンシティでオークションが有るや。ん〜〜新作でも出そうかな…………」
ボクは暇な時には、バグったスキルスロットを利用して、色々なスキルの熟練度を上げていた。
「今年は緋色の瞳も出るし、貯金は沢山欲しい…………ダイヤモンドの3000カラットの魔具でも作ろ」
魔具といっても、正確には念具だけどね。このダイヤモンドはマリア像にしよう。活力アップや治癒能力上昇などで。
「しかし、ぼろ儲けだよね。元手がタダなんだからね…………」
ボクは具現化能力と闇魔法の複製でオリジナルと全く変わらない宝石を作り出し、闇魔法で固定化し、完全な物質とする。まぁ、念はかなり使うけど、すぐに回復もするし、問題無いんだよ。だから、持ってる技術で多数の念具を作って販売している。特にプロハンターやお金持ちが50億ジェニーで買ってくれる、25個まで重量無視で何でも入るアイテムストレージの機能が付いた鞄は大人気だよ。特別な人には50個のを250億で販売している。こちらは、ジン=フリークスなど二つ星ハンター以上の人が買って行く。
「さて、色々頑張って作ったら、オークション登録しなきゃね」
さて、ダイヤモンドはかなり大きいし…………短剣にでもしようかな。後、長剣も。
制作二時間でダイヤモンドの剣が出来たよ。どれも豪華な装飾が施して有るけど。アイテムバックは最新のデザインで20ほど作ったから問題は無い。
――――――――トゥルルルル、トゥルルルルルルルル。
「電話?」
奇術師ヒソカにプレゼントされた携帯電話を取る。この携帯電話はカードタイプの奴だったんだけど、魔改造して、念によって電源か無くならい、電波が念によって補強され、何処でも使えるし頑丈。もちろん、透明化も可能で、様々なツールが入って、ハッキングが可能。
『ヒソカ様より、電話ですわ』
「ありがとう、アズライト」
インターフェイスの人格もちゃんと入っているから片手間でも問題無い。
「繋いで。声はボクのままで」
『やぁ…………ちょっと、出張を二人分、頼めないかな?』
「どうしたの?」
『左手と両足がやられちゃった?』
「もう一人?」
『ゾルディック家の人だよ。ボクと戦ってお互い大怪我さ。でも、ボクと彼は友達になったから、悪いけどお願いするよ』
「特急料金で高いよ?」
『二人分で10億ジェニーで良いかい?』
10億ジェニー…………美味しいけど、どうしようかな。治す人がゾルディックでしょ?
キルア君でも無いし…………よし、条件つきで良いかな。
「そのゾルディックって人の発を見せてくれたら良いよ。後、ヨークシンに行くから護衛してくれるってのも条件かな」
『OK。聞いてみる。……うん、問題ないそうだ。それじゃ、頼むね』
ヒソカが持っている携帯電話のGPSで場所を特定してジャンプする。ジャンプした場所はクレーターが出来、真新しい建物が崩壊している廃墟だった。そんな瓦礫の中に、血まみれで倒れている男性が二人。
「やぁ、来たね☆」
「この子が言ってた子かい?」
「そうだよ。多分、強いよ」
「ふ〜ん。まぁ、良いや。よろしく」
「別に問題無いけど、ちぎれた腕とかは?」
「「あっち」」
二人して指差したのは、倒壊した瓦礫の中。とてもじゃないが、探す気が起きない。
「つまり、作れと…………」
「よろしく」
「頼むね◇」
「とくしょう、高くついた〜」
仕方ないので、欠損修復を行う。
「ヒソカのは予備が有るから行けるけど…………」
アイテムストレージから、アイテムバックを取り出し、さらにそこから、カプセルに入れられ、培養液に漬けられたヒソカの腕や足を取り出す。
「いつもそんなの持ち歩いているの?」
「嫌々ながら。この人、お得意様で良く依頼されるから」
ヒソカの腕を更にコピーして、切り落とされた部分にくっつけ、念糸で縫い付ける。その後、回復魔法をかければ綺麗に完治だ。
「ヒソカはこれで良いね」
ちなみに、ヒソカは良くシュテル先生に喧嘩を売って、両手や両足を消し炭にされている。
「ありがと、大好きだよ」
「はいはい。さて、そっちのゾルディックの人は…………時間かかるかな。よし、まずは足から治そう」
「ん」
複雑骨折していたり、骨が飛び出したり、一部無くなっているゾルディックの人の足を1時間で治す。
「動けはするけど、激しい運動は禁止だよ。後、両手は培養するからちょっと待ってね」
「わかった」
「それで、ヨークシンの護衛だよね?」
「うん。100億を超える額のも出品するからよろしく」
「わかった。イルも良いよね?」
「うん。殺し屋が護衛ってのもなんだけど、腕が戻るなら良いや」
「じゃ、よろしく」
それから、二人を連れてヨークシンのスイートに泊まり、ダイヤモンドの短剣と長剣、アイテムバックを40個ほど出品登録する。
「ん〜始まるまでにもうちょっと作れるね」
だから、ボクはクリスチャンだった前世の両親に従い、ダイヤモンドでマリア像を作って出品した。
一週間後、オークションが始まったので、ボクは凝を使って値札競売市で商品を買い漁る。緋色の瞳のままのボクを狙って来る怖〜〜いマフィアはさらに怖〜〜い奇術師のヒソカと万全の状態に戻ったゾルディック家暗殺者イルミの二人によって排除されて行くので凄く安心。
「さて、今年は蜘蛛は来るのかな?」
そんな事を考えていると、ボクの目の前に一人の女の子が走ってやって来た。
「ねぇその瞳、譲ってくれないっ!?」
周りを見ると、ヒソカとイルミは笑っているだけで何もしないし、遠くの方から走って来る念能力者が見える。
「絶対ヤダ」
「えぇ〜ちょうだいよっ!!」
「いい加減にしてっ! だいたい、なんで自分の眼をあげないといけないの!」
腕を掴んでくる少女にいい加減面倒になった私は、逆に掴んでひねり上げる。
「痛っ、痛いょっ!?」
「なんなら、その瞳、くり貫いてあげようか…………?」
「ひっ!?」
「お嬢様っ!? おのれ、させるかっ!!」
「それはこっちのセリフだよね」
ヒソカがトランプを放って、近づいて来た男の1人を殺す。
「それ以上、依頼主に近づいたら殺すよ」
さて、このピンク色の髪の女はどうしようかな?
「やっぱり、瞳をくり貫いて、剥製にでもしてあげようかな…………」
「やめてくれっ!! 金なら支払うからっ!!」
護衛の男がヒソカとイルミから放出される念の力を読み取って報告したのか、その主人が手早く交渉に乗り出してきた。
「だってさ」
というか、あれは確かノストラードファミリーの組長、ライト=ノストラードか。という事はこの娘がネオン?
確か聞いた話が本当なら未来予知の念能力を持ってるんだよね。でも、一番欲しいのは緋の眼だから、そっちで良いや。
「なら、貴女達が所持している緋の眼、全てで手を打ちましょう」
「わかったッ!」
「絶対ヤダ〜〜〜〜〜あれは私のなのっ!!」
「それじゃ、ここにちゃんと本物を届ける事。さもないとゾルディック家に依頼出して皆殺しにすからね」
「わかった…………」
「それまで、この娘は預かっておく」
「待てっ!」
「ヤダ」
ジャンプして、スイートルームに女の子を監禁する。
「ここから出してっ!!」
「却下」
「ヒソカ、見張りよろしく」
「うん。食べないから安心していいよ」
それから、ボクはイルミと一緒に買物を楽しんだ。その後、彼女の念能力、天使の自動筆記を見せてもらう代わりに食事を提供した。
天使の自動筆記は、自動書記による詩という形式で、他者の未来を占う特質系能力。予言を書き込む紙に、予言する対象者の名前(ペンネームなどでも可)・生年月日・血液型を書いてもらい、本人もしくは本人の写真を目の前に置いて能力を発動する。予言詩は4〜5つの四行詩から成り、その月の週ごとに対象者に起こる出来事を暗示している。悪い出来事には警告が示され、その警告を守れば予言を回避できる。
「彼らが引き取りに来たよ」
「これで良いだろ…………」
「確かにノストラードファミリーが所持している物全部だね。うん、本物で問題無い。どうぞ」
「ああ…………」
「うぅ〜〜私の〜〜〜」
「それと、緋の眼は全部ボクがなんとしてでも手に入れるから、手を出さない方が良いよ」
「わかった」
この後は、特に何の問題も無くオークションは終わった。今回のボクの収入は460億ジェニーだった。出資は183億ジェニー。緋の眼を3個も落札できた。277億の収入だ。
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