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ハイスクールD×D 新訳 更新停止

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第2章
戦闘校舎のフェニックス
  第39話 使い魔ゲットします!

 
前書き
ラッセー、スラ太郎、触手丸登場です。 

 
『カンパ~イ!!』
俺達は今、生徒会とのスポーツ(最早スポーツとは思えないが)勝負の勝利を祝ってジュースを片手に乾杯していた。
「見事生徒会を撃破し、めでたく我がオカルト研究部が勝利を飾ったわ。これもみんなのお陰よ」
「でも、俺リタイヤしちゃって…」
「これのお陰でみんなの士気も上がったし、イッセー君も功労者だよ」
木場はイッセーが作ったハチマキを持って、イッセーに賛辞を送っていた。
「確かにそうだな。それにアレを食らったんじゃ、リタイヤせざるを得なかったろうしな」
「うッ!?…言うなよ…」
俺の言葉にイッセーは痛みを思い出したのか、股間を押さえていた。
「イッセーさん、まだ痛むのですか?やはり、患部を直接…」
「大丈夫ッ!!大丈夫だからッ!!アーシアッ!!」
アーシア、患部を直接見ると言う事はアレを見ると言う事を分かって…いないな、イッセーの心配で頭が一杯みたいだ。
「アーシア、単に痛みを思い出しただけだ。心配は要らねえよ」
「明日夏の言う通りだから!!大丈夫だから!!」
「は、はあ…」
流石に純真なアーシアにアレを見せるのはまだ早いな。
見せる物でもないが。
(まあ、仮にイッセーと添い遂げる事になれば、いずれ見る事になるんだろうがな…)
「どうしたんだ、千秋、燕ちゃん?顔が真っ赤だぞ…」
イッセーの言う通り、千秋と燕が顔を真っ赤にしていた。
(千秋、またイッセーのアレを想像したな。つうか、燕、お前もかよ…)
気になる年頃なのか…。
「それにしても、鶇のあの力は凄かったわね…」
「…アハハ~…」
部長の言葉に鶇は笑って誤魔化していた。
あの後、怒り心頭の鶇をどうやって止めたかと言うと…。
「…イッセーが落ち着けって言えば大人しくなるわ」
と言う燕の言葉通り、イッセーに止めに行かせたところ…。
「えっと、鶇さん、俺は大丈夫だから、落ち着いて…」
と、イッセーが言うと…。
「…イッセー君がそう言うなら…」
と、簡単に落ち着いた。
(惚れた弱みってヤツか…)
ちなみに、鶇が破壊した体育館の壁は生徒会が直す様だ。
(まあ、根本的な原因を作ったのは会長とも言えるからな…)
「さぁて、グズグズもしてられないわ。使い魔をゲットしに行くわよ」
と、部長は言い、副部長が目的地への転移の準備を始めた。
ちなみに、俺達も同伴しても良いと言われたので、付いて行く事にした。


転移した場所は薄暗い森の中だった。
「ここは?」
「使い魔が生息する森ですわ」
「僕達もここで使い魔を手に入れたんだ」
イッセーの疑問に副部長が答えた。
確かにいろいろな気配が感じられる。
「ゲットだぜッ!!」
「なッ!?」
「きゃッ!?」
「ん?」
「ッ!!」
「ん~?」
「何ッ!!」
突然の大声にイッセー、アーシア、燕が驚き、千秋は警戒し、鶇はのんびりと声がした方を向き、俺も声がした方を見る。
そこに居たのは帽子を深く被り、ラフな格好をした、とある人気アニメの主人公みたいな老け顔の青年が居た。
「だ、誰だッ!!」
「俺は使い魔マスターのザトゥージだぜぃ!!」
『使い魔…』
『…マスター』
「俺に掛かればどんな使い魔でも即日ゲットだぜぃ!!」
(任せて大丈夫なのか…)
何か不安になってきた。
「彼は使い魔に関してはプロフェッショナルなのですよ」
副部長がそう言うが、俺にはとあるアニメの主人公のパチもんにしか見えなかった。
「さぁて、今回使い魔をゲットするのはそこに居る少年少女達で良いのかな」
「俺とこっちの三人は見学で使い魔を所望しているのはそこの二人です」
「そこの冴えない少年と金髪美少女って訳かい。んで、どんな使い魔がご所望なんだぜぃ!!強いの、速いの、それとも毒持ちとか?」
「とりあえず、オススメを参考までに紹介してやってください」
俺がそう言うと、イッセーとアーシアも頷いていた。
そうすると、ザトゥージはカタログらしき物を取り出して…。
「俺のオススメはこれだぜぃ!!天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマット!!」
「龍王の一角じゃねえかッ!!」
俺が大声でツッコムと…。
「そうだぜぃ!!コイツは龍王唯一のメスでいまだかつてコイツをゲットした悪魔はいないんだぜぃ!!」
「当たり前だ!!魔王クラスの実力があるんだからな!!」
「そんな奴ゲットするの無理に決まってんだろ!!」
「つうかお前、オススメの意味分かってんのか!!」
俺とイッセーの大声が響き渡る。
「良いわね、伝説のドラゴン同士なら意気投合出来そうだわ。イッセー、私の可愛い下僕ならそれぐらい…ッ!?…」
部長が話している途中で突然、肩をビクつかせた。
その原因は千秋と鶇が笑顔で部長を睨んでいた。
「じょ、冗談よ冗談!!」
「部長、ソイツらに冗談は通じませんからね」
「わ、分かったわ…」
「アンタもふざけてないで、初心者向けのを紹介してやってくれ」
「オ、オウ…んじゃ、これなんてどうだぜぃ!!」
「ヒュドラじゃねえか!!初心者向けッて言ってんだろうが!!主をも毒殺する魔物を初心者向けッてどういう神経してんだ!!」
「全然、初心者向けじゃねえ!!」
「落ち着きなさい二人とも、ヒュドラなんてレアで素晴らしいじゃな…ヒッ!?…」
「…部長…学んでくださいよ…」
「…じょ、冗談よ冗談…」
また、千秋と鶇の笑顔の圧力が部長を震えさせていた。
「…て言うか、アンタら素で言ってるだろ…余計に達が悪いなオイ…」
ツッコミ過ぎて、疲れてきた。
「んじゃ、今度はコイツだ…」
「ジズじゃねえか!!いい加減にしろッ!!冲捶ッ!!」
「ギャアァァァァァッァァァッ!!!!!!!!」
俺は渾身の八極拳をザトゥージに叩き込んだ。


「…じゃあ、参考までにどういう使い魔がご所望なんだぜぃ?」
明日夏に吹っ飛ばされたザトゥージさんは立ち直った後、俺達に質問してきた。
「そうすね~、可愛い使い魔とかないっすかね~、女の子系とか~」
「チッチッチ、これだから素人はダメなんだぜぃ!!使い魔ッてのは有用で強いのをゲットしてなんぼだぜぃ。すなわち、個体の能力を把握して、かつ自分の特性を補う様な…」
「その特性を無視してメチャクチャな奴を勧めたのはどこのドイツだ…」
「………」
明日夏の言葉にザトゥージさんが黙ってしまった。
「あのう、私も可愛い使い魔が欲しいです」
「うん、分かったよ~」
アーシアが頼むと急にデレッとした顔つきになって承諾した。
俺達はザトゥージさんにに連れられて、とある湖に来ていた。
「この湖にはウンディーネと言う水の精霊が住み着いているんだぜぃ」
(おおぉ!!名前からしておそらく女の子!!)
ザトゥージさんの説明でも清い心と美しい姿を併せ持った乙女の様な癒し系な存在らしい。
(ああぁ、未来のハーレム王として傍に置きたい!!耳掻きと称して膝枕させて、そして、そっと手を伸ばし、神秘溢れてやまない、お、おっぱいを…)
などと妄想を膨らませていたら…。
「お、イッセー、妄想はその辺にしろ、ウンディーネが出てくるぞ」
明日夏に言われ、湖を湖が光り出していた。
そこから現れたのは…。
「フンッガァァァァァッァァァッ!!!!!!!!」
「なあッ!?」
「…何だアレ?」
「…全然、乙女じゃないし…」
「わ~、強そ~」
「…ああぁ…」
俺、明日夏、千秋、鶇さん、燕ちゃんの五人は目の前に現れた巨軀の存在にそれぞれの反応を示していた。
「アレがウンディーネだぜぃ!!」
「イヤッイヤッイヤッ!!どう見てもアレは水浴びに来た格闘家ですから!!」
「運が良いぜ少年!!アレはレア度が高い!!打撃に秀でた精霊も悪くないぜぃ!!」
「悪い!!癒し系つうより殺し系じゃねえか!!」
「でも、アレは女性型だぜぃ」
「最も、知りたくない事実でした…」
俺はその場で膝をついた。
「ウガァァァァァッァァァッ!!!!!!!!」
「もう一体現れやがった…」
明日夏の言う通り、巨軀のウンディーネがもう一体現れた。
「ウ、ウオオオオオンッ!!!!!!」
「まあ、お前の理想とする精霊も居るさ…」
明日夏が肩を叩いて言ってくる。
ドゴッ。バキッ。ドガッ。
二体のウンディーネが突然殴り合いを始めた。
「…アレは一体何をやってるんだ…」
「縄張り争いだぜぃ。所詮は腕力が物を言うんだぜぃ」
「…帰りたい…」
そして、おそらく最初に出てきたウンディーネが後から出てきたウンディーネを背負い投げでノックアウトした。
その後、勝った方のウンディーネが俺達の事を見るなり襲い掛かって来た。
「こっちに来たぁぁぁッ!!!!」
「俺達の事を敵だと思ってるみたいだな。しょうがねえ、相手になってやるか…」
明日夏がそう言うと、前に出て構える。
「ウオォォォォォッォォォッ!!!!!!!!」
ウンディーネの鉄拳が明日夏に迫るが、明日夏はギリギリの所でかわし、相手の懐に入り込んだ。
「猛虎硬爬山!!」
ドゴォォォッン。
明日夏の一撃でウンディーネは吹っ飛んだ。
「…ハアァァァァァ…」
明日夏は構えを解きながら息を調えていた。
「あんなに気性が荒いんじゃ二人に無理だな。それにアレじゃあ偵察や探索も無理だしな」
そして、ダメだしをした。


俺がウンディーネ(最早別の精霊の様な気がするが)を吹っ飛ばした後、俺達は別の使い魔を探しに行く事にした。
「でも、あの子、清い目をしてました。きっと心の清らかな女の子に違いありません」
「アレを女の子とか呼ばないで…」
(イッセー、どんだけショックだったんだ…)
確かに俺もアレには度肝を抜かれたが…。
「待て!!」
ザトゥージが俺達を呼び止める。
「見ろ!!」
ザトゥージが指し示す場所には…。
「ド、ドラゴン!!」
「蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の子供か」
「これはかなり上位クラスですね」
「私も見るのは初めてだわ」
「ゲットするなら今だぜぃ。成熟したらゲットは無理だからな」
「じゃあ、何でティアマットのゲットを勧めてんだよ。成熟したドラゴンでもう無理なのに何で龍王のゲットは勧めんだよ」
「………」
「こっち向けオイ!!」
「まあまあ、落ち着こうよ、明日夏君…」
「たくッ!!」
「イッセー君は赤龍帝の力を持ってますし、相性は良いんじゃないかしら」
「なるほど!!よし!!蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)、君に決め…」
「キャアッ!?」
「ッ!?アーシアッ!!」
アーシアの方を見ると、アーシアに何やらゲル状の物が襲っていた。
よく見ると、他の女性陣も襲っていた。
「スライムかッ!!…ウ、ウワッ!?…」
木場が剣で迎撃しようとしたが、顔にスライムの一体が張り付き、視界を潰されていた。
俺の方にも来たが、余裕で避けれていた。
「…あらあら…はしたないですわ…」
「…ちょッ!?…コラッ!!…」
「…ふ…服がッ!?…」
「…ヌルヌル…キモ…」
「…ッ!?…ッッッ!!…」
「…わ~…服が溶けちゃうよ~…」
「…こ…このッ!!…」
女性陣の声を聞き、そちらを見ると、スライムどもが女性陣の服を溶かしていた。
「クソッ!!」
木場は顔に張り付いたスライムを剥がそうと奮闘していた。
ちなみに今もスライムどもが俺の方に向かって来るが、普通に避けれていた。
「コ、コレはッ!!何て素敵な展開ッ!!…ウオッ!?…」
イッセーがガン見していたが、塔城に殴り倒された。
「…見ないでください…」
「そ、そんな事言ったって、みんなのピンチに黙ってられ…」
と、イッセーが喋ってる途中でさらに木陰からツタの様な物が部長達に襲い掛かり、体に絡み付いていった。
「みんなッ!!…その前に脳内保存ッ!!脳内保存ッ!!」
またイッセーがガン見しだした。
「コイツらは淫汁を主食とするスライムと触手だぜぃ。スライムが女性の衣類をを溶かす事以外、特に害はないんだ」
そう言うザトゥージの顔にもスライムが張り付いていた。
しかも、視界を潰される前に女性陣のあられもない姿を見ていたのか、鼻血を出していた。
ちなみにその後で木場が未だに顔に張り付いたスライムと格闘していた。
そして、イッセーは…。
「服をッ!!部長!!俺、このスライムと触手を使い魔にしますッ!!」
やっぱり、そう来たか…。
「…あ…あのねえ…イッセー…使い魔は悪魔にとって…重要な物なのよ!!…ちゃ…ちゃんと…考えなさい!!…あ…ああぁあ!?…」
「考えましたッ!!やはり使い魔にしますッ!!」
部長に言われてから、早三秒…。
完全にスケベスイッチが入ってるな。
「…部長、今のイッセーに何を言っても無駄です…一応、俺達に気付かれずに近付いたあたり、偵察と探索に役立つんじゃないですか…」
「…ア、アンタ…め…面倒になっただけでしょ!!…」
燕の言葉に俺は…。
「…ぶっちゃければな…」
と答えた。
「…ア…アンタねえ!!…ああぁ…」
燕が非難の眼差しをしてきた。
「ノオオオオオッオオオッ!!!!!!!!」
とかやってる内に部長と副部長がスライムと触手を振り払い、得意魔力でスライムと触手を焼き払い、それを見たイッセーがムンクの叫び見たいになり、叫んでいた。
鶇と塔城も怪力でスライムと触手をちぎっては投げをやっていた。
木場もようやく顔からスライムを剥ぎ取り、剣でスライムと触手を迎撃していた。
俺もいい加減に避け続けるのにもうんざりしてきたので懐に隠し持っているナイフを取りだし、スライムどもを斬り裂く。
ちなみにイッセーは未だに絡み付いているスライムと触手を振り払えないでいたアーシア、千秋、燕をスライムと触手を庇う様に抱き締めた。
「…退きなさい、イッセー…こんな生き物は焼いてしまうに限るわ…」
「嫌ですッ!!コイツらはまさしく俺と出会う為、この世に生を受けたに違いありませんッ!!」
ちなみにイッセーに抱き締められている三人の様子は…。
「…イッセーさんが私に抱き付いてくれるなんて…」
アーシアは嬉しそうであった。
「ッ!?ッ!?ッ!?ッ!?ッ!?」
千秋は顔を真っ赤にして絶賛混乱中であった。
「あッ!?あッ!?あッ!?あッ!?あッ!?」
燕は顔を真っ赤にして開いた口が塞がらないでいた。
「ああッ!!スラ太郎!!触手丸!!我が相棒よッ!!」
「もう名前まで…」
「森の厄介者をここまで欲しがる悪魔は初めてだぜぃ。全く世界ってヤツは広いぜぃ」
「…普段は良い子なのよ。でも、あまりにも欲望に正直過ぎる体質で…」
「部長!!そんな可哀想な子を見る目をしないでくださいッ!!コイツらを使って、俺は雄々しく羽ばたきます!!」
バリッ。
「ウアアアアアッアアアッ!!!!!!!!」
プスプス。
「…な…何が…?」
突然、イッセーとスライムと触手を雷撃が襲った。
「蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の雷撃か」
すると、蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の子供はアーシアの肩に乗った。
「どうやらアーシアの事を気に入って、襲い掛かっているスライムと触手を焼き払ったみたいだな。ちなみにイッセーの事も敵と判断したみたいだな」
「と言う事はつまり…」
「決まりだな!!美少女、使い魔ゲットだぜぃ!!」


「ア、アーシア・アルジェントの名において命ず!!な、汝、我が使い魔として、契約に応じよ!!」
アーシアの使い魔の契約が終了した。
蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の子供はアーシアにじゃれつきだした。
「くすぐったいですラッセー君」
「ラッセー?」
「はい、電撃を放つ子ですし、あの、イッセーさんのお名前も頂いちゃいました」
「ハハハ、まあ、良いや。よろしくなラッセー…グアアアアアッアアアッ!!!!!!!!」
「そう言やあ、ドラゴンのオスは他の生物のオスが嫌いだったな」
現にイッセーだけじゃなく、俺と木場とザトゥージまで黒焦げになっていた。
すると再び、俺達に電撃が走った。
ラッセーは俺の事を睨んでいた。
「ああ、俺がお前の電撃が効いてないのが気に食わねえのか」
子供でもドラゴン、プライドが高いって事か。
「生憎、俺は電気に強い体質でね、お前程度の電撃は効かねえよ」
バジッ。
「オイ、効かねえって…」
バジバジッ。
「オイ…」
バジバジバジッ。
「………」
「ラ、ラッセー君、お痛はいけません!!」
バジ。
「…アーシア、ソイツを一発殴らせろ…」
「ええっ!?ぼ、暴力は…」
「…安心しろ…コイツは躾だ…確かに俺は平気だ。だがな、俺の制服や巻き添えを食らってるヤツは全然平気じゃねえんだよ!!」
俺の制服は今までの電撃であっちこっちが黒焦げどころか煤と化し、ボロボロだった。
だが、それよりも酷いのは巻き添えを食らったイッセー達男性陣だ。
俺以外、みんな気絶していた。
「キャアアアッ!!!!み、皆さんしっかりしてください!!」
すぐさま、アーシアが回復したお陰で意識が戻った。
「オイ、ラッセー!!男嫌いやプライドが高いのは百歩譲って分かった。でも、限度って物があるだろうが!!」
「そうだね、少しお痛が過ぎたね」
イッセーはともかく木場までマジギレだった。
「み、皆さん落ち着いて下さい…」
「…アーシア先輩…」
「…アーシアちゃん…」
「ハウゥウッ!?…な、何ですか、千秋ちゃん、鶇さん…」
アーシアは千秋と鶇の笑顔の圧力に腰が引けていた。
ラッセーも二人の威圧感に怯えていた。
「…ソイツ、蹴らせて…」
「ダ、ダメですよ!?」
「…その子、貸して…」
「な、何をする気ですか!?」
「…ラッ/セーにするだけだよ…」
「よく分かりませんがダメですッ!」
結局、俺の拳骨一発で済ます事になった。
その後、ラッセーは俺とイッセーには電撃を浴びせなくなった。
結果、木場が電撃を一身に浴びる事になった。  
 

 
後書き
最後、木場が不幸な事に(まあ、聖剣計画の苦しみ比べればマシと思ってそうですが)。 
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