インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
実力の差
Side:真理
「織斑一夏…いきなり荷電粒子砲を撃っての挨拶か。元気がいいな最近の男子高校生は」
「楯無さんを離せ!」
……は?、何言ってるんだ。俺は刀奈を助けて、織斑千冬の所に向かってただけなんだけど。
「お前、ここに来るまでに何を見たんだ?俺はコイツを助けただけなんだがな」
「あっちで倒れていた奴らをあんなにしたのもアンタなんだろ!そんな奴の言葉なんか信用出来るか!」
つまりコイツはあんな怪しさ抜群の奴らより、俺の方を敵だと認識したのか、バカ過ぎるだろ
「俺は別にお前みたいな甘ちゃんに信用されても嬉しくない」
「何だと!!」
なんか、織斑一夏を見ているとイライラしてくるな。何でだ?
「……じゃあお前が俺を倒したら、コイツを渡してやる。全力で来い」
俺は刀奈を壁の所に寝かせてやると織斑は驚いた顔でこっちを見ていることに気がついた。
「さっきは遠慮無しに荷電粒子砲を撃ち込んできたのに、手ぶらの相手は攻撃出来ませんって顔してるぞ」
「アンタは武器を出さないのかよ?」
「安心しろ。俺はたかがお前如きに負ける程弱くは無い」
「ふざけるなあぁぁぁぁぁ!」
織斑は怒り顔でこっちに向かって来た。本当にコイツにはガッカリさせられる。こんな簡単に冷静さを失うとは思わなかった。
ドンゥゥゥン!!
織斑は俺の目の前で地面に吸い寄せられ、地面に叩きつけられた。
「どうだ、地面に叩きつけられた気分は?普通、IS展開してても、ブラックアウトかショック死くらいはするんだよな」
「何だこれ!どうなってるんだ!?」
俺はあらかじめ、俺の前方に磁力のトンネルを作っており、織斑が中に入った瞬間に白式に+の磁力をかけて、地面は強い-の磁力でコーティングして叩きつけただけである。なんで無事なんだコイツ?
「結局、お前は俺に傷一つつけることが出来ない雑魚ってことだ。お前には力が無い……お前の姉、織斑千冬は弟の教育も出来ない奴だってことだ」
俺が織斑にそう言うと織斑の体が光始め、IS武装の刀が展開して、エネルギーの刃が出てきた。まさかこれは……
「千冬姉をバカにすんじゃねえ!」
間違いない。これは織斑千冬のワンオフ・アビリティー『零落白夜』だ。何故コイツが使える?
「いち、かくん……かれ…は…てき…じゃ…ないわ」
「楯無さん!」
「かた…楯無起きたか」
「しんり…わたしが……あげ、たでーたを…をいちか…くんに」
「はぁ、分かったよ」
俺は織斑に掛けた磁力を解いて織斑にデータを渡した。
「織斑。そこに織斑千冬がいる、お前はそこに急いで行け。楯無は俺が連れて行く」
俺は刀奈をまたお姫様抱っこして、持ち上げるのを織斑は半信半疑な顔しながら先に目的地に向かった。俺は刀奈にあることを聞いきながら、歩いた。
「刀奈、なんであいつは『零落白夜』を使えるんだ?…いや、そんなことより、俺が転入して来たら織斑を完膚無きまでに叩きのめしていいか?」
「だめ…よ……しあいを…するのは…いいけど」
「安心しろ殺しはしない。3分の2殺し程度で勘弁してやる」
「…それはん…ごろし…じゃない」
「まぁそうだな」
俺達はそれだけ言って目的地に向かった。
後書き
お久しぶりですね皆さん。
感想の所には一夏を叩きのめせなどありましたが、今回はこの程度で済ませましたが、しばらくしたら一夏を完膚無きまでに叩きのめる話を作りますので。
この作品を応援してて下さい。
ページ上へ戻る