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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!

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クラス対抗戦! 思わぬ乱入

『どういうおつもりかなミスター龍神、ISコアを奪うなど』
「奪うとは人聞きが悪い、あれは此方が謝罪の為に要求してみたらアメリカは譲ってくれたものですよ。それとこんな召集は早く終わらせて下さい、私はこれから加盟国の代表者とのサミットを控えているのですから」

IGONEO 会談室

そこではアリトを連れた龍人がモニター越しに誰かと話していた。約10数名の人達、龍人と会談をしているのは国際IS委員会の面々、少し前にアメリカからISコアを奪取したした事で召集を掛けられていた。が本来は委員会でも龍人は呼び出せる立場ではない。委員会の殆どは女性で構成され、その全員が女性至高主義という腐った至高の持ち主であるという事。

『男の分際で・・・!』
「おやぁスペイン代表、そういえばスペインは最近グルメ税を支払いが滞納していますねぇ・・・。我々IGONEOの加入及び維持条件でもあるグルメ税の支払い、それが出来ないようですね?」
『男がトップの所に払う金などない!!!』
「よしアリト、スペインの加盟取り消し。輸出も前面ストップさせろ」
「かしこまりました会長、早急に済ませます」

龍人はあっさりスペインを切り捨てた。IGONEOがいる今では食材の流れは殆どIGOがコントロールしている。食材を輸入するにしろ、輸出するにしろIGOの許可と審査が必要となる。そして加盟を取り消されるという事は自力で輸入輸出ルートを確保する必要性があるということ。が、IGO非加盟の国と加盟している国が食材の輸入輸出をするには手数料が掛かり通常よりもかなり割高と成る。加盟国同士であれば割安になるのだが、よってIGONEOから除名されるという事は国内の食料事情は時刻の自給率だけで何とかしろっと言ってるも同然なのだ。

『ちょっちょっと待て!!』
「もう遅い、スペインの首相には伝えてある。もしも嫌なら・・・嫌もう手遅れだな。良いか、覚えとけてめぇらの言葉一つで自国が窮地陥る事だって出来るって事を忘れんじゃねぇぞ」

他の委員会ものどを鳴らして首を立てに振った。

「会長、除盟手続き完了致しました。相手のプライドを尊重するような言い方をしたら快く除盟して頂けました。そしてこの件は既に報道機関に流しておきました。これで事実の改ざんも出来ません」
「完璧だアリト」
「感謝の極みです」

スペイン代表は目から光を失い、ぐったりとしてイスに座り込む。恐らく本国に戻ったらとんでもないバッシングが待っている事だろう。

「さてアメリカについては自業自得だ、この私の身柄を拘束して交渉条件としたのですから。しかもISまで投入して、まあアリト一人に全滅させられてましたがね。あのときの剣捌き見事でしたよアリト」
「お褒めに預かり恐縮至極」
「それでは委員会の皆さん私はこれで、これ以上の会議など無意味ですので、それでは」

そう言って龍人はアリトを連れて会談室から出て行った。そしてスペインはIGONEOとの同盟を断ち切られてしまい、輸入ルートが全て断ち切られてしまって大パニック。女性主義の首相がIGOには頼らんと勢いで除盟してしまったせいだ。この数ヶ月後、泣いて再び加盟を頼む哀れなスペイン首相の姿があったと明記しておこう。


時と場面は変ってIS学園

クラス対抗戦当日。今日に至るまで一夏は超獣龍を自分なり調整を行う程度の事はしていたが、その他の訓練などは一切行っていない。実際訓練だ度必要はないのだが

「一夏、本当に訓練をしなくて大丈夫なのか」

ピット内で一夏は準備体操をして身体を伸ばしていると箒がいきなり乱入するように入り込んできて一夏に言葉を掛けるが、一夏は無視。一夏は箒の事をを友人とも思っていないしただのウザくてしつこいストーカー気質のクラスメイトと捉えていた。

「お前に答える義務は無いな」
「一夏様、そんな人より意気込みを。それと私を鞭をっ!!」
「ついでにアンタは黙りなさい残念系美人」

その時、一人の人物がピット内に入ってきた。その人物はアリト・ブロンデーだった。

「おおアリトさんどったの?こんな所まで来て」
「会長より一夏様の専用機の状態確認、性能の審査です。それを報告書に纏めて提出するようにと言われております」
「ふ~ん・・・んじゃ良く見とけよ」
「はい、見学させていただきます」

一夏は超獣龍を展開してピットからアリーナへ飛びだした。既にアリーナではISを展開した鈴が待ち構えていた。

「待ってたわよ一夏!ここで勝負が盛り上げる為に一つ賭けと行こうじゃないの!!」
「賭け?」
「そうよ!アンタが勝ったら私が食事をおごってやるわ!!」
「ほほぉう?」

一夏の目が激しく光り輝く。賭けは金よりも食事をかけたほうがテンションが上がる、それが一夏である。

「んじゃいくわよ!!」
「おう!!!食事ゲットだぜ!!!」

そして戦いの火蓋は切られた。

まず先に仕掛けたのは、鈴であった。双天牙月を強く握って、一夏に突撃していく。一夏は超獣龍の唯一の武器、超振動分子分解クローを展開した。手の甲から真っ黒い鋭利な爪が飛び出す。右手の爪で目の前を払うようにして双天牙月とぶつける。そして超振動クローは、そのまま双天をまるでまな板の上で切られる野菜のように容易く切り裂く。

「うっそ!?」
「ちぇぇえやぁぁぁああ!!!!」

残った左腕で鈴の両腕を強くはじき、左足を上げて構える一夏。

「ドラニカル!!」

左足で鈴の脇腹を捉え、次の瞬間には右足で軽くジャンプして鈴の肩を蹴りつけ、そのまま思いっきり身体を回転させて鈴ごと大回転する。

「うわぁぁあああ!!!?なんのなのよこれぇえええ!!!?」
「おぉぉるらぁぁぁぁああああ!!!」

そして途中で足を鈴から離して一夏は着地して、一気に地面を蹴って鈴目掛けて跳躍する。鈴は地面に強く叩きつけられまだ頭がぐらぐらしている中目を開くと、目の前まで一夏が迫っているのに気付く。

「っ!?」

鈴は肩の非固定浮遊部位から、衝撃砲を繰り出す。それは目には見えない弾が一夏目掛けて飛んでいく。が一夏は冷静にクローをクロスさせるそうに抜き放って衝撃砲の放った攻撃を切り裂いて、鈴の目の前に到達してそのまま腹部を蹴りつけた。

「くっ!!!!」

鈴はかなり後方へ吹き飛ばされるが、とっさに後ろへステップを踏んでダメージを軽減した。がそれでも衝撃は凄まじく意識がぶっ飛ばないのが不思議というレベル。

「くぅぅう・・・まだまだこれからよ!!!」
「そうこなくっちゃ!!!」

二人が気合を入れて構えなおすと、チュゴォォォン!!
凄まじい爆音がアリーナに響く。アリーナのシールドを突き破り何者かが、侵入してきたのだ。一夏は進入してきた者を睨み付けた、そして乱入して来た者に見え覚えがあった。

「おいおい、あれって・・・GTロボ!?」 
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