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インフィニットストラトス サタンと契約した憤怒の一夏

作者:マンモス
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仲間

「一夏君。君って組織力が無いよね」

仕事も無くヒマなので永良の店に行き新聞を読んでいると、唐突に永良がこんなことを言ってきた。

「組織力が無いのは当たり前だろ。こんな仕事やりたがる奴なんかいるワケないし、1人の方がやりやすい」

「そんな一匹狼気取ってるとモテないよ。それに君、昔友達とかいなかったんじゃない?」

「失礼な。モテはしなかったが友達はそれなりにいた」

俺がそう言い返すと店の扉が開いた音がしたので振り返ると買い物のから帰ってきた朝川だった。

「あら来てたの」

「お帰り、水美ちゃん。早かったね」

「ここからお店近いですから。それより何を話してたんですか?」

どうやら俺達の会話が聞こえていたらしく、朝川が永良に聞いてきた。永良が朝川に教えると朝川は笑いながら、袋に入っていた、牛乳を冷蔵庫に入れた。

「確かにアンタモテそうに無いわね。顔はイイけど、弟君よりかモテなさそうだし」

「アイツは結構女子からモテてたから。……ていうか、なんで朝川が十秋の事してるだ?」

「知ってるわよ。三週間だけとはいえ同じ学校だったんだから」

「お前の行っていた学校ってIS学園だったのか!?」

「そうよ、クラスは違ったけど。それに私は友達経由でIS学園の事件とかの情報を教えてもらって永良さんに私が教えてるの」

「箝口令が出されてるのによく教えてくれるよね、その友達」

永良は水を飲みながら、笑って言ってきた。水を飲み終わると永良はさっきの組織力の話に戻しながらある提案を言ってきた。

「そうだ、一夏君。水美ちゃんを仲間にしたらどうだい。そしてなんか特典としてISを渡すとかしてさ」

永良の今まで以上にアホらしい言葉に俺も朝川も驚いている。

「永良、お前アホか?朝川を仲間にするのは置いといて、ISは無理があるぞ。そもそも俺はサタン以外のISは持って無い」

「けど、確かサタンの中には六機のISの設計図が入ってるんだよね?」

「永良、それはISの外装の設計図だけで、ISを動かすためのコアが無いんだ。それに外装の設計図だけで俺はISを作ることは出来ないんだ!」

俺がそう説明するとさっきまで黙っていた朝川が口を開いた。

「別に私は仲間に入ってもいいわよ。けど永良さん。なにかイイ案があるって顔してますね」
 
「さっすが水美ちゃん。実は俺、あるIS企業の社長と繋がりがあってね。そこの社長さんさ、お子さんを通り魔に殺されてね。そういった悪を許さない人なんだ。だからその社長さんにIS作りを頼んでみようか」

永良の今の言葉にサタンが考えてを頭の中に伝えてみた。

(確かに永良の言う通り、組織力があるのはイイと思うぞ一夏。それにメンバーがいる分効率よく悪を消せるぞ)

(……確かに、けど代償があるしな、…そうだイイ考えがある)

「永良のその社長に連絡をしてくれ、それと朝川お前が仲間になるのはイイがその時はお前には情報収集を頼むことにするぞ」

「あら、てっきり私にも殺しの仕事をさせるのかと思ったけど」

「一般人に人殺しさせるわけないだろ。それにお前は永良から情報収集のやり方を教えて貰ってるからな。ちょうどイイISの設計図があるんだよ」

殺人教唆したくせに。などと言った永良を畳んだ新聞で叩いて黙らせた。

「いいわよ。それにIS学園の友達から情報を貰ってくるわよ」

「そうかなら、頼む」

そうして、朝川は俺の仲間になった。










 
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